そして、南はカシオペアデラックスへ行って見た。
「えっ、何これ。」
と、南は驚く。
何と、カシオペアデラックスで男性が拳銃で撃たれて死んでいたのだ。
「それで、不審な客は。」
「それが、居ないんだ。」
「えっ。」
「いや、私は見てないわ。」
寝台特急「カシオペア」のカシオペアデラックスで殺人が起きたことは、すぐに最寄りの鉄道公安隊に連絡した。
「何、寝台特急「カシオペア」のデラックスで殺人が起きた。」
と、連絡が入った。
「発見者は、あなたですね。」
「ええ。」
「もう1人の発見者は、その男か。」
「ええ、そうよ。」
「失礼ですが、犯人は見たのかな。」
「うーむ、怪しいと言えばコートとサングラスと帽子をかぶった男がいたんです。」
「なるほど、そこから逃げていくのを見たんだね。」
「ええ。」
「どこで、降りたかわ。」
「そうですか、後で警察の方でも聞かれますから、その時は。」
「ええ。」
個室寝台で、殺害されたのは東京の青山 哲夫さん62歳と判明した。
凶器は拳銃、現場から落ちていた薬莢から使用された拳銃は9mmパラベラム弾で使用された事から自動拳銃はと判明した。
「それで。拳銃の音はしなかったですか。」
「そうね、トンネルの中でしたから。」
「もしかして、青函トンネルですか。」
「ええ。」
「なるほど、犯行は青函トンネルを通過中に拳銃に撃たれて殺害した。」
「ええ。」
「間違いない。」
「はい。」
と、その時だった。
「あれ、このドアが開いているわ。」
「あっ、本当だ。」
「犯人は、ここから逃げたって事じゃないかな。」
「そうか、犯人は非常ドアを使って逃げたんだ。」
「でも、何処へ逃げたんだろうか。」
暫くして、警察と鉄道公安隊が到着した。
「北海道警察の西村です。」
「こちらが第一発見者の磯野さん、それから目撃者の水木さんです。」
「ほう、するとあなたは?。」
「私は鉄道公安隊の南と言います、直ちに現場保存をしておきました。」
「ほう。」
「恐らく死因は銃殺と思われます、現場には薬きょうが2発落ちていました。」
「ほう、なるほどね。」
「使用された拳銃は、9ミリ口径だから自動拳銃ですね。」
「被害者の身元は分かってるのか。」
「ええ、被害者は東京在住の青山哲夫と判明しました。」
「この状況からすると怨恨の可能性が高いな、すると犯人は何処へ消えたんだ。」
「トンネルを通過後に降りたんですかね。」
「それも、考えられるな。」
「でも、どうやって下車したんですかね。」
「ああ。」
寝台特急「カシオペア」のカシオペアデラックスで殺人が起きた。
犯人は何処で下車したのか?