百合は何処へ!?薔薇がトゲを刺しに来るんだけど!?   作:マメットナイツ

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続いたぜ。でも相変わらず短いぜ。
非力な私を許してくれ……


第3話

 

 

 

 

 

 

私は彼女と…シロと出会った日を、決して忘れることはないだろう。

 

 

鳳暦2012年。人類によって鳥娘が生み出され、鳥娘のための教育機関が作られることが世間へと公表された。

 

 

鳥娘達は見た目こそ、普通の女の子だ。

しかし鳥娘としての力を解放すれば、その肉体に鳥の特徴を浮かび上がらせる。

その特徴は鳥娘によって様々で、ある子は背から翼を、ある子は腕そのものが翼に、ある子は脚が鳥と同じモノになったりする。

しかもその身体能力は、常人のソレを遥かに超えている。

 

そんな彼女達に実戦的な教育、さらには戦闘指揮を行う存在「テイマー」は全国より適性のある人間が選ばれることになり、当時はただの地方教師であった私に何故か白羽の矢がたった。

 

 

突然のことに私は戸惑いながらも、当時はまだ建造中のネスト本部へと足を運んだ。

 

 

 

 

「君が……テイマー、なのかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透き通った、降り頻る雪のような声だった。

振り返れば、そこには1人の少女。

 

 

 

 

 

 

 

病的なほどに曇りない純白の髪を短く切り詰め、桜桃のような赤色の瞳を輝かせた、誰もが見惚れてしまうだろう美しい少女。

 

 

 

 

 

「お……、僕はシロ。よろしくね!」

 

 

 

 

 

 

 

………………呼吸すら忘れてしまうような光景から意識を戻し、彼女へと返事を返す。今思えばあの時に私は……、彼女の容姿に一目惚れしてしまったのだろう。

 

 

 

 

[私は……⬜︎◽︎⬜︎◻︎⬜︎。君の……テイマーだ。よろしく、シロ。]

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[全く痛いじゃないか、マイハニー。]

「マイハニーじゃないし、痛くしたから当然だよ。」

 

 

赤く腫れた鼻をさすりながら、クソテイマーは温和な表情を崩さない。

いや崩せよ、鳥娘の全力はたきを受けたなら崩せよ普通。

というかマイハニーやめろホントに恥ずかしいから。

 

 

[うーん染みるねぇ……11時間振りの罵倒は!]

「その舌切り詰めてあげようか?ん?」

「あらまぁ、出会い頭にお熱いねぇお二人さん。」

「違うからトキ!熱いどころか冷めてるからね僕は!?」

 

 

トキもこの反応だし!

というか何で俺の場所バレたし、ここってネストからは離れてるはずなんだけどなぁ……。

 

 

 

 

 

[ありがとうトキ。トキが連絡してくれたおかげだよ。]

「いえいえ〜、テイマー君が雑務でお疲れだったからねぇ〜。シロちゃんとなら、いっぱいリラックスできるかなと思ったからねぇ。」

 

 

居たわここにバレた要因。というか結局連絡してたんかい!

あとテイマー、お前って俺以外には普通に会話するの何?

なんなら最初の頃は俺に対しても普通の会話と対応だったよね?

なんなの本当に?

どうしてこうなったんだよぉ〜……。

 

 

 

 

「トキぃ〜……、僕はむしろ疲れるよ。」

「まぁまぁ、テイマー君と仲良くねぇ〜。おじゃま鳥はここで去るよぉ〜。」

 

 

俺のゲッソリする仕草を無視してトキは、背から翼を広げ空へと飛び去ってしまった。

 

「ああもうッ!トキ!覚えててよね!」

[……そんなに嫌なの?私と居るの?……グスッ…ひどいなハニー……。]

「いやその言動が嫌なんだよ……。……ッ…。」

 

 

わざとらしい泣き真似をするテイマーに呆れてる俺は、ふと吹いた風に目を閉じる。

 

 

 

 

 

 

……そして風越しに感じた"イヤな感覚"に、俺は思わず顔を歪めた。

テイマーも俺の様子で気づいたのか端末を取り出し、その画面を覗いて舌を打つ。

 

 

 

 

 

 

「テイマー、ダイナストだ。それも近く。」

[そうだね。既にトキが向かっているみたいだ。]

 

 

 

俺は背中から翼を広げ、テイマーの脇から手を入れる。

テイマーは懐からモノクルを出し、右目へと装着する。

 

 

「テイマー、振り落とされないようにね。」

[ハニーの荒っぽい羽ばたきには慣れたよ。]

「ッ……舌噛まないでね!」

 

 

テイマーの言葉を無視して俺は勢いよく翼をはためかせ、テイマーを連れて空へと舞い上がった。

 

 

 




一応バトルファンタジーなので戦います。
ギャグだけではない……はず!
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