予想外の9人目   作:妖狐アルル

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究極体も出来れば皆さんを驚かせれたらなって思ってます(笑)


光の翼 エンジェウーモン

空視点

「痛い!」

ヴァンデモンに捕まったヒカリちゃんの前まで来てタグと紋章は渡せたのにデジヴァイスはピコデビモンが掴んでしまった、そればかりかヒカリちゃんの髪の毛を掴んで逃がさないようにしている

 

「ちょっと!女の子の髪を乱暴に引っ張るんじゃないわよ!!」

「知るか!これでお前達も手は出せないだろう!」

その言葉に皆言葉を飲んで睨むしかない、今下手に攻撃してしまえばヒカリちゃんやテイルモンに当たってしまう

 

「よくやったピコデビモン」

「ははぁ!ヴァンデモン様!!」

このままじゃ……私達が手を出せないでいた時ヒカリちゃんの後ろを高速で飛ぶ影が4枚の羽を広げ飛び出した

 

薊視点

「こっ こいつは!?」

屋上まで登ったサイバードラモンが槍を振り下ろし急降下でヴァンデモンに突撃する

 

「おっ お前こっちを見ろ!8人目が「おい」へっ?」

サイバードラモンから飛び降りた俺がいるのを気づかずサイバードラモンに声をかけようとしたピコデビモンの声を遮る

 

「なっ!?いつのまぷきゃ!?」

気づいたピコデビモンが声をあげようとしたその顔を右手で思いっきり掴む

ぎゃあああああああああ!?

そのまま力の限り握るとピコデビモンからミシミシと音がなり悲鳴をあげる

 

「テメェ……何女の子の髪を汚ねぇ手で掴んでんだ…!

たまらずヒカリちゃんから手を離したピコデビモンをそのまま持ち上げ左手の渾身のストレートパンチで殴り飛ばす

 

「うぎゃぁぁぁぁああああ!?」

「デ…デジモンを殴った…?」

「薊くん強ーい…」

「薊くんのお父様もピコデビモンに手刀をしてましたもんね…」

 

「ヒカリちゃん大丈夫?」

「うん 薊さんが来てくれたから!」

ヒカリちゃんを背に隠し前に出る…しまったついカッとなってピコデビモン殴ったけどデジヴァイス取り返してからにするべきだったな

 

「おのれ役たたずが…どけぇ!」

「うぐぅ!」

ヴァンデモンを抑えていたサイバードラモンを殴り飛ばしたヴァンデモンがコチラを狙い

ナイトレイド!!

 

両腕を交差しマントを広げ手下の蝙蝠が声を上げ俺とヒカリちゃん テイルモンを亡き者にしようと迫ってくる

「きゃああああああああ!!」

「ッ!! ヒカリちゃん!」

咄嗟にヒカリちゃんとテイルモンにかぶさり守るようにうずくまる

 

なのにいつまで経っても俺の背に衝撃が来ない…不発?そんなはずは

「あっ………あぁ!

手の中のテイルモンの声が震える……待てよこのシーンって確か

 

「まさか!!」

俺が振り返ると同時にテイルモンの悲痛な叫びが木霊する

ウィザーモン!!

振り返ったその先には俺達を守るように両手を広げボロボロになったウィザーモンがドサッっと音を立て倒れる姿だった

 

「「「ウィザーモン!!」」」

急いで駆け寄りウィザーモンを揺らす…そもそもヴァンデモンにやられて漂流していたのに更にこのダメージじゃ

「ウィザーモンすまない 私がお前を巻き込んでしまったから」

 

「テイルモン……泣かないで…ください」

息も絶え絶えにウィザーモンが口を開く

「私は貴女に出会わなければただ……ただ孤独に死ぬだけだった……」

 

「いやぁ…ウィザーモン死んじゃいやぁ!」

「おい!ウィザーモン…しっかりしろよ!約束破るのかよ…ウィザーモン…」

「はは…そうだ君との約束……楽しみだったけど残念だ」

 

ゆっくりと手を動かし近くに落ちたボロボロの帽子に指を向けて何か唱える

でーた かためる…これでいい…帽子を」

言われて急いで帽子を取ってきてウィザーモンの近くに置く

 

「今魔法をかけました…これでこの帽子はガハッ!……データに戻ることはない」

そのまま掴んだ帽子を力なく俺に渡す

「約束を果たせなかったかわりに…この帽子を貴方に」

「テイルモン………そしてこの世界で出来た友よ…」

ウィザーモンの声がどんどん小さくなっていく

「ありがとう…」

最後に微笑み言葉を残し……友は静かにデータの粒となり…………姿を消した

 

「「ウィザーモン!!」」

ヒカリちゃんとテイルモンの涙まじりの叫びが木霊する…ウィザーモン…

残された帽子を被り 右手のデジヴァイスを強く握る

 

「ヴァンデモン…貴様は……貴様だけは!!!」

両目から雫が落ちる…

貴様だけは絶対に許さん!!

 

デジヴァイスの光りが更に強くなる、そしてピコデビモンが握るヒカリちゃんのデジヴァイスも強く光りを灯す

「うわあああ! くっ苦しいいいいい!?」

ヒカリちゃんのデジヴァイスを握っていたピコデビモンがその光りに苦しみ出す

 

「ピコデビモン! 「ヘブンズナックル!!」ぐわああああ!!」

何かを察知したヴァンデモンが動こうとした時、パタモンの進化したエンジェモンの一撃が背中を焼く

 

「サイバードラモン!!」

両腕で槍を構えたサイバードラモンが低空飛行でヴァンデモンに迫り槍を振り下ろす

 

「ぬぅぅ!何だこのパワーは 先程までとは違う!」

「当たり前だ!今俺には薊の!…ウィザーモンの力が俺に力を貸してくれているんだ!」

「戯言を!!」

 

ナイトレイド!!

グラットンファング!

ヴァンデモンの放つ無数の蝙蝠を肋の開いた箇所から放つ針が貫いていく

 

「うわあああ!苦しいいいいい!!!ヴァンデモン様あああああ!!」

「!!」

苦しむピコデビモンに走り近づき飛び蹴りを放ち蹴り飛ばす

「ぶべぇ!?」

 

その手から落ちたデジヴァイスが太一さんの近くに転がっていく

「! ヒカリ受け取れぇ!!」

それを掴んだ太一さんはヒカリちゃんに向けてデジヴァイスを投げる

 

「うん!…私は貴方を許さない!!

ヒカリちゃんのデジヴァイスが白く染まり紋章を貫き空に飛び出し砕け0と1の螺旋を描きテイルモンに降り注ぐ

テイルモン超進化!

 

テイルモンのシルエットが人型に代わり手袋が羽を模した物につけ直し羽が背から生える

目元をメットで隠し大天使型のデジモンが現れる

エンジェウーモン!

 

「テイルモンが…天使?」

ヒカリちゃんの呟くようにその姿は麗しい天使のような姿にテイルモンがエンジェウーモンに超進化したのだ

 

「ヴァンデモン…選ばれし子供の使命を邪魔し現実世界にまで侵食した挙句我が友ウィザーモンを亡き者にした罪を知れ!

「笑わせる この世界を闇へと塗り替えデジタルワールドと融合し全てを統べる王となるため私は私のなすべき事をしてきたまでだ!!

 

「ヴァンデモン!罪を悔いるつもりはないのだな!」

エンジェモンがロッドを構えすごむと周りにいた皆もまた構える

「フン! ブラッディストリーム!

エンジェモンの問に行動で示すようにエンジェウーモンに赤黒いエネルギーのムチを放つ

 

セイントエアー!!

エンジェウーモンが両腕を天に掲げると光の粒子がフィールドを作るように展開される

 

ぐうぅ!? かっ体が動かん!

「力がみなぎってくる…!」

ヴァンデモンが苦しむ中味方デジモン達は力を取り戻したかのようにパワーが溢れている

 

「ヴァンデモンとの決着をつけるんだ!!」

「あぁ! 皆!!」

太一さんの言葉とメタルグレイモンの叫びに皆が頷く

 

エンジェウーモンが大きく飛翔しヴァンデモンの上をとる

「今よ!皆!!!エンジェウーモンにパワーを!」

ヒカリちゃんの叫びにメタルグレイモン達がエンジェウーモンに向けて各々の必殺技を構える

 

ホーンバスター!!

フラウカノン!

ハンマースパーク!!

カイザーネイル!

シャドーウィング!!

ギガデストロイヤー!!

ヘブンズナックル!

イレイザークロー!!

 

皆から放たれたエネルギーがエンジェウーモンに集まりそれを1つの矢の形にする

「受けなさいヴァンデモン貴方の罪の重さを! ホーリーアロー!!

左手袋の羽を模した飾りが光り弓の形となり手にした矢を弾きヴァンデモンに放つ

 

やっ やめろ!うわあああああああああああああ!!

矢に貫かれたヴァンデモンが悲鳴をあげその姿を消す

 

「ヴァンデモンが…消えた」

倒したのか……ヴァンデモンを

「「「「「「やったあ!!!」」」」」」

 

「俺達ヴァンデモンを倒したんだ!」

「やればできるじゃないか!なぁ!」

「やったー!!」

「これで世界を元に戻せたのか!?」

 

皆が喜ぶ中俺とヒカリちゃん タケルくんは空を見つめる

「どうしたの3人共?」

空さんが不思議に思い聞いてきた時タケルくんが口を開く

 

「皆よく見て」

「なんだ?」

タケルくんの言葉に皆が振り返る

「霧…晴れないよ…?」

「まだ……終わってないのかもしれない」

 

俺とヒカリちゃんの言葉に太一さんがいの一番に反応する

「なんだって!?…ほんとだ霧が晴れない!」

「ヴァンデモンを倒すだけじゃダメなのか!!」

「そんな 私達霧に閉じ込められたままなの?」

 

どうやらまだ…この戦いは終わらないみたいだ

晴れない霧が静かに……そして確かにそう告げている




次はヴェノムヴァンデモンとの戦いですが…長くなりそうだし2から3話に分けるかもしれないです
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