百合は何処へ!?薔薇がトゲを刺しに来るんだけど!?   作:マメットナイツ

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なんでこうも遅いのか考えてみました。
………1話をノープランで始めた私の自業自得でした!すいません!
今回も遅かった割に短いですすいません!!!!!!!!!!
次1ヶ月空いたら桜の木下にでも埋めてくれて大丈夫です………


第9話

 

 

 

 

 

 

「はぁ〜、酷い目にあったよ……。」

「まぁまぁ、怪我少なくて良かったでしょ〜。」

「僕は肉体的よりも精神的なダメージが効くタイプなの。」

 

トボトボと歩く俺を労うように、トキは肩を叩きながら薄ら笑いを浮かべている。

地味にうざいな今日のトキ………多分俺の醜態を見たからだろうなぁ…。いや俺も好きで犬神家やってたわけじゃねぇのに………

ハァ………ほんと疲れた……。

 

 

 

[_____!!]

 

 

 

んあ?いまどっからか声が………?

 

 

 

 

 

 

[ォ____!!]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ォォォォ_______!!!]

 

 

 

待て、この声はッ

 

 

[ロォォォォォォォ!!!!!]

 

oh………

 

 

 

 

 

 

[シロォォォォォォ!!!!!]

 

 

 

 

 

「来んなぁァァァァ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

数分後、それは見事に瓦屋根へと突き刺さったシロはネストに帰還後、テイマーの搬送(姫様抱っこ)で医務室へと運ばれていた。

 

「ジー……」

「それ、普通声に出さなくない?セルフSE?」

「いんやぁ別に〜。ただお前の世話になる必要もないのに、ココにぶち込まれたことに不満垂れてるだけ。」

 

白いベッドへ腰をかけ、不貞腐れるような表情のシロは、向かいの椅子に座る白衣を着た鳥娘をジトりと睨んでいた。

睨んでいるシロの口調は普段のものから崩れ、白衣の鳥娘もそれを気にすることなくカルテへとペンを走らせていた。

シロはそんな白衣の彼女を睨むのも飽きたのか、四肢を力無く垂らしベッドに寝転がる。

 

普段の苦労性顔やイケメン面(シロの中比)はどこへやら、白衣の鳥娘は呆れたように話題を振った。

 

「士楼、最近テイマーとはどうなの?この頃逃げてばっかだとか聞いたよ?」

「はぁ〜〜〜あのさ、メイ博士?俺が百合厨だと知ってるヤツの発言とは思えねぇんだけど?」

「私だって知りたくなかったわよ、友人の性癖なんかさ。あと博士じゃなくて女医か先生で呼びなさい。」

 

白衣の鳥娘ことメイ博士はデスクに肘を置き、書き終わったカルテを放ると、その気怠げな目をシロと交差させる。

 

「んまぁさ、何度も言ってるけどさ。別に嫌いなワケじゃねぇんよ。ただなぁ………キモいんだよなぁ。」

「すごいストレート。」

「メイ博士から見てキモくないのか?」

「いやキモい。多分ワタ処理の方が見てられる。」

「だろ?あの顔面偏差値を帳消しにするキモささえなけりゃなぁ………。」

「昔はあんな感じじゃなかったのにね。」

「ねぇ〜。どこで性癖歪んだやろアイツ。」

「士楼が猫被ったからじゃない?ほら、みっともなさで言えば同じでしょ?」

「はっは〜ん言うねぇ。じゃあ今日はお前で一つ妄想したろか?」

「へぇ、なら私はシロテイでも………」

 

「………」

「………」

 

 

 

 

 

 

「「絶対やめろ!!」」

 

 

メイ博士とシロの2人はそうして雑談を繰り返し、それはシロが寝落ちするまで続いたという。

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

今日の事務を終わらせ、カルテをファイルをにまとめながら彼女………いや、彼のことを振り返っていた。

 

「はぁ………全く士楼はテイマーを本当に…。はぁ、困るわね…。」

 

あの2人とはもう10年の付き合いになる。

最初はただの新米鳥娘と元田舎の教師が、今や人類存続を背負うなんて夢にも思わなかった時からだ。

今では研究所も暇となり、こうして女医紛いのことをしているが。

 

「あの2人と違って、本当に変わらないわね私………。」

 

私は今でも10年前の『あの頃』のことを思い出してしまう。

 

私たちの全盛期を。

 

私の華やかな研究の日々を。

 

テイマーが鳥娘達に困惑していた日々を。

 

………………シロが…いや。

 

 

 

「士楼が、笑っていた日々を………。」

 

 

 

ねぇテイマー………。

あなたは今でも、彼女の笑顔を見たいと思う?

私は………………。

 

 

 

 

 

もう一度、見たいわ。

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

地底深く、溶岩に照らされ影を作る者達が3人いた。

そのシルエットは人型でありながらも、その背、腰、頭、腕、脚には、それがヒトではないことを示さんとする異形のカタチが存在していた。

 

 

〈ゼロの降臨から一週間がすぎた。我らも動くべき時ではないのか?〉

 

人が見れば騎士を思わせる風貌の異形がそう口を開けば、

 

〈早く!早く!殺しに行こうよ!!!みんなを!みんなをさぁ!〉

 

触れた者、皆を裂くような翼持つ異形が、まるで子供のように跳ねる。

 

〈そうだね、今までの定期的な攻撃で人類の戦力も把握できた……。〉

 

全身をローブで覆い、その全容を隠した異形は二者の言葉に答え、深くかけたシルクハットを上げ、玉座より立ち上がる。

そしてその異形はコツコツと足音を鳴らし、目の少し先にある巨大なホール会場のようにくり抜かれた穴を見下ろす。

 

〈ギュガ!!〉

〈ガギョヤァ!!!!!〉

〈グュガァァァァァ!!!!〉

 

そこには地底一面を埋めて咆哮するダイナストの群が、王への讃歌を歌っていた。

 

玉座に座してした異形はその讃歌を浴びつつ、両脇に立つ2人の異形へと意識を向けた。

 

 

〈竜騎士スラーズ。〉

 

〈我が剣、我が武と共に、此処へ。〉

 

騎士の風貌の異形は傅き、

 

〈恐皇竜ストレイフ。〉

 

〈ワタシは皆んなの為に!ちゃんと奴らをみぃんな殺します!だから早く殺しに行こう!!!!!!〉

 

翼持つ異形は祈り手を組んだ。

それを見届けた異形は両手を広げ、高らかに嗤い、言ノ葉を紡いだ。

 

 

〈ここからは、私達の……ダイナストの世界が始まる時だ!!!さぁ同胞達よ!神々に祈りを捧げよう!私達のものとなる神へと!〉

 

 

まるで舞台上に上がった役者のように………。

 

 

 

 

〈この私、グリムと共に!〉

 

 

 

 

 

 

 

 




コミカルシーンのネタが尽きたなら、シリアス展開にすれば良いじゃない(シリアスシーンが得意とは言っていない)
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