運命の赤い糸☆キラキラ学園ラブパニック!   作:Gemini

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16.雨降って地固まる?

 シャイニング☆スターフェスティバルが終わって、数日後。

 学園には、すっかりいつもの落ち着きが戻っていた。あれだけ盛り上がったお祭り騒ぎが、なんだか遠い夢みたい。

 でも、私の心の中は、まだポカポカと温かい余韻でいっぱいだったんだ。

 特に、ステージでの感動(!?)と、レンくんの「すごくいい」っていう言葉を思い出すと、今でも顔が赤くなっちゃう! えへへ。

 

 クラスの雰囲気も、学園祭の前とは全然違うんだ! あの後、私たちのクラスの「キラキラ☆星空カフェ&ときめきポエム朗読会」は、なんと、最優秀クラス賞を受賞しちゃったの! みんなで抱き合って、大喜びしたんだ!

 色々なトラブルもあったけど、それを乗り越えたことで、クラスの絆が、ぐーんと深まった気がする! みんな、前よりもずっと仲良しになったんだ。

 

 そんなある日の放課後。

 私が、教室で一人で明日の予習をしてたら、後ろから、トントンって肩を叩かれた。

 振り返ると、そこに立っていたのは……。

 

「……姫川、さん?」

 

 なんと、ローズ様だった! しかも、一人で! 取り巻きの子たちはいないみたい。

 うっ……! ま、また何か嫌がらせ……!?

 思わず、身構えちゃった私に、ローズ様は……。

 もじもじしながら、視線を泳がせて……。

 

「……あ、あの……桜坂さん……」

 

 え? な、なんか、いつもの威張った感じと全然違うんですけど!?

 

「……こ、この度は……その……」

 

 ローズ様は、顔を真っ赤にしながら、深々と、頭を下げたの!

 

「……誠に、申し訳ありませんでしたわっっ!!」

 

 えええええええええええっ!?!?

 あの、プライドの塊みたいなローズ様が、私に謝ってる!? う、嘘でしょ!?

 

「わ、わたくし……あなたのポエムを聞いて……目が覚めましたの……!」

「え……?」

「わたくし、ずっと、自分の家柄とか、容姿とか、そういうものばかりにとらわれて……。人の気持ちを考えずに、酷いことばかり……。本当に、浅はかでしたわ……!」

 

 ローズ様、涙ぐんでる……! 紫色のオーラが消えて、なんだか、普通の女の子みたいに見える……!

 

「あなたの、あの真っ直ぐで、純粋な言葉が……わたくしの、歪んだ心を、打ち砕いてくれましたの……!」

 

(……えーっと……私のポエムに、そんなすごい力あったかなぁ……?)

 

 正直、ちょっと(かなり?)よく分からなかったけど、でも、ローズ様が反省してくれてるのは、本当みたい。

 

「……もう、二度と、あなたに意地悪はしませんわ。……ですから、その……もし、よろしければ……」

 

 ローズ様が、おずおずと、私に手を差し出してきた。

 

「……お、お友達から……始めていただけませんこと……?」

 

 …………!!!!!!!

 と、友達!? あのローズ様と!?

 あまりの急展開に、私、完全にフリーズしちゃった!

 でも、彼女の瞳は、真剣で、キラキラ(涙で?)してる。

 

(……ここで、断ったら、ダメだよね……?)

 

 私は、ちょっとだけ迷ったけど……。

 

「……は、はいっ! こちらこそ、よろしくお願いします、姫川さん!」

 

 笑顔で、彼女の手を握り返した!

 

「まあ! 本当ですの!? 嬉しい……! これからは、ローズ、とお呼びになって?」

「え? あ、じゃあ……ローズ、ちゃん?」

「はい、ふわりさん!」

 

 こうして、なんだかよく分からないけど、私とローズちゃんは、電撃的に(?)お友達になったのでした!

 雨降って地固まる、って、こういうことなのかな? えへへ。

 

 そして、もう一つ、ドキドキな出来事が!

 その日の帰り道。

 校門のところで、レンくんが待っててくれたの! きゃー!

 

「……帰るぞ」

「う、うん!」

 

 二人で並んで、夕暮れの坂道を歩く。もう、これだけで、心臓が飛び出しそう!

 レンくんは、相変わらず無口だけど、隣を歩いてくれるだけで、幸せ……。

 しばらく黙って歩いてたんだけど、レンくんが、不意に立ち止まった。

 

「……桜坂」

「は、はいっ!」

 

 ドキッ! な、なんだろう……?

 彼は、夕焼け空を見上げながら、ボソッと言った。

 

「……俺の隣は……お前がいい」

 

 …………へ?

 い、今、なんて……?

 私の聞き間違い……?

 

「えっと……ど、どういう……?」

 

 私が、戸惑いながら聞き返すと、レンくんは、ちょっとだけむっとした顔をして(きゃっ、可愛い!)、もう一度、言った。

 

「……だから、俺のそばにいろ、と言っている」

 

 !!!!!!!!!!!!!!!!!!

 そ、それって……! それって、もしかして……!

 告白!? 運命の彼からの、愛の告白ってことなの!?

 きゃあああああああああああっっっ!!!!!!!!!!

 嬉しすぎて、嬉しすぎて、もう、言葉が出ない! 涙が、またポロポロ溢れてきちゃう!

 彼の周りの深い藍色のオーラの中に、燃えるような、情熱的な赤い光と、永遠の愛を誓うみたいな、キラッキラのプラチナの光が見える! (気がする!)

 

「……返事は?」

 

 レンくんが、ちょっとだけ意地悪そうに、私の顔を覗き込む。

 

「は、はいっ! 喜んでぇぇぇぇっっっ!!!」

 

 私は、もう、ありったけの声で、叫んでいた!

 レンくんは、私の返事を聞いて、ふっ、て、今度ははっきりと、優しく微笑んだ!

 きゃーーーーっ! レンくんの笑顔、破壊力、やばすぎ! 私、キュン死にしちゃうかも!

 

 こうして、私の恋は、最高の形で、ハッピーエンド(?)を迎えたのでした!

 意地悪なライバルも、素敵な親友(?)に変わって、運命の彼とは、ラブラブ(?)になれて……!

 雨降って地固まる、どころか、虹がかかって、ユニコーンまで飛んできちゃった感じ!

 私の未来は、きっと、バラ色に輝いてるに違いない!

 

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