エンド・オブ・ヒーロー   作:神剣狩刃

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第四話 掌の上で踊る会議

今日は死穢八斎會の若頭が来るらしいわ。

「俺の傘下に入れ。お前達を使って見せよう。

そして俺が次の支配者になる。」

 

なるほど、面白そうね。敵になったはいいけれど目標がなかったわ。

『支配者になる』。バカでよさそうじゃない。

 

「帰れ。」

明らかに死柄木君が不機嫌そうに言い放つ。

「私たち誰かの下に」

「ちょっと待って死柄木君、マグネさん。

…この人がただ何の策も用意せず来ると思う?」

飛び出しそうなマグネさんをたしなめつつ、アタシが割って入る。

 

「お前は…少しは話ができそ」

「アタシの蹴りは骨折よりも痛いらしいわ。」

アタシは治崎の股間を思いっきり蹴りあげる。

 

「ごっ…!?」

「こんな不意打ち喰らうやつが『支配者になる』ですって?こっちから願い下げ」

治崎の手に触れたアタシが破裂する。ドロッと溶けて消えた。

「なに…!?」

「なあ、治崎…話し合いをうまく進める方法を知ってるか?」

 

「「「『主導権を握る』ことだ。」」」

 

たくさんの『死柄木君達』が声をそろえて言う。気持ち悪いほど怖い。

 

『"二倍"を使って分身を生み出しておいて話を進める。』

これはアタシたちが事前に相談して決めたことだ。

相手は今日まで生き延びたヤクザ者。おそらく何か仕込んでいるはずだ。

それに対抗するにはアタシ達は経験も人数も足りない。

 

だからトゥワイスの"二倍"を利用する。

トゥワイスの"二倍"は本当に反則だ。物量においてアタシたちが負けることはない。

"個性"も再現して増やせるのだから質も負けることはない。

 

つまり『支配者になる』のはアタシ達だ。後はそれに至るまでのプランを考えるだけ。

偶々トゥワイスがアンタを見つけて連れてきただけで、そちらに選択権はない。

要するに…

 

「「「ここで協力しなかったらアンタらを殺してもいいってこと。」」」

死柄木君に負けじと『アタシ達』も決める。

 

「「「モトちゃんかっこいいです…」」」

『トガちゃん達』が『アタシ達』をほめてくれる。

 

「「「オイオイ!俺のお陰だろ!?褒めてくれよ!別にいいぜ!」」」

『トゥワイス達』がやかましく主張する。

 

「「「基子ちゃん。ヒヤッとするからそういうのは控えてくれると嬉しいな。」」」

『トゥワイスさん達』が『アタシ達』をたしなめる。

 

「「「でも…作戦大成功ね。治崎さんは青ざめてるわ。」」」

『マグネさん達』がからかうようにオホホと笑う。

 

これがアタシたちの『敵連合』のやり方だ。

 

「…いいだろう…協力しざるを得ないようだな…」

「若…いいのですか…?」

治崎が股間を抑えながらよろよろと立ち上がる。

「無傷で話し合いを終えられただけで十分だ…

連絡先はここだ。作戦会議は…また後日とさせてくれ…」

そういって治崎たちは立ち去って行った。

 

アタシ達は分身たちを片付け会議を始める。

「でだ…誰が作戦会議に行く?」

「戦力としてはまず弔くんでしょ…」

「アタシはパス。もう一発蹴っちゃうから。」

「話まで蹴っちゃったらダメだからねえ…」

「オヤジギャグです。ちょっと寒いです。」

「俺があっためてやるぜトガちゃん。面白かったぜ!」

こちらの話し合いは少し難航しそうだ。




とんでもないことになってきましたね。
こちらの話は無双がほとんどなのでさっぱり目に書いていきます。
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