歌い終わった彼女がこちらに近づいてくる。少し隠れて聞いていたのでバレないと思っていたが通り道のすぐ近くの茂みの中にいたので真横を通られると普通に見えるし少しでも動けば音でバレてしまうかもしれない。とてつもなく焦っていたその時、
「にゃーん」
間抜けな鳴き声が、滝の方向から聞こえてきた。
「近くに猫でもいんのか?」
と思ってきるとどうやら彼女の猫なのか
「ようやく見つけた、待ってよにゃーたん!」
と滝の方へ歩みを進める。
「あっぶねぇぇぇ。」
あのまま近づかれてたら終わってたな。あのまま近づかれてたら歌ってた人の後ろでコソコソしてるヤバいやつになってたし、いやもうなってるか
あいつのこの上行ったことあるんかな?あそこめっちゃ急に滝になるから怖え、初めてならワンチャン気づかず落ちる可能性だってある。
「見に行ってみるか、、、」
なんともないといいが、怪我されたり落ちたりしたら夢見が悪いからな
山を森を進んで数分が経過した頃、彼女の声が奥から聞こえる
「ようやく捕まえた、ダメでしょ勝手に変な場所に行ったら!」
どうやら捕まえたようだ。これなら多分もう大丈夫だろう。私はこれにてお暇を
「アッ、バランスが、、、崩れてっうわっ!」
後ろでバランスを崩したであろう彼女の声が聞こえる。まずいと思った俺は咄嗟に近づいて彼女の体をグッと引っ張り戻してやる
「大丈夫か?」
俺って人引っ張れるほど力あったっけ?これが火事場の馬鹿力ってやつか。
「いえ、大丈夫、、、です。にゃーたんもこの通り無事です。」
と抱き抱えていた猫をこっちに見せつけてくる。
安心したせいか腰が抜ける。
「良かった〜 間に合って。」
「人の気配がしたから登ってみれば、、、ここめっちゃ急だから見えないんだよねー周りには気をつけた方がいいぜ。そう何度も助けられるわけじゃないんだから。」
「ア、、、、エット、ソノ わかりました、、、、気をつけます、、、、」
こいつめっちゃコミュ障じゃねえか、気まずいんだが、、、カッコつけたはいいものの無言の気まずい空気が漂っていた。
「じゃあ俺はそろそろ帰るわ。あんたも気をつけろよ〜」
と別れの言葉を言いその場を立ち去った
あんたの歌、最高だったぜ。と小声で呟きながら
その日は珍しく夢を見なかった。まさかここまで来といて中途半端にこの夢を終わらせないでくれと思いながら重い瞼を無理矢理開く。時間は、、、
8:00
自転車で行けば十分間に合う時間だった。体の緊張も溶けて体も元通りになっていた。
少し安心し体が睡眠を求めていたため二度寝をし、遅刻しそうな時間になっていたのはまた別の話
本当に申し訳ない限りです、、、本当、、、
夏休みなんで課題が多すぎてまともに書ける気配がなかったのでひと段落したのでとりあえず投稿します。今はストックが一切ないのでまた遅くなると思いますが何卒よろしくお願いします