大洋の勇者   作:レイマール

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関係ないんですけどウマ娘にステイゴールドが来るとのこと







Foooooooooo!!!!!
私ね、競馬好きなんですよ
その中でもね、私に競馬の面白さを教えてくれた1頭の中にステイゴールドがいるんです。
言語化はできませんが、ステイゴールドには惹きつけられます。
ちなみに、作者は未成年なので馬券は買ってません。
ということで本文どうぞ


第14話 後編 遠洋練習航海 ― アメリカ西海岸寄港編

中米・パナマ運河。

カリブ海から太平洋へ――慎也たちの乗る練習艦隊は、1914年に完成したこの人工水路を、静かに進んでいた。

「巨大な閘門(こうもん)……まるで艦が山を登っていくようだな」

慎也は舷側から覗き込む。水門が閉じ、艦がせり上がっていく。前後にある他国艦も同じように静止し、まるで艦隊が“運河に運ばれている”ようだった。

コンクリートに囲まれた水の道――そこを数時間かけて抜けた後、視界が開けた。太平洋の光が眩しかった

「よくこんなものを造ったな……」

同乗していた機関科の候補生が呟いた。あらゆる機構が精密に設計され、稼働している。慎也は思った。この国は、自然すらも“道具”に変える気概を持っているのだと。

数日後、艦隊はカリフォルニア州・サンディエゴ港に入港した。港には既に多くの市民が詰めかけ、日章旗を振っていた。

「日本の海軍だ! 本物の士官候補生だ!」

言葉こそ通じないが、笑顔と拍手に国境はなかった。慎也は思わず背筋を伸ばし、帽子に手を当てた。

西海岸での滞在は、東海岸以上に**“人の関わり”が深かった**。交流行事が次々に組まれ、士官候補生たちは米国海軍士官候補生との接触を重ねていく。

海軍兵学校アナポリスの卒業生である米海軍中尉アレンとの初会合の場。彼は物腰柔らかく、日本語を少し話せるという珍しい人物だった。

「君たちの航海訓練、敬意を表するよ。私たちも、昔の帆船航海を“クルーズ”と呼んでいてね。違う海を見た者同士、話せることがあると思う」

アレンは慎也たちを市内のミリタリークラブに案内した。酒場には若い士官たちが集い、軍歴、教育制度、戦術思想について議論が始まった。

「日本の兵学校では、艦上での命令遵守を最重視する。命令は絶対、意思の統一が戦術の要だ」

「興味深い。我々は逆に、判断の柔軟性と状況判断能力を育てる。“If not this, then what?”――次の一手を常に考える癖をつける」

言葉の交錯に、文化の違いがにじんだ。慎也は、それをただの違いとは思わなかった。アメリカ士官たちは、個々が独立した“意思ある軍人”として動くよう訓練されている。その自負が、表情や物腰の奥から滲んでいた。

サンディエゴからロサンゼルスへ――慎也たちは鉄道で移動した。車窓に流れるのは、整備された農地と工業地帯。市街地に入ると、巨大なビル群とハイウェイ、飛行場が目に入った。

「これが……アメリカの“西の玄関口”……」

だが、ロサンゼルスで彼が最も驚いたのは、街そのものではなかった。

案内されたのは、ロッキード社の航空機工場だった。P-38戦闘機の試作型が組み立てられているという。

中に入ると、信じがたい光景が広がっていた。

「まるで、航空機の“流れ作業”……?」

翼、胴体、エンジン、操縦装置――すべてが部品単位で管理され、女性や移民の作業員が効率よく組み上げていく。

「戦争が始まれば、この国は何千、何万機と航空機を生産できる……」

慎也の背中に冷たい汗が流れた。機体性能も重要だが、それ以上に怖いのは**“生産力”**そのものだった。航空戦とは、技術と物量の複合戦。あの数を、質を、継続的に支える国力――。

大日本帝国海軍が誇る九六艦戦も、いずれ押し流されるかもしれない――そんな不安が脳裏をよぎる。

ロサンゼルスでは、日系人社会との交流も行われた。現地在住の日本人会が歓迎会を開いてくれ、慎也たちは日本の郷土料理に舌鼓を打った。

「祖国の海軍が来てくれたことを、心から誇りに思います」

一人の老人が涙を流して語った。慎也は、祖国に残した親の顔を思い出した。

「私たちは、海を越えてきたけれど、日本人であることを誇りにしてきました」

同じく士官候補生の山崎は、会の最後に頭を下げた。

「我々は、この地で日本の名を背負う者として、恥じぬ振る舞いを心がけてまいります」

場が静まり、やがて大きな拍手が起きた。交流の場では、人と人との繋がりが、国家や軍隊以上の“絆”を生むのだと慎也は感じた。

寄港最終日、サンフランシスコ港を見下ろす高台に、慎也たちは集められた。

彼らが見つめるその先には、金門橋――ゴールデンゲート・ブリッジが赤く輝いていた。

「この国は、戦えば手強い。だが同時に、学ぶべきものがある」

仲間の一人がそう言った。慎也も頷いた。軍事力、技術力、民衆の生活、思想、そして教育。それらすべてが合わさって、“国の底力”になる。

――我々が目指すべき未来とは何か。

戦うだけではなく、学ぶこと、交流すること、理解すること。

日本海軍の一士官として、心してこの旅の成果を糧とせねばならない。

遠洋練習航海は終盤に入る。日本へ帰還する前に、もう一度、慎也は自身の軍帽のつばを正した。

まだ若い。だが、覚悟はある。

次なる時代へ向けて、大日本帝国海軍の士官として、己の使命を胸に刻みながら――。

 




単純な興味なんですけど拙作を読んでいただいている方々って、私が艦これとかウマ娘の作品を書いたら読みたいですか?コメントで教えてください
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