運命の赤い糸☆キラキラ学園ラブパニック! 作:Gemini
シャイニング☆スターフェスティバルまで、あと少し!
私たち一年C組の出し物は、「キラキラ☆星空カフェ&ときめきポエム朗読会」に決定したんだ! 教室をプラネタリウムみたいに飾り付けて、手作りのお菓子とジュースを出して、ステージでは有志が自作のポエムを読むの! ロマンチックでしょ?
実行委員の私とレンくんは、クラスのみんなと協力して、毎日準備に大忙し!
レンくんは、相変わらずクールだけど、プラネタリウムの設計図を描いたり、必要な機材(なぜか最新式の!)を手配してくれたり、すっごく頼りになるんだ! まるで、スーパーヒーローみたい!
私は、カフェで出すお菓子のメニューを考えたり、教室の飾り付けのデザインを考えたり……。あと、ポエム朗読会のトリで、私も自分のポエムを読むことになっちゃった!
(うぅ……どうしよう……。私なんかのポエム、みんなに聞かせられるかなぁ……)
放課後、教室の隅っこで、ノートとにらめっこ。なかなか、素敵な言葉が思い浮かばないよぉ……。私の心の中のキラキラした気持ちを、どうやったらポエムにできるんだろう……?
そんな風に悩んでいた、ある日の国語の授業。
今日のテーマは、「自由な詩を作ろう」だったんだ。私も、一生懸命、今の気持ちを詩にしてみたんだ。タイトルは「窓辺のユニコーン」。
授業の最後に、先生が何人かの詩を発表することになったんだけど……。
「……では、最後に、桜坂さんの詩を読ませていただきますわ」
ええっ!? 私の!?
ドキドキしながら先生が読み上げるのを聞いていたら……。
「……素晴らしいわ、桜坂さん!」
先生が、突然、目をキラキラさせて私を見たの!
「この、繊細な感受性! 瑞々しい言葉の響き! まるで、心に直接語りかけてくるような……! あなたには、詩人の才能がありますわ!」
……へ? さ、才能!? 私に!?
ポカーンとしちゃった。先生、ちょっと大げさじゃないかなぁ……?
でも、先生は本気みたいで、「この詩は、学園の文芸コンクールに出してみなさい! きっと、賞が取れますわよ!」なんて言い出す始末。
教室中のみんなも、びっくりして私を見てる!
「ふわりちゃん、すごーい!」
みるくちゃんが、一番に駆け寄ってきてくれた。
「先生にあんなに褒められるなんて! やっぱり、ふわりちゃんは特別だよ!」
「そ、そんなことないよぉ……! たまたまだよぉ……」
私は、照れくさくて顔が真っ赤になっちゃった。でも、心の奥では、すっごく嬉しかったんだ! 私のポエムが、誰かに認められるなんて……!
でも、そんな私を見て、面白くない人がいるわけで……。
「……ふんっ。あんな、子供騙しのセンチメンタルな詩が、才能ですって? 先生もお目が曇っていらっしゃるのね」
キーッ! ローズ様だ!
彼女は、腕を組んで、フンッて鼻を鳴らしてる。周りの紫色のオーラが、嫉妬の炎でメラメラ燃えてる!
「わたくしの方が、よほど格調高い詩を書きましたのに、なぜあんな方のものが選ばれますの!?」
(うぅ……そんな言い方しなくたって……)
でも、今の私は、ちょっとだけ強気! だって、先生に褒められたんだもん!
「……ありがとうございます、姫川さん。でも、詩の感じ方は、人それぞれですから」
ちょっとだけ、言い返してみちゃった! えへへ。
「なっ……! このわたくしに、口答えする気ですの!?」
ローズ様、顔を真っ赤にして、プルプル震えてる! あ、やばい、怒らせすぎちゃったかも……?
「……悪くないんじゃないか」
ボソッと、声が聞こえた。
はっとして振り返ると、いつの間にか、レンくんが近くに立っていた。
「え……?」
「……さっきの詩。……悪くなかった」
れ、レンくんが……私の詩を、褒めてくれた……!?
う、嘘みたい! 太陽が西から昇るくらい、ありえないことだよ!
私の心臓、ドキドキが最高潮! 顔が、熱くて爆発しそう!
レンくんは、相変わらずクールな顔をしてるけど、彼の周りの藍色のオーラの中に、ほんのり、私のポエムに共感してくれたような、優しい水色の光が見えた気がする!
「ほ、本当ですか!?」
「……ああ」
彼は、短く頷くと、さっさと教室を出て行ってしまった。
……。
…………。
やったーーーーーーーーっ!!!
私、心の中で、特大のガッツポーズ!
レンくんに、褒められちゃった! 私のポエム、レンくんの心に、ちょっとだけ届いたんだ!
もう、嬉しすぎて、天にも昇る気持ちだよぉ!
「……く、黒崎様まで……! あの女の、どこがいいっていうんですの……!?」
後ろで、ローズ様の悔しそうな声が聞こえてきたけど、もう、今の私には全然関係ない!
よーっし! この調子で、学園祭のポエムも、最高のキラキラ☆ときめきポエムにしてみせる! レンくんを、もっともっと、ドキッとさせちゃうんだから!
私の心の中の、純粋なキモチ。全部、ポエムに乗せて、届け!
私は、ノートをぎゅっと抱きしめて、やる気満々のファイヤーオーラを燃やすのだった!
……まあ、そのせいで、ローズ様の嫉妬ゲージが、さらにMAXになっちゃったみたいだけど……。
えへへ、気にしなーい! ……って、大丈夫かなぁ?