制服創造の厨二系堕天王子IF〜堕ちた彼岸の花と黒き狗神〜凍結中 作:戦魔王ゼロ
ちなみに人器は魁人が開発した人工神器の略称であり、セイクリッド・デバイスと呼んでいます。
詳細が気になる方は制服創造本編を読んでみてください!
僕、エルド・アンダーソン改め、麻羽エルシアが
「やっぱり、前に居たクラスと違って、環境が良過ぎるーーー」
この一カ月、僕は
その訓練は、前に在籍していた
例えば、剣といった武器の形状を持つ
上層部が極秘裏に研究していると言われている人工
なお、
その為、僕たちーーー
それに、魁人さんが持つ
このように、普段から纏う制服すらも他のクラスの制服や防具を越す高い性能があるため、本当にぼくは
なお、驚いたのは訓練内容や装備だけではない。
「漫画喫茶やコンビニ並の、それどころかスーパー銭湯やグレードの高そうなビジネスホテルぐらい設備の豊富さ、それに食事に至っては、元名門ホテルにいた料理人さんや、それに匹敵する調理技術がある魁人さんがいるお陰で、毎日高級ホテルに出そうな食事を味わえるーーーそれで、
そう設備があまりにも良過ぎるのだ。
僕たちがいる区画は、
だが、実態は違ったーーー
この
何故か、24時間営業のコンビニや自販機もあるため、深夜、お腹が空いてもーーー買いに行くこともできる。
しかも、食堂が完備されており、某ホテルにあるようなビュッフェもできるぐらい大きく、それに加えて最新鋭の設備、そして、それを扱う調理人達が配備されているので、毎日、豪勢とも言える食事が振る舞われている。
無論、食べ過ぎは身体を壊すので、訓練以外でも使える某ボーリング施設にあるスポーツエリア(各種のスポーツの器具も揃ってる)、フィットネス目的のトレーニングルームもあり、なおかつ、魁人さんも認める名医が、
監獄にしては周りにも環境が整っているーーー故に、魁人さんに、何故、ここまで環境がいいのか聞くとーーー
「確かにーーー
そう言って、微笑んでくる魁人さんーーー思わずドキッとするほど、可愛らしく思える笑みだったので、記憶に新しい。
このクラスに編入するまでは、あんまり良い噂を聞かなかったから、嫌だったけどーーー今は居心地がいい。
だからこそ、このクラスの仲間たちの為に、何より僕を、この
「強くならなきゃいけないーーー」
そんな思いを抱き魁人さんから渡されたトレーニングメニューや、
「ーーーそろそろ、
ある日ーーー魁人さんがアザゼル総督の命令書を僕に見せてきた。
「いよいよですかーーー」
「嗚呼。ある程度、この一カ月で、この
そう言って、魁人さんは命令書に書かれている内容について、再度、目を通した後、僕に渡してきた。
「要約するとーーー脱走者の捕縛又は始末だ」
「脱走者ーーー
「当たり前だ。もし、
魁人さんは、自身に着けられている首輪を指で指しながら、今回の脱走者について、説明を始める。
「脱走者は3名で、その内に2名は人間界ーーーつまり、地上へ行き潜伏中、そして、もう1人は冥界の悪魔領ーーーつまり悪魔勢に亡命とも取れる形で
「3人まとめてって訳では無いですねーーー」
「まぁ、まとめてだと補足されやすいというのもあるーーーだからこそ、脱走の成功率が高くなるようにバラバラで行動し見事に成功したーーーこっちに捕捉されなければなーーー」
そう言って、命令書とは別の紙に目を通す。
「ーーー情報部から脱走した3人がそれぞれいる場所と思われる情報をまとめた報告書だ」
「やっぱり、うちの情報部って凄いですね」
「嗚呼。親父自らスカウトした諜報のプロフェッショナルも居るからなーーーこれくらいは朝飯前だろうーーー」
そう言って、報告書に目を通したあと、魁人さんは、僕を見てーーー
「先に、地上に潜伏している2人の捕縛又は始末するーーーなるべく捕縛で済ましたいがーーー」
「覚悟はできています。あと、残りの1人は?」
「ちと、やっかいな場所に潜伏している。この1人は、準備が必要だから、あとで行うーーー変に悪魔たちの怒りを買って、大戦再開は洒落にならんからなーーー」
そう言った魁人さんはーーー
「しばらくは、俺との
「了解ですーーー」
こうして、僕の
「ここが脱走者達が潜伏している可能性がある工場ですか?」
「正確には、廃棄された工場が正しいーーー脱走した2人は、兄妹でなーーー物心がついた時には親に捨てられ、スラム街で2人で暮らしていたと報告書に書かれているーーー」
そう言って、辺りを警戒しながらーーー今回の捕縛対象となっている2人について説明を始める。
現在、魁人とエルシアは脱走者2人を追って潜伏していると思われるヨーロッパの某国にある廃棄されて、ほぼ廃墟と化した元軍の工場跡から少し離れた山の中にいる。
「今回、脱走した2人の
「恐ろしいですねーーーちなみに、それぞれの
「
魁人は、自身たちに支給されている端末を操作して、
「
「エグいですね。それで、どうやって捕縛するのです?」
「2人まとめて相手にするのではなく個別で対峙するーーー兄は、任せる。なお、君の
「分かりました。魁人さんは妹の方を?」
「嗚呼。妹の対処が終わったらーーーすぐに援護に向かう。なお、自身の死を感じそうならーーー最悪、逃げ回って撹乱させる方向で動けーーー」
そう言って、魁人は廃工場の方向に視線を向けるとーーー
「
自身の
それに加え、横線が入った透明なジャンパースカートみたいなものを
「
「その鐘が中に浮いているようにしか見えませんーーー他にも擬態できるんですか?」
「嗚呼。例えば、透明なマントの装束なら風、濁ったポンチョみたいな装束なら波というような自然現象、機関車の装束なら本当に機関車、特殊な斑模様のレインコートとカエルみたいな手足ならカエル、犬耳と尻尾をつけたら犬、果ては茸の被り物をすれば茸というように様々なものに擬態できる。あと、その擬態したものの特性を自身の力として使うこともできるーーーとりあえず、今からーーー妹の方の対処に向かうーーー」
そう言って、打鐘ーーー鐘の姿となった魁人は、何故かそのまま空に浮いたあと、突然と姿を消した。
それを見届けたエルシアはーーー
「ーーー行こう。魁人さんの役に立つためにーーー」
そう言って、そのまま辺りを警戒しながらーーー兄妹、ターゲットの兄がいる廃工場に向かうのだった。
今回は、ここまでーーー次回は魁人の視点で妹の対処の描写をしたあと、エルシアと兄の戦いについて話を進めます。
制服創造本編も読んている人は、分かるかもしれませんが
戦闘の時にも使っている回があるので、気になったら制服創造本編も見てください!
次回もお楽しみに!!
P.S.
本編も更新しましたので、そちらも良かった読んでください!