百合は何処へ!?薔薇がトゲを刺しに来るんだけど!? 作:マメットナイツ
これも開拓にハマってしまったが故か…!
(そもそも新作書き始めたのにゲームにハマるのはアホなのでは?)
我の名はゼロ。
地球意思の代弁者にして、審判者として生まれた鳥娘である。
我はこの時代にて覚醒し、地球意思より一つの使命を受けた。
〈大地に繁栄せし人類を、審判を持って滅せよ。〉
人類の罪を審判し、滅亡という罰を与える。
それこそが、我が受けた使命。
地球意思は人類という罪深き生命に怒りと哀れみを覚え、我という使者を使わせたのだ。
だが、審判とは簡単ではない。
何をもって罪とするか、罪に釣り合う罰はなにか。
それを見極め、証明し、罰を下すのが我の審判者としての役割。
しかし此度の審判では、既に人類に対し『滅亡』という罰が決まっているために、審判の過程が複雑化してしまった。
つまりは『滅亡という罰に見合った罪』を証明しなくてはならないということ。
その証明には、地球意思の代弁者としての立場だけでは足らず、また違う視点も必要となった。
通常の審判と異なり、長期間の審判となることは明白。
我の肉体は地球意思が創造せしモノだが、所詮は鳥娘。
長期活動には当然、生存のための活動資源が必要となる。
…………………………
故に、我は『バイト』というモノを初めてみたのだ。
生存のために狩りをするでもなく。
このような回りくどい上に、心身共に浪費するシステムに最初は困惑したが、しかしこのバイトというモノ中々に興味深い。
確かに労働とは簡単ではない。
どのようなモノでも労働内容に合致するだけの体力、知識、振る舞いが求められる。
そして少なくない時間をかけることで報酬が頂ける。
なるほど、効率的な生存戦略だ。
蟻や蜂のシステムをより効率化させ、尚且つそこに「働き甲斐」という快楽を付与することで心理的な生存補助にもなっている。
我としては、今暫くの時はこの「カフェ」というところでバイトを専念するつもりであった。
あったのだが……。
「……!?…ょ…?……ぇ?……ッ!!?!?」
この目を回した蜻蛉のような鳥娘はどうすればいいのだ?
店長からはこのような時の対処法は教えてもらって居ないぞ?
何やら私の名札と顔を見てから3分程この調子だが……。
まさか我が先に相対した『ゼロ』であることに気づいたのか…?
いや、それは無いな。
なにせ我は戦場にて"素顔“を晒してなどいない。
マスクの機能によって声すらも変えている。
我の美しき藍髪も、戦闘時はマスク内に完全に収納してある。
恐らくこの反応は、我の名に驚いただけであろう。
あるいは、我の美貌に見惚れたかだが……。
ふふっ、であれば中々に愉快な奴よ…。
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なーーーんーーーーでーーーーだーーーーー!!!!!!!!!!
なんでこんなとこに居んだワレェ!!!!!
いやさ、確かに俺はにわかよ。
うんそこは認めるさ。
だってバリテイはコミカライズしかまともに追ってないし?
このゲームの推しキャラも同人誌で知ったし?
なんなら詳しい世界観とかはこの世界に転生してから知ったし?
そこは認めるよ?でもさぁ!?
「どうかなさいましたか?お客様?」
この藍色長髪碧眼イケメン女はここに居ちゃダメだろ!?
お前敵幹部だぞ?ダメじゃないか!?敵幹部が出てきちゃあ!?
確かにね!この時点でゼロは素顔出してないよ!?
でもさ、俺は知っちゃってるの!
コミカライズでバッチリと気合い入った作画で描かれてんの!
向かうも素顔バレてないと思って何食わぬ顔で接客してるしさぁ!
なーんーでーだ!!!!
……ふぅ……。
「あ、ああすまないね。とりあえずランチセットとカプチーノをお願いするね。」
「ランチセットにカプチーノだな。暫し待つといい。店長!注文だ!」
…………とりあえず飯食って落ち着こう…。
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シロは知る由もないことだったが、このゼロの行動は何もイレギュラーなことではない。
バードリンク・テイマーズにてメインストーリーの補完として配信されるサブシナリオ……、幕間のストーリーとしてゼロのバイトは描かれていた。
そしてこれは、これからシロに降りかかる見知らぬ日常の幕開け、その合図であったことを、シロはいつしか知ることになるであろう…。
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カラン
「またのお越しを。」
「うん、ありがとう。」
「ッス…………サンドイッチ美味かったな。」
こうしてシロは考えることをやめた…。
主人公の絶叫芸が板についてきたな
これからもドンドンしてもらうゾ