百合は何処へ!?薔薇がトゲを刺しに来るんだけど!?   作:マメットナイツ

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なんで短いくせに投稿が遅れたって?
戦闘シーンに大大苦戦しておりましたハイ。戦闘描写が上手い人ってマジすごい……尊敬します。


第4話

 

 

 

 

 

 

 

 

『ダイナスト』

 

地中深くより現れた太古の爬虫類……まるで恐竜のような姿を持つ機械仕掛けの怪物。

人類のあらゆる兵器を通さない装甲に、金属すら容易に引き裂く爪と牙に怪力、全ての生き物への途切れることのない殺意を振り撒く存在。

 

更に様々な姿形を持ち、その体型、サイズ、能力によって等級分けされている。

小柄で素速く、ダイナストの大半を占めるラプトル級。

パワーはないが、空を縦横無尽に飛翔するラドン級。

他のダイナストを遥かに超える巨体と、それによる圧倒的なパワーを誇るレックス級。

 

その他にも様々な固有の能力を持った等級が存在し、それを永遠と生み落とすマザー級を中心した人類の総人口すら上回る軍勢として現れたダイナストは、翼を持つ少女に一度撃退された。

 

 

 

 

それは何故か。

 

 

人類は少女の『⬜️⬜️』から採取したエネルギー物質、通称『翼の力』を解析し、様々な試作の際に鳥類と人間の融合物によって同様の『翼の力』を観測。

そして『翼の力』はダイナストの装甲を急速に『劣化』させる性質を持っていた。

 

鳥娘がダイナストと戦える理由、それはダイナストの装甲に触れることで翼の力を直接照射し劣化させ、鳥娘の怪力を更に加えることでダイナストの「コア」を破壊可能なためだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シロは翼をはためかせながら、遥か正面に立ち昇る爆煙を睨みつける。

 

〈グギャガギャギャ!〉

〈ガグャ!〉

〈グギャッ!〉

 

爆煙の中心で闊歩し、咆哮するのは多数のダイナスト。

その姿は細く、俊敏に走り回り人や建物を無差別に襲い、破壊していく。

 

「相変わらずの暴れようみたいだね…!」

[ネスト本部には既に出撃要請を出してある。あとのことは気にせずに好きにやってハニー!]

「わかった!ちょっと投げるよ!」

 

 

シロの手から投げ出された私は、ビルの上へと着地し指令用携帯端末『バードコール』を展開させる。

空中に映し出された画面にはダイナストの反応を示す印が30、鳥娘の反応が2つ。片方は既にダイナストの反応と重なっている。

一つはシロ、もう一つはトキだろう。

 

幸いにも今回のダイナストは小型の"ラプトル級"が大半、大型の"レックス級“は一体だけみたいだ。

 

 

[トキはもう戦っているみたいだね。ハニー、トキと合流してほしい。]

「はいはい、わかったよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とりゃあ〜!」

〈グギャガギャ!?〉

 

トキの気の抜けた掛け声とは裏腹に鋭く突き出された蹴りが、ラプトル級の装甲を貫き内側のコアを破壊する。

続けてトキは倒れ込むように手刀を突き出し、その先に居たラプトル級の首を穿ち、コアを抉り刺す。

 

「そーれ、あげるよっと!」

〈グギャ!〉

 

コアを破壊され動かなくなったラプトル級を振り払いついでにと、他のダイナストへと投げつける。

しかしラプトル級はそれを意に返さず、投げられた残骸を押し除けトキへと突撃するが……

 

 

 

 

 

 

 

 

「横から失礼ッ!」

ーザシュ!

 

〈ガャッグ!?〉

 

 

 

それはシロの突き出した"槍"によって阻まれる。

翼の力を宿したその槍はラプトル級のコアを正確に引き裂き、残骸すら残さず一瞬で焼失させた。

 

シロは槍についた燃え滓を払い、下段に構え直してトキの背後へと立つ。

 

「おお〜、シロちゃんナイスアシスト〜。」

「トキは戦闘中も、どこか抜けてるからね!」

「まぁね〜、私強いから〜。」

「それッ、否定できないから困るんだよね!」

 

 

シロとトキはそんな会話をしながらも、次々と襲いかかるダイナストを裂き、貫き、断っていく。

 

しかしラプトル級も群れとしての隊列を崩さず、絶え間なく乱撃のような強襲をかけ続ける。

 

 

[2人とも、気をつけて"道が開く"よ。]

「トキ!」

「はいはい〜。」

 

私の通信を聞いた2人が勢いよく上空へと飛び立ち、ラプトル級が追撃しようと身を屈めた瞬間

 

 

 

 

 

〈グィ

 

 

 

 

 

「とぉォォォォォォりまァァァァァァス!!!!!!!!!!」

 

 

      ギャ?〉

 

 

一筋の閃光が街を埋めるラプトル級の群れを切り開いた。

閃光の通過した跡には見るも無残に砕かれたラプトル級の装甲とコアが、あちらこちらに飛散していた。

 

そして閃光が止まった場には、異形の脚を持った少女が1人。

ふぅ…と息を枯らしながら、汗ばんだ髪を上げるとその快活な笑顔を見せた。

 

彼女はダチョウ型鳥娘の「環田(かんでん) チヨ」。

さっきの閃光のようなモノは彼女の変化した脚が生み出す、音速の走りによる残像にすぎなかった。

 

 

「テイマーさん!今日も最速でブチ抜けたッス!!!」

「ちょっとでも反応が遅れたら、私達も巻き添えになるところだったけどね〜?」

「うッ!それは……悪かったッス…。」

 

 

しかしトキのツッコミにあえなく撃沈し、肩をガクッと落としてしまう。

シロは「まぁまぁ」と彼女を慰めるジェスチャーをしつつ、僅かに生き残っていたラプトル級に槍を刺していく。

 

[今日もいい走りだったよ、チヨ。]

「ありがとうございますッス!」

 

 

再びパァと明るくなるチヨだったが、かえってシロは眉を顰め槍を担いだ。

シロの視線の先をチヨとトキが見れば、2人の表情は固まりそれぞれの構えに直る。

 

「テイマー。残りは…」

[うん、残りのダイナストはレックス級だけだ!]

〈ガァァァギィィイ!!!!!〉

 

 

 

そこには荒々しくアスファルトを踏み鳴らし、その顎で車を噛み砕き、見上げるほどの黒鉄の巨軀が鳥娘達を忌々しく睨み、レックス級は怨嗟に吠えた。

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうやら、始まったみたいだ。」

 

 

 

〈何故アレは、未来を知ってなお抗う?〉

 

〈どこまでバカなんだろね人類って!〉

 

〈それが霊長という失敗作だ。気にすることはない。……さて、あとは任せるよ?〉

 

…………

 

 

「ああ、お前たちはそこで見ていればいい。」

 

 

〈ふふ、良き自信だね。〉

 

 

「当然だ。」

 

 

 

 

 

黒き翼を翻し、少女は宣言する。

 

 

 

 

 

「地球意思によって次に絶滅するのは、人類に他ならないからだ。」

 

 

 




クソザコ戦闘描写で良ければ次回も見てぇくだせぇ!
感想が貰えたら続きます。(by 感想乞食より)
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