寝台特急カシオペア連続殺人事件   作:新庄雄太郎

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そして、彼は事件当日に仙台へ行っていたことが分かった。


第9章 第二の殺人

「何、西田は事件当日に仙台へ行っていたと。」

 

と、高杉は言う。

 

「はい、恐らく東北新幹線「やまびこ」か常磐線特急「ひたち」に乗って仙台へ行ったと言っています。」

 

「2泊3日で、仙台と松島へ行っていたそうです。」

 

「ほう、仙台と松島へは何で。」

 

「西田の話だと、俳句サークルに参加している為今回俳句めぐりしていたそうです。」

 

と、南は言った。

 

「2泊3日で、仙台か。」

 

「仙台って事は宮城か。」

 

「ええ。」

 

「いやー、犯行は無理ですね。」

 

「この時間帯だと、西田は仙台市内のホテルで1泊していますから。」

 

「そうか、寝台特急「カシオペア」には乗る事は無理ですね。」

 

「ええ。」

 

そこへ、西田がやって来た。

 

「いやー、公安には疑いをかけられまして、証拠を持ってきたんですが?。」

 

と、西田は特捜班に写真を見せた。

 

「ああ、写真ですか。」

 

「ええ。」

 

「では、見せてもらいますね。」

 

「はい。」

 

早速、南は写真を見せてもらった。

 

「確かに、仙台と松島へ行っていますね。」

 

「ええ、松島へ行った時は俳句を考えていました。」

 

「なるほどね。」

 

「そうか、松島は確か「奥の細道」で有名な観光名所ですね。」

 

「そうなんですよ。」

 

「で、帰りの方は。」

 

「それで、帰りは仙台から東北新幹線に乗って帰りました。」

 

「なるほど、行きは常磐線特急「ひたち」又は東北新幹線「やまびこ」で、帰りは東北新幹線に乗って東京へ帰京したんですね。」

 

「ええ。」

 

「そう言えば、仙台駅で2人の女子大生がいたけど。」

 

「えっ、帰りは一緒だったんですか?。」

 

「ええ、丁度3列シートで隣でした。」

 

「なるほど。」

 

次の日、西田の旅行の日程は次の通りでした。

 

1日目 東京から出発 仙台へ 市内のホテルで1泊

 

2日目 仙台から松島へ 

 

3日目 松島-仙台-東京で列車に乗り継いで東京へ帰京

 

「アリバイ成立ですか。」

 

「ええ。」

 

「改ざんした形跡もないね。」

 

と、南は言った。

 

「それで、一緒にいた女子高生って言うのは?。」

 

「ええ、東京の大学生らしいんです。」

 

「へぇー、なるほど。」

 

西田の証言の元で、菅原と岩泉はその2人の女子大生に愛に言った。

 

「ええ、この男と一緒でしたよ。」

 

「それは、本当ですか。」

 

「ええ、確か私が小樽へ行った後に仙台へ行ったから、帰りにその男と一緒だったの。」

 

「なるほどね、間違いないですか。」

 

と、岩泉は言った。

 

「え、間違いないわ。」

 

「それで、東京駅で別れたんですね。」

 

「ええ、そうよ。」

 

岩泉と菅原は、高杉に報告した。

 

「そうか、女子大生も証言してくれたのか。」

 

「はい、仙台駅で丁度一緒だったという事が分かりました。」

 

「ああそう言えば、この女子大生も一緒に乗っていたな。」

 

「えっ、それは本当か。」

 

「はい、寝台特急「カシオペア」に乗る時に上野駅で。」

 

「そうか。」

 

そして、次の日。

 

特急「ひたち」の車内にて

 

「ねぇ、誰か倒れているわ。」

 

「本当だ。」

 

そして、客を起こそうとしたが。

 

「キャッ」

 

「この人死んでるわ。」

 

と、そこへ車掌がやって来た。

 

「どうしました。」

 

「大変なのよ、この客が倒れたんです。」

 

「何だって、お客様、お客様、どうしましたか。」

 

そして、通路で倒れたのだ。

 

「はっ。」




そして、事件は急展開になってきた。
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