「やはり、今回起きた殺人は脱税事件と関係しているんですかね。」
「ああ、我々はその線で捜査してみましょう。」
と、西村警部は言った。
「この拳銃はアメリカから密輸してきたんでしょう。」
「9ミリ口径って事は、自動拳銃ですね。」
「ええ。」
「それから、小樽から乗船券が。」
と、南は見た。
「上海!」
「ええ。」
「被害者は、海外へ高飛びするんですかね。」
「パスポートもあったから、北海道へ行った後に中国へ行くつもりだったんですよ。」
「なるほどね。」
「犯人は暴力団関係でしょうか?。」
「それも、考えられるな。」
そこへ、1人の刑事がやってきた。
「遅いぞぞっくり、川添。」
「すいません、調査していまして。」
「誰ですか、その人は。」
「うちの部下の川添義久巡査部長だ。」
「今回の事件の捜査を担当する川添です。」
「私は、鉄道公安隊の南です。」
「どうも、小樽署の谷です。」
「同じく兼子です。」
「死因は、毒殺だから誰かが缶コーヒーの中に青酸カリを混入させてその人に渡して殺害したとみて間違いないですね。」
と、兼子は言った。
「それで、怪しい人物は見なかったんですか?。」
「いやー、それが10時頃でしたので怪しい人物は見なかったそうだ。」
「そうか。」
そこへ、歩夢とシオンがやってきた。
「南さん、何があったの。」
「歩夢ちゃん、ごめん、ごめん。」
「何があったの。」
「小樽港で殺人が起きたんだよ。」
「えっ、小樽港で殺人。」
「そうなんだよ、その被害者も乗ってたんだよ、寝台特急「カシオペア」にね。」
と、南は歩夢と侑とシオンに言った。
「旅行中に事件に合うとはね。」
「でもさ、蓮ノ空の時も事件に会っていたわね。」
「そうそう、以前は特急「サンダーバード」に乗っていったからね。」
「今回は、北海道へ行くには寝台特急「カシオペア」に乗れてよかったよ。」
「うん。」
そして、南は小樽署へ向かった。
北海道警・小樽署
「では説明します、被害者は一昨日の夜に上野から夜行に乗り、小樽へ来ていたことが分かりました。」
「そして、きょう未明に何者かに毒殺されたと。」
「被害者はどうして乗船券なんか持っていたんですか?。」
「話によると、彼は小樽へ行った後に次の日に上海へ行こうとしていたそうです。」
川添は言った。
「小樽へ行って、次の日に上海へ行って次の日に帰国予定だったんですね。」
「ええ。」
「なるほどね。」
「どうやら、この事件は脱税事件と関係しているんでしょうか?。」
と、南は言った。
一連の脱税事件と関係しているのだろうか?