制服創造の厨二系堕天王子IF〜堕ちた彼岸の花と黒き狗神〜凍結中   作:戦魔王ゼロ

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前回、投稿した人器(セイクリッド・デバイス)の名称を一部、変更しています。

既に投稿されている回では、先に変更済となっています。

今回は、主に魁人と錬金術師(アルケミスト)との戦い、決着まで送りします!!


エルシアの初任務⑥

 

エルシア達が悪魔や脱走者の男達を殲滅するために、迷路状となっている森の中を突き進んでいる頃ーーー

 

魁人はーーー

 

『潰れちゃぇ!!』

 

『その巨大な腕、飛ばせるのかよ!?しかも、腕を含めた全身から極太のビームってーーーまるで、ジ◯ング又は最近話題のサイコガン◯ムみたいな奴だな!!』

 

錬金術師(アルケミスト)が搭乗もとい生体ユニットとして組み込まれた装甲兵装(パワードスーツ)型の人器(セイクリッド・デバイス)暗黒騎士の(オルタナティブ・ダークナイ)討神鎧殻(ト・ロンギヌスアーマー)の猛攻をひたすら躱していた。

 

最近、話題の某ロボットアニメ作品に登場したジ◯ングや、最近、色々な意味で話題になった、その某ロボットアニメ作品、その最新作に登場したサイコガン◯厶みたいに腕を遠隔で飛ばして敵にぶつけたり、いくつかの内蔵したビーム砲を全方位に放ったりするため、近づくことができない。

 

それに加えてーーー

 

『ぐあああわぁは!!!』

 

『◯■▲◯※!!!』

 

『ーーーーーー』

 

錬金術師(アルケミスト)が呼び出した人工生命体(ホムンクルス)達による連携が加わるため、休む暇がなかった。

 

様々な生命体を掛け合わせた異形の人工生命体(ホムンクルス)は、自身に組み込まれた生命体の力を全て発揮することで魁人すらも認識できない速度による襲撃ーーー

 

人の言葉を発しない白髪の少女は、念動力(サイキック)に近い力を用いて、魁人の回避行動を制限する為に、力場を壁のように組み合わせて取り囲んだりーーー

 

黒き鎧に身を包んだ騎士は魁人を撃墜しようと装備している黒い大剣を軽々と上段に構えて力を溜めていく。

 

 

ホムンクルス。特に、あの重そうな黒い大剣を軽々と自分の身体の一部のように扱う黒騎士の力量は尋常じゃねえ!!!

 

流石に、一対四は無謀だったかーーー

 

錬金術師(アルケミスト)達の戦力を軽く分析した魁人は、自分一人で抑え込めると自信満々で、対峙した短慮さを心の中で恥じた後で、どう対処するか回避行動に徹底しながら考えていく。

 

 

この時、魁人は黒葬覇龍の(ブラックアウト・ダウンフォール)堕天焔鎧(・ブレイズアーマー)を纏って飛翔しながら、全方位の攻撃を軽々と躱していた。

 

ちなみに、これは魁人が元々宿す堕天使の翼による飛翔ではなく、鎧に装着されている光翼を駆使して回避している。

 

なお、光翼は魁人の光力を元に形成されている為ーーー

 

『喰らいやがれ!!光翼の剣羽(ライトニング・フェザーエッジ)!!』

 

光翼から鋭い赤い光刃群が射出されていく。

 

勿論、その対象は錬金術師(アルケミスト)勢でありーーー不意打ちのように放たれた光刃群は、獲物を狩り尽くすように容赦なく錬金術師(アルケミスト)達に直撃し爆発する。

 

だがーーー

 

『無傷かよーーー』

 

『確かに当たれば、即死は免れないかもねーーーけど、この子が張る防壁は、貴方の攻撃すらも無効化するーーー』

 

そう言って、自身が乗る愛機の防御性能を自信満々に語る錬金術師(アルケミスト)

 

暗黒騎士の(オルタナティブ・ダークナイト)討神鎧殻(・ロンギヌスアーマー)から大出力とも言える防御障壁が展開されており、魁人の光刃群を全て受け止めて、無力化させていた。

 

『今度は、こっちの番よーーー絶望しなさい、隷属の円輪(スレイブ・チャクラム)ーーー』

 

そう言った後、暗黒騎士の(オルタナティブ・ダークナイト)討神鎧殻(・ロンギヌスアーマー)から10機の戦輪(チャクラム)が射出される。

 

『ーーー隷属(スレイブ)?まさかーーー』

 

錬金術師(アルケミスト)の言い回しで何をするか察した魁人は、即座に回避行動を取る。

 

だがーーー

 

『無駄だよーーー』

 

そう言って、暗黒騎士の(オルタナティブ・ダークナイト)討神鎧殻(・ロンギヌスアーマー)で展開した防御障壁を、今度は魁人の回避を妨害する壁代わりに展開し直していく。

 

それだけでは無い。人工生命体(ホムンクルス)達も魁人の回避先を潰すために先回り又は攻撃を仕掛けていく。

 

『くそーーー』

 

魁人が悪態を突きながらも回避又は迎撃する形で攻撃を相殺するもーーー

 

『さぁーーー終わりよ!!』

 

 

戦輪(チャクラム)がーーー魁人の首に当たった瞬間、一瞬だけ変化した。そして、それは魁人の首を締める首輪となり装着される。

 

その瞬間ーーー

 

『うっあああーーーー』

 

突如、苦しみ始める魁人ーーーそして、それと共に禍々しい闇のオーラが魁人を包みこんでいく。

 

装甲が解除されると、そのまま四肢に首輪と同じような枷が現れ、枷から鎖が発生し、枷同士を繋いでいく。

 

そして、魁人が纏っている衣服も変わりーーーボロボロの、まるで奴隷服のような格好となりーーー

 

全てが変化するとーーーオーラが消え、そこには奴隷の姿となった魁人が力尽きるように倒れていた。

 

『装着した者を奴隷に変える魔導具ーーー奴隷具(スレイブ・ギア)ーーーそれを兵器として改造したのが、この隷属の円輪(スレイブ・チャクラム)ーーー念動力によって遠隔操作が可能で、戦輪(チャクラム)としての斬撃能力は勿論のこと、相手に直撃させれば、相手を文字通りの奴隷に変えることもできるーーー』

 

そう言って、力尽き奴隷と化した魁人に近づく錬金術師(アルケミスト)ーーー暗黒騎士の(オルタナティブ・ダークナイト)討神鎧殻(・ロンギヌスアーマー)から降りてーーー魁人の側に来るとーーー

 

「嗚呼ーーーようやく、魁人、いや兄様を手に入れたーーーこれで、私と兄様だけの楽園をーーー」

 

愛しいそうに倒れた魁人の頭を撫でる錬金術師(アルケミスト)ーーー魁人に対しての執着で、その顔は恍惚となっていた。

 

だがーーー

 

『お嬢!!離れろ!!!』

 

突如、黒騎士から声が発生する。いつもは何も語らず、淡々と主の命に従っているだけの人工生命体(ホムンクルス)から声が発生した事に驚愕した錬金術師(アルケミスト)だったがーーー黒騎士の力量を知っているため、即座に回避行動を取ろうとする。

 

だがーーー

 

「嗚呼ーーーわざと倒れた振りして不意を打とうと思ったが、やっぱり、そこの黒騎士ーーーただもんじゃねぇな」

 

「わざと気を失った振りをして私に近づけさせたのねーーーけど、貴方は、今ーーー神器(セイクリッド・ギア)や光力、魔力は使えないわよ!!」

 

奴隷具(スレイブ・ギア)が着けられている間は全ての異能の力は使うことはできない。

 

それにーーー

 

「主である私に逆らえばどうなるか、開発者の一人である貴方にも、分かるでしょ!!」

 

奴隷具(スレイブ・ギア)を着けられた者が、着けた者、つまり主に反抗した際には、その中に仕込まれた懲罰術式により破壊されるような強大な痛みを全身に与えられる機能が備わっている。

 

それを発動しようとするがーーー

 

「えっーーー発動しない?」

 

「嗚呼。それと、これは要らねぇなーーー」

 

そう言って、首輪をーーー特殊な金属でできているものを、まるで、飴細工のように手で変形させて破壊し、投げ捨てる。

 

するとーーーその首輪が装着されている部分に特殊な術式が刻まれた入れ墨みたいなのが現れた。

 

魁人が、それに触れると入れ墨が光り、その光が収まるとーーー先ほどの首輪と違ったデザインの首輪が現れ、枷もデザインが変わっていく。

 

「それは、奴隷具(スレイブ・ギア)?兄様は、誰かの奴隷だった?」

 

「確かに奴隷であることはそうだが、これは奴隷具(スレイブ・ギア)の首輪じゃねぇよーーー神器(セイクリッド・ギア)覇者の腕輪(スレイブロード・リング)ーーー対象者を奴隷に変える最もクソッタレな力を持つ、かつて、俺が愛した子が宿していた神器(セイクリッド・ギア)ーーー」

 

「そんな力を持つ神器(セイクリッド・ギア)があるなんてーーーじゃあ、その首輪は!?」

 

「彼女、イヴの力によって奴隷として、彼女と共にいた。サタナエルの命令で彼女の奴隷となったが、それでもお互い悪くない関係だった。それに、自分も一緒の姿で居たいと言うことで、彼女も自ら奴隷となっていたなーーー俺が開発した奴隷具(スレイブ・ギア)でーーー」

 

「お互いを奴隷に!?何で、そんなーーー」

 

「分からないだろうなーーーこれも愛の形というのも可笑しいとは思うが、俺とイヴは互いを奴隷にしてしまうほどーーー思い続けていた。だがーーー俺はイヴをーーー」

 

そう言って、首輪に手を触れる。何かを思い出し、今でも泣きそうになりながらもーーー目の前の相手、錬金術師(アルケミスト)に説明を開始する。

 

奴隷具(スレイブ・ギア)はイヴの覇者の腕輪(スレイブロード・リング)の機能を再現、一部を簡略化させて扱いやすくした魔導具だ。そして、この道具には、ある一点だけ奴隷化させられないものが存在するーーーそれが、この覇者の腕輪(スレイブロード・リング)で奴隷化した者、つまりは、ただ俺一人が、この魔導具の影響を受けないーーー」

 

「そんな秘密があるなんてーーー」

 

驚愕の真実に膝をつく錬金術師(アルケミスト)ーーー

 

そんな様子に魁人は、首を傾げる。

 

何故ならーーー

 

「いや、ちゃんとレポートにも残しているから秘密でも何でもないぞーーー」

 

「えっーーーじゃあ、私は何でーーー」

 

魁人の言葉に、錬金術師(アルケミスト)が狼狽し始めてきた。

 

その様子を見て、確信する。

 

「なるほどーーー君は錬金術師(アルケミスト)ではない。おそらく、俺の捕獲のために必要な記憶だけを植え付けられた人工生命体(ホムンクルス)ってとこかな?」

 

「えっーーーあ、ああ、嗚呼、ああ!!」

 

魁人の指摘を受け、叫び、苦しみ始める錬金術師(アルケミスト)と名乗っていた少女ーーーいな、人工生命体(ホムンクルス)

 

『やめろ!!彼女にーーー』

 

そう言って、人工生命体(ホムンクルス)が、特に黒騎士が魁人に襲いかかって、その指摘を止めようとしていた。

 

それを見て、魁人はーーー

 

「ビンゴかーーーそれとーーー」

 

「ーーーーー当調整体αの思考にエラーが発生。修復不可ーーーよって、当調整体αは破棄、情報抹消のため、暴走し、周囲50km範囲を殲滅後、自爆しますーーー」

 

そう言って、錬金術師(アルケミスト)改め、調整体αと名乗った人工生命体(ホムンクルス)の少女は、搭乗していた暗黒騎士の(オルタナティブ・ダークナイト)討神鎧殻(・ロンギヌスアーマー)を念動力で呼び寄せて、再度、搭乗しようとする。

 

調整体αの言葉を鵜呑みにするなら暗黒騎士の(オルタナティブ・ダークナイト)討神鎧殻(・ロンギヌスアーマー)で辺り一帯を破壊し尽くした後、機体諸共自爆するというシナリオだろう。

 

それを確信した魁人はーーー

 

「悪いが、黙ってみるほど腐ってなくてねーーー恨むなよ、お前も俺を奴隷にしようとしていたんだから!!」

 

そう言って、左手首に力を込めるとーーー眩い銀の光が発生し、それが収まるとーーー左手首に銀の腕輪が巻かれていた。

 

「力を貸してくれ、イヴーーー覇者の腕輪(スレイブロード・リング)奴隷契約(スレイブ・コネクト)!!」

 

魁人が調整体αに、目にも止まらない速さで肉迫した後、その背後に触れる。すると、調整体αの背中から特殊な魔方陣みたいな紋様が現れる。その魔方陣の中に覇者の腕輪(スレイブロード・リング)を装着した左手を入れる。

 

魔方陣の中は、別の空間に繋がっているようで、魁人の腕がすっぽりと入ってしまうぐらい広かった。

 

しばらく、手を動かして、魔方陣の中を探っていくとーーー

 

「あったーーー隷属の鎖(スレイブ・チェーン)!!」

 

そう言って、魔方陣から左腕を引き出していく。その先、左手には、眩い白の光を帯びた鎖が握られている。鎖に触れるとーーー調整体αはーーー

 

「んーーーいやぁーーー」

 

何かいかがわしい声を発していく。

 

「えっ、これってこんなにいかがわしい気分になるの!?俺の時は無かったのに!?」

 

まさかの反応に驚きを隠せない魁人。自分の時には、起きなかったことだったので、妙に罪悪感が出てしまう。

 

だがーーー彼女を止めるために躊躇はできない。

 

「なるようになるしかねぇ!!」

 

鎖を全て魔方陣から出した瞬間、左手首の覇者の腕輪(スレイブロード・リング)が光だし、鎖を掃除機のコンセントのように吸収し始める。

 

やがて、鎖が一定の位置まで吸収されるとーーー

 

「あああああ!!!!」

 

調整体αの身体は神々しい白の光に包まれる。

 

光が消えるとーーーそこには四肢に枷、そして首輪にボロボロとなった衣服、奴隷服を着た調整体αが立っていた。

 

「ーーー奴隷契約(スレイブコネクト)、終了。悪いが、しばらくは俺の奴隷として大人しくしてもらうぜーーー」

 

そう言って、調整体αに告げるとーーー安心した表情で倒れた。

 

他の人工生命体(ホムンクルス)も彼女が倒れたあとに連鎖的に動きを止めたーーーどうやら休眠状態と無ったらしく全員、眠っていた。

 

それを見た魁人はーーー

 

「とりあえず、一件落着かな?ただ、どう言い訳しようかな?」

 

この惨状に対し、エルシア達にーーー特に、伽羅にどう言い訳しよかなと悩み始めるのだった。

 




更新が遅れたこと、誠に申し訳ないです。

実は、身内が入院する事態が起き、しばらくは、その関係でプライベートでも小説を投稿する時間が取れないほどバタバタしていました。

無論、まだ身内が退院はしてないので、今もバタバタしていますが、時間が取れたら、今回みたいに更新を進めていくので、応援よろしくお願いします!

次回はエルシア達の戦いです。お楽しみに!!
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