運命の赤い糸☆キラキラ学園ラブパニック! 作:Gemini
シャイニング☆スターフェスティバルが終わって、数日後。
学園には、すっかりいつもの落ち着きが戻っていた。あれだけ盛り上がったお祭り騒ぎが、なんだか遠い夢みたい。
でも、私の心の中は、まだポカポカと温かい余韻でいっぱいだったんだ。
特に、ステージでの感動(!?)と、レンくんの「すごくいい」っていう言葉を思い出すと、今でも顔が赤くなっちゃう! えへへ。
クラスの雰囲気も、学園祭の前とは全然違うんだ! あの後、私たちのクラスの「キラキラ☆星空カフェ&ときめきポエム朗読会」は、なんと、最優秀クラス賞を受賞しちゃったの! みんなで抱き合って、大喜びしたんだ!
色々なトラブルもあったけど、それを乗り越えたことで、クラスの絆が、ぐーんと深まった気がする! みんな、前よりもずっと仲良しになったんだ。
そんなある日の放課後。
私が、教室で一人で明日の予習をしてたら、後ろから、トントンって肩を叩かれた。
振り返ると、そこに立っていたのは……。
「……姫川、さん?」
なんと、ローズ様だった! しかも、一人で! 取り巻きの子たちはいないみたい。
うっ……! ま、また何か嫌がらせ……!?
思わず、身構えちゃった私に、ローズ様は……。
もじもじしながら、視線を泳がせて……。
「……あ、あの……桜坂さん……」
え? な、なんか、いつもの威張った感じと全然違うんですけど!?
「……こ、この度は……その……」
ローズ様は、顔を真っ赤にしながら、深々と、頭を下げたの!
「……誠に、申し訳ありませんでしたわっっ!!」
えええええええええええっ!?!?
あの、プライドの塊みたいなローズ様が、私に謝ってる!? う、嘘でしょ!?
「わ、わたくし……あなたのポエムを聞いて……目が覚めましたの……!」
「え……?」
「わたくし、ずっと、自分の家柄とか、容姿とか、そういうものばかりにとらわれて……。人の気持ちを考えずに、酷いことばかり……。本当に、浅はかでしたわ……!」
ローズ様、涙ぐんでる……! 紫色のオーラが消えて、なんだか、普通の女の子みたいに見える……!
「あなたの、あの真っ直ぐで、純粋な言葉が……わたくしの、歪んだ心を、打ち砕いてくれましたの……!」
(……えーっと……私のポエムに、そんなすごい力あったかなぁ……?)
正直、ちょっと(かなり?)よく分からなかったけど、でも、ローズ様が反省してくれてるのは、本当みたい。
「……もう、二度と、あなたに意地悪はしませんわ。……ですから、その……もし、よろしければ……」
ローズ様が、おずおずと、私に手を差し出してきた。
「……お、お友達から……始めていただけませんこと……?」
…………!!!!!!!
と、友達!? あのローズ様と!?
あまりの急展開に、私、完全にフリーズしちゃった!
でも、彼女の瞳は、真剣で、キラキラ(涙で?)してる。
(……ここで、断ったら、ダメだよね……?)
私は、ちょっとだけ迷ったけど……。
「……は、はいっ! こちらこそ、よろしくお願いします、姫川さん!」
笑顔で、彼女の手を握り返した!
「まあ! 本当ですの!? 嬉しい……! これからは、ローズ、とお呼びになって?」
「え? あ、じゃあ……ローズ、ちゃん?」
「はい、ふわりさん!」
こうして、なんだかよく分からないけど、私とローズちゃんは、電撃的に(?)お友達になったのでした!
雨降って地固まる、って、こういうことなのかな? えへへ。
そして、もう一つ、ドキドキな出来事が!
その日の帰り道。
校門のところで、レンくんが待っててくれたの! きゃー!
「……帰るぞ」
「う、うん!」
二人で並んで、夕暮れの坂道を歩く。もう、これだけで、心臓が飛び出しそう!
レンくんは、相変わらず無口だけど、隣を歩いてくれるだけで、幸せ……。
しばらく黙って歩いてたんだけど、レンくんが、不意に立ち止まった。
「……桜坂」
「は、はいっ!」
ドキッ! な、なんだろう……?
彼は、夕焼け空を見上げながら、ボソッと言った。
「……俺の隣は……お前がいい」
…………へ?
い、今、なんて……?
私の聞き間違い……?
「えっと……ど、どういう……?」
私が、戸惑いながら聞き返すと、レンくんは、ちょっとだけむっとした顔をして(きゃっ、可愛い!)、もう一度、言った。
「……だから、俺のそばにいろ、と言っている」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ、それって……! それって、もしかして……!
告白!? 運命の彼からの、愛の告白ってことなの!?
きゃあああああああああああっっっ!!!!!!!!!!
嬉しすぎて、嬉しすぎて、もう、言葉が出ない! 涙が、またポロポロ溢れてきちゃう!
彼の周りの深い藍色のオーラの中に、燃えるような、情熱的な赤い光と、永遠の愛を誓うみたいな、キラッキラのプラチナの光が見える! (気がする!)
「……返事は?」
レンくんが、ちょっとだけ意地悪そうに、私の顔を覗き込む。
「は、はいっ! 喜んでぇぇぇぇっっっ!!!」
私は、もう、ありったけの声で、叫んでいた!
レンくんは、私の返事を聞いて、ふっ、て、今度ははっきりと、優しく微笑んだ!
きゃーーーーっ! レンくんの笑顔、破壊力、やばすぎ! 私、キュン死にしちゃうかも!
こうして、私の恋は、最高の形で、ハッピーエンド(?)を迎えたのでした!
意地悪なライバルも、素敵な親友(?)に変わって、運命の彼とは、ラブラブ(?)になれて……!
雨降って地固まる、どころか、虹がかかって、ユニコーンまで飛んできちゃった感じ!
私の未来は、きっと、バラ色に輝いてるに違いない!