運命の赤い糸☆キラキラ学園ラブパニック!   作:Gemini

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6.ドキドキ☆学園祭実行委員!

 秋風がちょっぴりセンチメンタルな今日この頃。キラキラ☆シャイニング学園では、年に一度の一大イベント、学園祭の準備が始まったんだ!

 その名も、「シャイニング☆スターフェスティバル」!

 ……うん、名前からして、もうキラキラが止まらないよね!

 各クラスで出し物を決めて、みんなで協力して準備するんだって! 模擬店とか、お化け屋敷とか、ステージ発表とか、色々あるみたい! 考えるだけで、ワクワクしちゃう!

 

「私たちのクラス、何にするー?」

「やっぱり、可愛いカフェとか良くない?」

「えー、男子はつまんないよー。ゲームコーナーとかどう?」

 

 ホームルームで、クラスの出し物について話し合いが始まったんだけど……これが、なかなか決まらない! みんな、言いたいことばっかりで、まとまる気配ゼロだよぉ。教室の中も、意見がぶつかり合う、ギザギザした赤とかオレンジのオーラでいっぱいになっちゃって、ちょっとクラクラする……。

 

(うぅ……どうしよう……)

 

 私は、どうしたらいいか分からなくて、オロオロしちゃってた。

 

「じゃあさ、まず、学園祭の実行委員を決めない?」

 

 クラス委員長が、パンッて手を叩いて言った。

 

「実行委員が中心になって、企画をまとめていくってのはどうかな?」

 

 なるほど! それなら、スムーズに進むかも!

 

「誰か、やってくれる人いるー?」

 

 シーン……。

 やっぱり、こういう面倒な役って、誰もやりたがらないよね……。みんな、下を向いちゃってる。

 どうしよう……このままじゃ、決まらないよ……。

 その時! 私の隣で、みるくちゃんが、そっと私の背中をつついた。

 

「……ふわりちゃん、やってみたら?」

「えっ!? わ、私!?」

 

 む、無理だよぉ! 私みたいなドジっ子に、まとめ役なんてできるわけ……!

 

「大丈夫だって! ふわりちゃんならできるよ! 私も全力でサポートするから!」

 

 みるくちゃんのキラキラした瞳と、応援オーラに押されて……。

 

「……あ、あのっ!」

 

 気づいたら、私、手を挙げちゃってた!

 

「わ、私……や、やってみたい……です!」

 

 言っちゃったー!

 クラス中のみんなが、一斉に私を見てる! うぅ……恥ずかしいけど、後には引けない!

 

「おお! 桜坂さん、ありがとう! じゃあ、女子の実行委員は桜坂さんで決定!」

 

 委員長が、嬉しそうに言ってくれた。周りのみんなも、パチパチって拍手してくれてる! (ローズ様とその取り巻き以外は!) よ、よかった……!

 

「じゃあ、次は男子だけど……誰かいないかー?」

 

 シーン……。

 やっぱり、男子も誰もいないみたい……。

 どうしようかなって思ってたら……。

 

「じゃあさ、俺、黒崎、推薦するわ」

 

 えええっ!?

 クラスのサッカー部のエース、赤城くんが、突然レンくんの名前を挙げたの!

 

「黒崎って、なんか頭良さそうだし、いざって時頼りになりそうじゃん?」

「おお、確かに!」

「いいんじゃね?」

 

 周りの男子たちも、次々に賛成してる!

 れ、レンくんが、実行委員!? あのクールなレンくんが!?

 当のレンくんは、突然名前を出されて、ちょっとだけ眉をピクッてさせたけど、相変わらずの無表情。

 

「……俺は、やらない」

 

 きっぱり断っちゃった! やっぱりそうだよね……。

 

「えー、なんでだよー!」

「頼むって、黒崎!」

 

 みんなが説得しようとするけど、レンくんは首を縦に振らない。

 

「……面倒なのは、ごめんだ」

 

 うぅ……レンくんらしいけど……。

 このままじゃ、男子の実行委員が決まらないよ……。

 その時! 私、勇気を振り絞って、レンくんに話しかけちゃった!

 

「あ、あのっ! レンくん!」

 

 彼が、少しだけ私の方を向いた。

 

「……なんだ?」

「わ、私、実行委員になったんです! だから……その……!」

 

 ドキドキ……! 言えるかな……?

 

「い、一緒に、やって……くれませんか……?」

 

 きゃー! また言っちゃったー!

 レンくんは、私の言葉に、少しだけ目を見開いて、私をじーっと見てる。彼の深い藍色のオーラが、また揺らいでる……! どうしよう、怒らせちゃったかな……?

 教室中のみんなも、固唾を飲んで私たちを見守ってる。

 レンくんは、しばらく黙っていたけれど……。

 

「……」

 

 ふいっ、て視線を逸らして、小さく、本当に小さくだけど……。

 

「……分かった」

 

 ――えええええええええええっ!?

 う、嘘!? 今、分かったって言った!? あのレンくんが!?

 私だけじゃなくて、クラス中のみんなも、びっくりして口をあんぐり開けてる!

 

「おおっ! やったぜ!」

「さすが桜坂さん!」

 

 わーっ!て歓声が上がって、なぜか私が胴上げされそうになっちゃった!(みるくちゃんが止めてくれたけど!)

 レンくんは、相変わらずクールな顔をしてるけど、彼の耳が、またちょっとだけ赤くなってるのを、私は見逃さなかった!

 

(やった……! レンくんと、一緒に、実行委員……!)

 

 これって、もう、運命としか言いようがないよね!?

 胸が、キュンキュン鳴りやまない!

 

 ……でも、そんなハッピーな空気をぶち壊す人が、やっぱりいたんだよね……。

 

「……ふんっ。黒崎様が、あんなドジな方と一緒にお役目だなんて……。信じられませんわ」

 

 ローズ様の、冷たい声。

 彼女も、たぶん推薦で実行委員になろうとしてたんだけど、レンくんが私とOKしちゃったから、諦めざるを得なかったみたい。すっごく悔しそうな顔で、私を睨んでる! 紫色の嫉妬オーラが、メラメラ燃えてる!

 

 

「まあ、見てらっしゃいな。どうせ、足手まといになるのは目に見えていますけれど」

 

 うぅ……そんなこと言わなくても……!

 でも、今の私には、レンくんと一緒に頑張れるっていう、最強のハッピーパワーがあるもん! ローズ様の意地悪なんかに、絶対負けないんだから!

 

 こうして、私とレンくんは、キラキラ☆シャイニング学園の学園祭、「シャイニング☆スターフェスティバル」の実行委員に、なっちゃったのでした!

 これから、レンくんと一緒に、色々な準備をするんだ! ドキドキ……!

 もしかしたら、二人きりになるチャンスも……あるかも!? きゃーっ!

 大変なこともたくさんあるだろうけど、私、頑張る! レンくんのためにも、クラスのみんなのためにも、そして、私自身のキラキラ☆青春のためにも!

 波乱万丈(?)だけど、ドキドキいっぱいの学園祭準備が、今、始まる!

 

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