運命の赤い糸☆キラキラ学園ラブパニック!   作:Gemini

7 / 17
7.ポエムに込めた純粋なキモチ

 シャイニング☆スターフェスティバルまで、あと少し!

 私たち一年C組の出し物は、「キラキラ☆星空カフェ&ときめきポエム朗読会」に決定したんだ! 教室をプラネタリウムみたいに飾り付けて、手作りのお菓子とジュースを出して、ステージでは有志が自作のポエムを読むの! ロマンチックでしょ?

 実行委員の私とレンくんは、クラスのみんなと協力して、毎日準備に大忙し!

 レンくんは、相変わらずクールだけど、プラネタリウムの設計図を描いたり、必要な機材(なぜか最新式の!)を手配してくれたり、すっごく頼りになるんだ! まるで、スーパーヒーローみたい!

 私は、カフェで出すお菓子のメニューを考えたり、教室の飾り付けのデザインを考えたり……。あと、ポエム朗読会のトリで、私も自分のポエムを読むことになっちゃった!

 

(うぅ……どうしよう……。私なんかのポエム、みんなに聞かせられるかなぁ……)

 

 放課後、教室の隅っこで、ノートとにらめっこ。なかなか、素敵な言葉が思い浮かばないよぉ……。私の心の中のキラキラした気持ちを、どうやったらポエムにできるんだろう……?

 

 そんな風に悩んでいた、ある日の国語の授業。

 今日のテーマは、「自由な詩を作ろう」だったんだ。私も、一生懸命、今の気持ちを詩にしてみたんだ。タイトルは「窓辺のユニコーン」。

 授業の最後に、先生が何人かの詩を発表することになったんだけど……。

 

「……では、最後に、桜坂さんの詩を読ませていただきますわ」

 

 ええっ!? 私の!?

 ドキドキしながら先生が読み上げるのを聞いていたら……。

 

「……素晴らしいわ、桜坂さん!」

 

 先生が、突然、目をキラキラさせて私を見たの!

 

「この、繊細な感受性! 瑞々しい言葉の響き! まるで、心に直接語りかけてくるような……! あなたには、詩人の才能がありますわ!」

 

 ……へ? さ、才能!? 私に!?

 ポカーンとしちゃった。先生、ちょっと大げさじゃないかなぁ……?

 でも、先生は本気みたいで、「この詩は、学園の文芸コンクールに出してみなさい! きっと、賞が取れますわよ!」なんて言い出す始末。

 教室中のみんなも、びっくりして私を見てる!

 

「ふわりちゃん、すごーい!」

 

 みるくちゃんが、一番に駆け寄ってきてくれた。

 

「先生にあんなに褒められるなんて! やっぱり、ふわりちゃんは特別だよ!」

「そ、そんなことないよぉ……! たまたまだよぉ……」

 

 私は、照れくさくて顔が真っ赤になっちゃった。でも、心の奥では、すっごく嬉しかったんだ! 私のポエムが、誰かに認められるなんて……!

 

 でも、そんな私を見て、面白くない人がいるわけで……。

 

「……ふんっ。あんな、子供騙しのセンチメンタルな詩が、才能ですって? 先生もお目が曇っていらっしゃるのね」

 

 キーッ! ローズ様だ!

 彼女は、腕を組んで、フンッて鼻を鳴らしてる。周りの紫色のオーラが、嫉妬の炎でメラメラ燃えてる!

 

「わたくしの方が、よほど格調高い詩を書きましたのに、なぜあんな方のものが選ばれますの!?」

 

(うぅ……そんな言い方しなくたって……)

 

 でも、今の私は、ちょっとだけ強気! だって、先生に褒められたんだもん!

 

「……ありがとうございます、姫川さん。でも、詩の感じ方は、人それぞれですから」

 

 ちょっとだけ、言い返してみちゃった! えへへ。

 

「なっ……! このわたくしに、口答えする気ですの!?」

 

 ローズ様、顔を真っ赤にして、プルプル震えてる! あ、やばい、怒らせすぎちゃったかも……?

 

「……悪くないんじゃないか」

 

 ボソッと、声が聞こえた。

 はっとして振り返ると、いつの間にか、レンくんが近くに立っていた。

 

「え……?」

「……さっきの詩。……悪くなかった」

 

 れ、レンくんが……私の詩を、褒めてくれた……!?

 う、嘘みたい! 太陽が西から昇るくらい、ありえないことだよ!

 私の心臓、ドキドキが最高潮! 顔が、熱くて爆発しそう!

 レンくんは、相変わらずクールな顔をしてるけど、彼の周りの藍色のオーラの中に、ほんのり、私のポエムに共感してくれたような、優しい水色の光が見えた気がする!

 

「ほ、本当ですか!?」

「……ああ」

 

 彼は、短く頷くと、さっさと教室を出て行ってしまった。

 ……。

 …………。

 やったーーーーーーーーっ!!!

 私、心の中で、特大のガッツポーズ!

 レンくんに、褒められちゃった! 私のポエム、レンくんの心に、ちょっとだけ届いたんだ!

 もう、嬉しすぎて、天にも昇る気持ちだよぉ!

 

「……く、黒崎様まで……! あの女の、どこがいいっていうんですの……!?」

 

 後ろで、ローズ様の悔しそうな声が聞こえてきたけど、もう、今の私には全然関係ない!

 よーっし! この調子で、学園祭のポエムも、最高のキラキラ☆ときめきポエムにしてみせる! レンくんを、もっともっと、ドキッとさせちゃうんだから!

 私の心の中の、純粋なキモチ。全部、ポエムに乗せて、届け!

 私は、ノートをぎゅっと抱きしめて、やる気満々のファイヤーオーラを燃やすのだった!

 ……まあ、そのせいで、ローズ様の嫉妬ゲージが、さらにMAXになっちゃったみたいだけど……。

 えへへ、気にしなーい! ……って、大丈夫かなぁ?

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。