「寝台特急「カシオペア」と定山渓で起きた殺人もいずれも拳銃か。」
と、高杉は言った。
「はい、現場から落ちていた薬莢から使用された拳銃は9ミリ口径のオートマチックと判明しました。」
「9ミリ口径か。」
「やはり、暴力団から密輸してきたんでしょうか?。」
「それも、考えられるな。」
「南も、大変だったな。」
「ええ、旅行へ行く途中で事件に合うとはね。」
と、南は言った。
「それで、カシオペアで起きた殺人で何かわかったか。」
「ええ、途中で下車していくところを目撃しています。」
「ほう、なるほど。」
「目撃者の話では、コートとサングラスとキャップ帽を被った男が走り去っていったそうです。」
「と言う事は、何処かで下車してそこから逃げたんですかね。」
「ああ、それも考えられますね。」
と、梶山は言った。
「男は吉岡海底駅から函館でしたって事は考えられるかな?」
「いや、吉岡海底駅だと運転停車だから下車は無理だろう」
「それもそうだな。」
そこへ、中野がやってきた。
「班長、被害者2人の関係が分かりました。」
「えっ、それは本当か中さん。」
「被害者は、高野交易の社員と役員と判明しました。」
「えっ、中さん高野交易って言ったら今、脱税と収賄で話題になっているじゃないですか。」
「ええ、今回の事件は高野交易の脱税と収賄と関係しているんじゃないでしょうか?。」
「ああ、それも考えられるな。」
「それで、今どうしているんだ。」
と、南は松本に言った。
「とりあえず、菅原と三輪がある会社員に話をしているそうだ。」
一方、三輪の菅原は高野交易の西田 武蔵に話を聞いた。
「えっ、事件当日は仙台に言っていたんですか。」
「はい、2泊3日で仙台と松島へ行っていたんです。」
「ほう、松島ですか?。」
「はい、僕は俳句をしてるので次のサークルで披露するから仙台と松島へ行ったんです。」
「ほう、仙台と松島に。」
「ええ。」
「すると、東北新幹線か常磐線経由の特急ですか?。」
と、菅原は西田に言った。
「ええ、寝台特急「カシオペア」には乗りせんでしたけど、仙台へ行くときは特急または東北新幹線を利用するから。」
「ほう、仙台と松島か。」
三輪はすぐにメモを取り、西田に話をした。
「そうですか、仙台と松島に。」
「はい。」
「それじゃ、犯行は無理ですね。」
菅原と三輪は、高杉に報告した。
「そうか、西田は事件当日に仙台へか。」
「ええ、2泊3日で仙台と松島へ行っていたそうです。」
「裏付けはしています、したがって寝台特急「カシオペア」には乗る事はできません。」
「そうか、犯行は無理ですね。」
「ええ。」
本当に、仙台と松島へ行っていたのだろうか?