制服創造の厨二系堕天王子IF〜堕ちた彼岸の花と黒き狗神〜凍結中   作:戦魔王ゼロ

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制服創造の厨二系堕天王子のIF展開の作品を作ってみました。

息抜きがてらに作った作品の為、本編の方と違って作品の投稿は、まちまちです。

なお、本編と違って、設定を変えています。

もし気になる場合は制服創造本編も方も呼んでみてください。


奴隷クラス

 

神の子を見張る者(グリゴリ)ーーーそれは聖書に登場する堕天使の一団を指す言葉であり、天使、悪魔と呼ばれる異形の存在達と共に長い間、自身の覇権を得るために大戦を繰り広げていた。

 

だが、大戦時に乱入してきた二天龍と呼ばれる強大な力を持つドラゴンが原因で、悪魔のトップである四大魔王の戦死、そして、天使たちが主上と崇める世界の創造者ーーー聖書の神が、それ以降、何故か表に姿を現さなくなったことで大戦は、事実上停戦状態となった。

 

堕天使達を取りまとめる神の子を見張る者(グリゴリ)の総督アザゼルは、これを契機に戦いの方針から混迷する世界を安定させる為、自身の趣味でもある聖書の神が作った異能の器ーーー神器(セイクリッド・ギア)の研究、そして、その保有者達の監視、抹殺を含めた管理者として、世界の裏側で長い間、天使の一団である天界勢、新しい四大魔王を擁立した悪魔勢、そして、様々な神話勢力と小競り合いしながら、世界の均衡が崩れないように仲間である神の子を見張る者(グリゴリ)の幹部達や部下の堕天使達と共に神器(セイクリッド・ギア)の力を含めたあらゆる事象を研究してきた。

 

そして、その研究結果を下に神器(セイクリッド・ギア)の暴走による事件、事故を防ぐために、それを宿した者達を配下に加えできた。

 

その者達を、後にこう呼んだーーー

 

堕ちてきた者達(ネフィリム)とーーー

 

 

「ーーーお前を、奴隷(スレイブ)クラスに編入する事を命じるーーー」

 

「な、何で、僕が奴隷(スレイブ)クラスに!!?」

 

 

神の子を見張る者(グリゴリ)総督執務室ーーーその中で、総督のアザゼルが、堕ちてきた者達(ネフィリム)の少年に辞令を言い渡していた。

 

「僕が、何か悪いことでもしたといいのですか!?」

 

「別に、お前さん自体は何も悪くない。まぁ、運が悪いなと思うがなーーーこの足音、魁人かーーー入れ」

 

そう言って、自身に抗議しようとする少年をなだめながら、執務室の外から聞こえた足音で誰か判断したアザゼルは入室を促す。

 

入室許可が出ると執務室の扉がゆっくりと開かれる。そこから、ベージュ色のワンピースタイプの学生服を着た黒髪に金のメッシュが入った少女が入ってきた。

 

「ーーーこいつが新しく編入する奴だ。最後まで面倒見ろよ」

 

「分かってるよ、親父ーーーじゃ、そのまま連れて行くね!」

 

そう言って、少女は動揺している少年の首にーーー

 

「今日から、君も僕たちの仲間だ!」

 

動揺している少年に微笑みながら首輪をつけた。

 

その瞬間、少年の目の前が真っ暗になり、そのまま眠るように気絶した。

 

「ーーーこれで君も僕たちと同じ奴隷(スレイブ)ーーーそして、仲間であり家族だよーーー」

 

すると、首輪をつけた少年の身体が光り始めーーーしばらくして、光が収まると、入室してきた少女と同じ制服を着たーーー少女へと姿が変わっていた。

 

「相変わらず、お前の神器(セイクリッド・ギア)は規格外過ぎる。性別すらも変えてしまうとか神滅具(ロンギヌス)でもびっくりの神がかった力だーーー」

 

「だからこそ、あんたは、俺の服飾創造(ドレス・クリエイティブデザイナー)の名を変えたんだろーーー」

 

「嗚呼、魁人ーーーお前さんの新たな神器(セイクリッド・ギア)の名は、制服創造(ユニフォーム・クリエイティブデザイナー)ーーー様々な力を持った制服を創り出す物によっては神すらも凌駕してしまう準神滅具(ロンギヌス)だ」

 

「準とは言え、神滅具(ロンギヌス)ねーーー自分でも、そこまで変わった事をしたつもりはないんだけどーーー」

 

そう言いながら気絶して倒れた元少年の少女を米俵を担ぐように肩に乗せた少女ーーー総督であり、自身の実の父親であるアザゼルに告げる。

 

「この子ーーーエルド・アンダーソン改め、麻羽エルシアは奴隷(スレイブ)クラスの一人として、編入受け入れるね!」

 

そう言って、魔方陣を展開すると、そのままくぐり抜けて行く。

 

魔方陣が消えると、そこには魁人と呼ばれた少女と、新たにエルシアの名付けられた元少年の少女は居なくなっていた。

 

それを確認したアザゼルは深く息を吐いてーーー

 

「我が息子ながら、何であそこまでの変態になったんだかーーー」

 

自身の息子?である魁人の変態性に頭を抱えていた。

 

 

 

「うっーーーあれ、ぼく、いつの間に気を失ってーーーそうだ。ぼくは奴隷(スレイブ)クラスの編入を命じられて、しかも途中で現れた少女に、く、首輪をつけられて!?」

 

そう言って、気絶から回復し眼を覚ました少年エルドーーー否、元少年と言うべきだろうかーーー

 

「あれ?妙に声が高い?しかも、何か物足りないーーー」

 

そう言って、自身の下半身を見るーーーすると!!

 

「な、無い!長年連れ添ってきたアレがーーー」

 

エルドは気がついた今まであった男のアレが消失していた事にーーー

 

それにーーー

 

「胸も何か大きいしーーーそれに、この格好まるでラノベとかに出てくる奴隷の格好をしているーーー」

 

自身の格好がボロ布を纏ったような恥ずかしい格好をしていた。

 

何で、こんな格好になっているのかとーーー混乱しているとーーー

 

「目が覚めたみたいだねーーーようこそ、奴隷(スレイブ)クラスへーーー」

 

そう言って、エルドに声を掛けたのは、先程自身に首輪をつけた少女、魁人だった。

 

しかもーーー

 

「さっきの子?何で、奴隷服を着ているの!?」

 

エルドと同様に奴隷服を着ていた。なお、エルドが纏っている奴隷服と違い、ボロボロではなくベルトで胸を強調したようなワンピースに違いような服となっている。

 

だが、魁人は微笑みながらーーー

 

「僕が纏っているのは奴隷服じゃなく囚人服だよ。『天空監獄の魔術画廊』に登場する囚人キリカが纏っていた囚人服ーーー今度間違えたらーーー容赦しないぞ☆」

 

エルドの指摘を否定する。結構、最後の方はドスが入ったような声で言ってきたので、エルドもビビりながら頷いていた。

 

「てか、何で、ぼくは奴隷服を着せられているですか!?あと、ぼくのアレは・・・」

 

「説明してあげるから落ち着きなさいーーーあと、君の名はエルド・アンダーソン改め、麻羽エルシア。エルシアまたはエルと呼ぶから、良いね?」

 

「な、何で!?そんなに勝手に!!?」

 

「だって、女体化しているのに男の名前だと不自然じゃん。僕は自身の力で男に戻れるから改名していないけど、君たちは一度女体化してしまうと元の性別に戻せなくなるから改名は必須だよ!」

 

「なんて、横暴なーーーあれ、だけど何でーーーそんなんだって受け入れようとしているの?」

 

「へぇ、僕の制服創造(ユニフォーム・クリエイティブデザイナー)の能力の1つである思考誘導がかかっているの自覚しているのかな?やっぱり、見込んだかいはあるかな?」

 

そう言って、魁人はーーーエルド改めエルシアに手を差し伸べる。

 

「一から説明するから、とりあえず、僕の執務室へ行こうかーーーエル!」

 

何が、何だか分からないエルシアだったが、思わず魁人の手を取った時、こう思った。

 

おそらく、ぼくは、今後、この人に振り回されるだろうなーーー

 

内心、諦めの境地に入っていた。

 

 

「あらめて、エルド・アンダーソン改め、麻羽エルシアーーー僕、いや、俺の名は麻羽魁人ーーーこの奴隷(スレイブ)クラスの代表であり、アザゼルの血を引く半堕天使(ネフィリム)だよーーー察していると思うが俺も男で、自身の神器(セイクリッド・ギア)ーーー制服創造(ユニフォーム・クリエイティブデザイナー)の力で女体化している」

 

そう言って、先程、着ていた制服を引っ張って説明を始める魁人。ちなみに、執務室に行く前に奴隷服、囚人服から、先程の学生服に着替えている。

 

「性別すらも変えるとか規格外過ぎませんか?」

 

「親父にも言われた。なお、非公式ではあるが準神滅具(ロンギヌス)の認定も受けている」

 

神滅具(ロンギヌス)ーーー文字通り、神すらも葬ることができるという、曰く付きの神器(セイクリッド・ギア)ーーー」

 

そう言って、エルシアは魁人が着せてきた制服を触り、戦慄を覚える。

 

「この制服を着ていると、女装している筈なのに羞恥心を感じない。それどころか当たり前と受け入れてしまっているのはーーーさっき言った神器のーーー」

 

「嗚呼。思考誘導だーーーそれが当たり前であると制服から暗示を掛けるーーー普通なら当たり前に受け入れる筈だが、一部を除き、その暗示が効かない者達がいる。だからこそ、君が暗示が掛かっていることを自覚しているのは、本当に驚いたよーーーやっぱり、俺が見込んだ力はあるとーーー」

 

「力ですか?だけど、僕はーーーまともに力を使えない落ちこぼれですよーーー」

 

そう言って、自身の神器の力を引き出せないエルシアは自虐する。

 

だが、魁人はーーー

 

「それは環境が悪い。君の力が発揮できる環境を作らなかった親父達にも責任はあるが、俺なら君を、君の力を引き出せる。だから、このクラスに編入させた」

 

「編入させた?どういう事ですか?だって、このクラスはーーー」

 

「懲罰対象の者達を矯正させる目的で作られたかーーー間違いじゃねぇよ。俺を含め、ここにいる全員が懲罰対象または外の法に基づけば死刑になる奴らばかりだ。だが、このクラスを作らせた目的は違うーーー」

 

「目的?その言い方だと、魁人さんがーーー」

 

「嗚呼。軍法会議で、俺の懲罰についての話の時に提案し、設立が決まったから、事実上俺が作ったと言っても過言じゃないーーー」

 

「何のためにーーー」

 

「サタナエルは聞いたことがあるか?」

 

「はい。元最高幹部の一人にして、神の子を見張る者(グリゴリ)設立史上最悪の事件を引き起こした大罪人だとーーー」

 

「俺はサタナエルの直弟子だった。あの人の命の下で何人もの命を奪ってきたーーー大罪人でもある」

 

「ーーー!?」

 

魁人の告白に絶句するエルシアーーーそれだけサタナエルがヤバい存在であると指導教官達に教えられてきたのもあるが、それに加担した人が目の前にいる。

 

「ーーー大罪人である貴方は、このクラスを作り出して何がしたいのですかーーー答えによってはーーー」

 

「サタナエルを止める」

 

「!?」

 

「罪滅ぼしと言うのではないーーー俺が犯した罪は、俺自身が償うものだ。単純に第二の俺を生まないように、その要因たるサタナエルを止めるーーーそれには、手数もそうだが、人員が足りなくてなーーーその為に作らせた」

 

「ーーー」

 

「だからこそ、約束しようーーー俺は奴隷(スレイブ)クラスに入った者達、だれ一人欠けずに生き延びれるようにーーー今まで培ってきた技術を全て与え、奴隷(スレイブ)になっても幸せに暮らせる環境作りに全力で向き合う。その為に、君の力を貸して欲しいーーー」

 

そう言って、エルシアに頭を下げる魁人ーーーその言葉と態度を見てーーー

 

「はぁーーーまさか、トップである貴方がぼくのような未熟者に頭を下げますかーーー」

 

彼に対して向けようとしていた嫌悪感が薄れていくのをエルシアは、感じていた。

 

そして、しばらく考え込みーーー

 

「ーーー分かりました。確かに、元のクラスに馴染めなかったのも事実です。ぼくの力を引き出してみせると言ったからには責任、取ってくださいね!」

 

「約束しようーーーもうそろそろ、時間だなーーー」

 

「時間?」

 

「嗚呼。この気配ーーー来たか。マドカ、クロナ、ノアーーー入れーーー」

 

そう言うと、執務室の扉が開く。すると、エルシア、魁人と同じ制服を着た美少女達が入ってくる。

 

「その様子だと話が終わったみたいですねーーー」

 

「嗚呼。エルシアを食堂に連れていてくれーーー今日は歓迎会だーー」

 

そう言って、黒髪に短髪の少女ーーーマドカにエルシアを食堂に連れていくように命じる。

 

「了解ッスーーーカイ兄も後でね!」

 

「じゃあ、行きましょうかーーーエルシアさん!兄様も後でーーー」

 

そう言って、マドカと同じ黒髪短髪の少女クロナと、銀髪ロングの少女ノアは、いきなりの事で動揺しているエルシアを引っ張って、執務室を出ていった。

 

その様子を見守った後ーーー

 

「それでーーーかれ、じゃなかった彼女ーーーエルシアはどうだったかな?」

 

『今のところは何とも言えないかなーーー本当に、役に立つかは分からないよ?』

 

そう言って、キャラメル色のロングの美少女が魁人以外いない筈の執務室で姿を現した。

 

「まぁ、俺の手腕は知っているだろ?」

 

「まぁね~じゃ、私達も行こ?」

 

「行くから引っ張るなーーー伽羅!」

 

そう言って、姿を現した伽羅に引っ張られた魁人は、そのまま執務室を出て食堂に向かった。

 

食堂ではエルシアの歓迎会があり、奴隷(スレイブ)クラスの少女達がエルシアを暖かく迎い入れていた。

 

歓迎会は大いに盛り上がった。魁人が『雷光』のバラキエルの妻である姫島朱璃から叩き込まれた調理技術を披露したこともあり、緊張していたエルシアも大いに満足していた。

 

そして、歓迎会の締めの言葉でーーー

 

『あっ、そうだ。ちなみに、奴隷(スレイブ)クラスではプライベートの時は奴隷服(スレイブ・クロス)又は囚人服(プリズナー・クロス)の着用が義務だからよろしくねーーー』

 

『なんでやねん!!!』

 

『魁人の性癖です。諦めてくださいーーーちなみに、外出時は普通の服で大丈夫ですので、ご安心をーーー』

 

魁人の締めの暴露に、思いっ切りツッコむエルシア。なお、マドカは訂正を入れて、エルシアをなだめるのだった。

 

 

 




本編と違う所

・途中から仲間になるノアが最初から仲間になっている

・黒葬機関ではなく奴隷(スレイブ)クラスと言う名で活動しており、制服は『リコリス・リコイル』のサードリコリスの制服となっている。

今回、登場したオリキャラのエルシアは銀魂で言うところの新八ポジションーーーつまり、ツッコミポジションのキャラです。

今後、どのように彼らが活躍していくか、こうご期待!!
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