予想外の9人目   作:妖狐アルル

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次の相手デスメラモンであってるよな…?


東京タワー危機一髪

昨日の戦いから1夜明け今は母さんの作ってくれた朝食をミサイモンも食べている

「うまー!やっぱりママさんの料理は最高だぜ!」

「あら〜もうミサイちゃんはお上手なんだから」

とか言いながら追加のウィンナーをミサイモンのお皿に乗せる母さん

 

「今日はお友達が来るのかしら?」

「うん もうちょいしたら来るはず」

「じゃあ母さん買い物行くかもしれないからアイス皆で食べてね〜」

そう言いつつ着替えに行く母さん、確かデパートの安売りがあるとか言ってたな

 

「ミサイモンはいお茶」

「ありがと〜 はぅ」

お茶飲んで落ち着いたミサイモンがソファに沈む、休日のお父さんか

そんな事を考えていたらインターホンがなる、皆さんが来たのだろう

 

 

玄関を開けて皆さんを通したがまだ城戸丈さんが来ていないようだが?

「ちょっと遅れてくるんだって丈先輩」

「そうですか」

空さんが言うには頼まれたお使いがあるからそれを行ってから来るそうだ

 

「まぁ丈はすぐ来るだろうし始めようぜ」

太一さんの言葉を皮切りに俺と光士郎さんは昨日の事を話しつつ仮説の話を皆さんに説明する

 

「なるほど 紋章とデジヴァイスが惹かれ合うのを逆手にとられたってことか」

「悪りぃそうとも知らずに俺寝てたからよぉ」

太一さんが申し訳なさそうに言うが仕方ないだろう、長旅で疲れていただろうし

 

「そうなるとこの反応が出たら敵のデジモンが出てくる可能性があるってことか」

「そうなります、今反応がないのは紋章の力を何かで遮断しているのだと思います」

でもこうなると話は平行線、本来はこの反応頼りに8人目を探すはずがもう8人目は光ちゃんって分かってるし

 

「じゃあこの反応が出たらソイツらを倒すしかないって事か」

「でも逆に言えばこっちから仕掛けることだって出来るって事だ、悪い事ばかりじゃないさ」

太一さんとヤマトさんの発言に皆で頷く、やはり情報があれば対策がスムーズになるな

 

「あら?インターホン??」

「城戸さんですかね? ちょっと失礼」

玄関を開けるとやはり汗をかいた丈さんだ、わざわざ走ってきたのだろうか

 

「おせーぞ丈」

「仕方ないだろぉ?」

ゼェゼェ息を吐く丈さんにお水の入ったコップを渡すと一気に飲み干していく

 

「ぷはぁ!ありがとう薊くん」

「いえいえ 城戸さんも座ってください」

丈でいいよと言いながら丈さんも皆さんの中に入っていくとカバンから出たゴマモンが話しかけてくる

 

「オイラにも水ぅ〜」

「うわあああ!?ごめんゴマモン!!」

長い間カバンに入ってた為か目を回してるゴマモンを掴み急いでお風呂場に持っていき浴槽に入れ水を入れる

 

「あぁぁぁ…生き返るぅぅ」

「あはは ゆっくりどうぞ」

ゴマモンをお風呂に置いて皆さんの元に戻ると先程の話をあらかた聞いた丈さんが唸っている

 

「難しい話だなぁ こっちから打って出るにしても急に来られたら人目があるし」

それが問題だ、相手は気にせず来るだろうけどこっちはなるべくデジモンをバレないように連れ歩かなければならないし

 

「とりあえず今日の動きを決めよう、恐らく相手は人が多い所に来ると思う」

丈さんが話すには恐らくだが相手は探すのに人が多い所をしらみ潰しに探すはずだと

 

「あの…その前に1ついいですか?」

「どうしたんだよ薊?」

「いやぁ…完全体ってなんです?」

そう言うと皆さんあぁ…って反応になる、実際は知ってるけどこうやって聞かないと不自然だしもしかしたら俺の紋章の名前も知ってるかもしれない

 

「よし班で別れよう 薊に説明する奴と残りは2組で別れてデジモンを探そう」

ヤマトさんの指示でデジモンを探すのに空さんとミミさんペア ヤマトさん 丈さん タケル君の3人

俺に説明するのに太一さんと光士郎さん、光ちゃんは俺と一緒に説明を聞くことになった

 

 

「太一で大丈夫か?」

「なにおう?」

ヤマトさんのからかいに太一さんが食ってかかるがこれはただじゃれているだけ、皆スルーしてる

 

皆さんと別れ光士郎さんが説明してくれる

完全体とは成熟期より更に上の進化であり選ばれし子供のデジモンを完全体にする場合はタグと紋章が不可欠である事、間違った意味で捉えると大変な事になるという事

 

「紋章には名前があります例えば太一さんは勇気」

「なんというか太一さんらしいですね」

そう言うと太一さんはそうか?と言いながら手で鼻をかく

 

「ヤマトさんは友情 空さんは愛情 ミミさんは純真 丈さんは誠実 タケルくんは希望」

「そんで光士郎は知識だな!」

なんというか本当皆さんにあった言葉が紋章となっていると改めて感じる

 

「あの 俺タグないんですけど」

「あぁ!そういや薊のは紋章だけってゲンナイのじじいが言ってた!」

ゲンナイさんが?ってか俺のタグないのか

 

「ゲンナイさん曰く薊くんのデジヴァイスはプロトタイプ、その紋章も他とは少し違う形でデジヴァイスに紋章がインストールする形になっているそうです」

プロトタイプなのにハイテクでは?…いやプロトタイプだからこそ実験的意味でタグは無いのか?

 

「そうだ薊お前の紋章の名前教えてやるよ」

やはり俺の紋章の名前も聞いてたか、デジヴァイスを取り出すと画面に瑠璃色に輝く翼の様な紋章が浮かび上がる

「お前の紋章の名前は〝自由〟の紋章だ」

 

自由…そうか俺の紋章…

「自由の紋章…だってさ相棒」

「俺達らしいかもね!俺の背中で「自由に飛ぶ」へへっ!」

メイルバードラモンに乗って自由に飛ぶのに心が満たされていた理由、ある意味この紋章はほんとに俺にあってる紋章のようだ

 

「よーし説明も終わったしどうする?俺達もデジモン探しに行くか?」

「合流しますか?空さん達の所なら合流しやすいと思いますけど」

確か空さん達は東京タワー付近を探ってみるとか言ってたな

 

そんな事を考えていたら携帯に速報が入る…!?

「なんだ薊携帯持ってんのかよ」

太一さんの言葉に返事を返さず急いでテレビのリモコンを操作しテレビを付けると画面に東京タワーが映し出されそこに見慣れた赤い鳥のデジモン、バードラモンが映し出されている

 

「バードラモン!?って事は空か!」

「よく見るとトゲモンもいます…もう1体はなんだメラモンに似てる?」

熱が強いのか東京タワーがぐにゃって曲がりそうに見えてくる、いやこれはほんとに曲がるレベルだ!?

 

 

「急いで行くぞ!」

「何処かでカブテリモンに進化して飛んでいきましょう!その方が早いです」

走る太一さんと光士郎さんを追い光ちゃんの手を握って走る

 

人目のつかない場所に隠れテントモンがカブテリモンに進化、皆で乗り東京タワーを目指す

「なんで光まで連れてくるんだよ!?」

「置いていく方が危ないでしょ もし誰もいない時に敵のデジモンが来たらどうするんです?」

 

太一さんが渋々引き下がり光ちゃんに俺達から離れるなよと言い聞かせていると東京タワーが見えてくる

 

メテオウィング!!

翼から炎を纏った翼が隕石のように敵デジモンに放たれるがそれは吸収されてしまう

「デスメラモン…完全体です!」

「また完全体かよ!」

 

【デスメラモン 完全体デジモン、メラモンより更に強くなった炎は青く燃え上がっている 必殺技は体内で溶かした重金属を放つヘヴィーメタルファイヤー】

 

「ここは私が!ココナッツパンチ!

トゲモンが果敢に攻め込み放った必殺の右ストレートは燃え盛るデスメラモンの腕に止められそこから炎が燃え移る

 

「あちゃちゃちゃちゃ!?」

「もーう何してるのよトゲモン!」

ミミさんの悲痛な叫びが聞こえる、どうやら彼女達は東京タワーの中にいるようだ

 

「相棒頼んだ」

「任せとけ!」

既にハグルモンに進化していた相棒がカブテリモンから飛び出しデジヴァイスから光が溢れる

 

ハグルモン進化ー!メイルバードラモン!!

メイルバードラモンに進化した相棒がそのままデスメラモンの炎が上がっていない箇所を狙い体当たりする

 

体制を崩したデスメラモンの横を通り過ぎバードラモンの横に滞空する

「メイルバードラモン!」

「あっちからカブテリモンも来てるわ おーい!」

 

カブテリモンがあと少しで東京タワーにつこうとした時、地面の道路から地響きが上がる

「今度はなんだァ!?」

下を見るとトリケラトプスを思わせる二足歩行のデジモンが東京タワーに向かって歩いているではないか

 

「アイツはトリケラモン 完全体!」

「上も下も完全体かよ!」

おい原作で出てないだろトリケラモン!お前02だろ出番!?

くそここに来て敵強化とは…!

 

「あーもう!下は俺とアグモンが行く光の事頼んだぞ!」

カブテリモンから太一さんが身を乗り出しデジヴァイスを掲げる

「ちょいちょい!危ないでんがな!?」

近くのビルにカブテリモンが太一を急ぎ下ろしてアグモンは光を上げながら地面に向かって飛んでいく

 

「アグモン進化ー!グレイモン!!

グレイモンに進化しトリケラモンに突撃し雄叫びをあげる

「あっちは太一さんに任せて僕らはデスメラモンを!」

 

「くっ!?」

「うわあああ!?」

メイルバードラモンが空を動き回り攻撃を躱しトゲモンがデスメラモンの鎖に叩かれ転がる

 

ファイアフラップ!

バードラモンが体を回転させ炎を散らしながらデスメラモンに体当たりするがあまり効果は無さそうだ

 

ヘヴィーメタルファイヤー!

バードラモンに向かってデスメラモンが口から超高熱火炎を発射する

バードラモンがそれを飛翔し躱すがその炎は東京タワーに直撃、先端が傾き始める

 

「危ない!?カブテリモン!!」

「ガッテン!」

カブテリモンが飛び倒れそうな東京タワーを力いっぱい押し返す

 

「完全体はやはり強い…!」

「それだけじゃない 炎関係の技は吸収される…ならメイルバードラモン!」

「あぁ!」

 

デスメラモンの上空を取り膝からミサイルを落とし空爆する

ナイトホーク!

落とされた爆撃により爆煙が上がるがそれさえも吸収しデスメラモンはどんどん大きくなっていく

 

「これもダメか…!」

どうする…コイツ強いぞ

「薊!!」

 

「メイルバードラモン!」

「今こそ俺達も更なる進化の時だ!」

更なる進化って完全体事か?…いやでも

 

「俺達は自由だ! 薊はいつも絵を描く時も光と遊ぶ時の時間もぜーーんぶひっくるめて自由なんだ!」

メイルバードラモン…

「俺達の翼で守るんだ 俺達の自由を!!」

 

あぁ…そうだな

「そうだな 守ろう俺達の「自由を!!」」

俺達が覚悟を決めた時、デジヴァイスが静かに瑠璃色に染まる……




次回 メイルバードラモン遂に完全体へ
乞うご期待

デジモンを紹介した家族の反応
八神家、最初は驚かれるも太一の必死の説明をちゃんと聞き理解アグモンは家族の中に迎えられた

石田家
ガブモンを紹介したかったが父が帰ってきてないので不可

武之内家
空の判断でまだ紹介していない

泉家
光士郎が自ら紹介、最初こそ不安もあったが光士郎が1歩踏み出し紹介した事で家族に迎えられる 少しずつ家族間の隙間も埋まり始めたのだとか

太刀川家
ミミの紹介ともあり両親は割とすぐに受け入れた、なんと言っても愛しの娘の友達なら大歓迎

城戸家
丈が紹介、かなり驚かれたし難色も示されかけたが兄の手助けもあり無事認められた 割とすぐゴマモンの性格もあり家族に馴染んでいるのだとか

高石家
ヤマトとタケルが紹介、かなり難色も示されたが息子達の必死の説明を受け納得
子供達にこれ以上大切な関係の別れもさせたくなかったというのは内緒

ズバリ!オリ主パートナーデジモン究極体にする?(する場合進化先はオリジナル)3/27まで!

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