予想外の9人目   作:妖狐アルル

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今回は全体的に太一視点でお送りします


帰還する子供達

俺がデジタルワールドに戻って数日、離れ離れになっていた皆とも合流してゲンナイっていうじいさんにも会ったんだ

 

その後ヴァンデモンが俺達の世界に進行するのをあと一歩で止められなかった…急いで俺達も戻らないと!

「だから戻る方法ないのかよ!」

「落ち着きなさい、おぉこれじゃ」

ゲンナイのじいさんが戸棚から出してきたのは…デジモンが書かれたカード?

 

「これを使うんですか?」

「うむ ヴァンデモンの城にこれをはめ込む事で扉が開くのじゃが…順番を忘れてしもうた」

「なにぃ!? まぁでも適当にはめて開ければ「それはいかん!」なっ なんだよ」

 

「下手な事をすればめちゃくちゃな世界に飛ばされる可能性もあれば、めちゃくちゃな形で復元されてしまう可能性もある」

「そんなの嫌ー!」

なんでそんな大事な事忘れるんだよ!

 

「しかしヴァンデモンの目的、8人目も気になります」

光子郎の発言に皆黙って頷く

「俺達の他にも選ばれし子供がいるなんてな、考えてもなかった」

あっ!待てよ!?

「俺知ってる 8人目…」

「「「「「えぇ!?」」」」」

 

「俺1回元の世界に戻ったろ? その時に薊…あぁ俺や空の後輩何だけどそいつがデジモンと向こうで住んでたんだ」

「なんでそんな大事な事黙ってたんだ!!」

「忘れてたんだよ!仕方ないだろ!?」

掴みかかってくるヤマトに怒鳴り返していると空や丈に止められる

 

「ふむ その子ではないのぉ8人目は」

「はぁ? でも薊はパートナーデジモンもいたしコイツも持ってたんだぜ?」

デジヴァイスを手に持ちジジイに見せると髭を撫でながら話し始める

 

「その子が持っているのはおそらくデジヴァイスのプロトタイプ、昔この世界から流れていってしまったものじゃ」

「プロトタイプですか? じゃあ機能等は」

「そこは変わらん、プロトタイプと言っても言わば初期型や先行生産に近いものじゃ」

 

「おそらくヴァンデモンも把握しておらん、しかし危険なのは変わりない」

ゲンナイのじいさんがちゃぶ台をひっくり返すとテレビの画面みたいなのが俺達の上から降りてくる

 

「これを見なさい、もしプロトタイプが人の手に渡った時その子の紋章が近くの遺跡に出現するプログラムを昔ワシらは仕込んでおいでのぉ ほれここ」

赤い点を指しゲンナイのじいさんは言葉を続ける

「元々は黄色であったが赤になっておるという事は少なくともその子供は紋章を手にしておるという事じゃ」

「向こうにタグも送ってあったんですか?」

「いや 紋章をインストールしデジヴァイスの中に保存される仕組みになっておる、タグは人数分しかなくプロトタイプの分はなかったのじゃ」

って事は薊は紋章を持ってる…もしかして!

 

「完全体になれるのか!」

「いや ワシらも完全には干渉できん、紋章自体は手に入れておるがそれがどの紋章なのかをしらぬ」

どういう事だ??紋章はあるんだろ?

 

「お主らは自分の紋章の意味を知っておる、それは進化にとっても必要な事じゃ」

俺で言うと〝勇気〟の紋章の事か、自分の首にかかってるタグを掴む

「じゃがその子は自分の紋章の名を知らん」

「そうか! だから紋章の力を引き出せない」

光子郎の言葉に頷くゲンナイ

 

「じゃあやっぱり急がねぇと!」

「8人目も心配だけど薊君も心配よ!彼まだ3年生なのに!」

「落ち着きなさい、子供たちよヴァンデモンの城に出向くのは明日にしなさい」

 

「そんな呑気な!」

「パートナーデジモン達も疲れておる、気を急ぐのは危険じゃ」

そういや今日皆戦ってるんだよな…

「太一…どうする?」

「今日は休もう、そして朝一でヴァンデモンの城にもう一度乗り込むぞ!」

「「「「「おぉ!!」」」」」

 

「ではゲンナイさん 行ってきます」

「うむ 光子郎よお主のパソコンに新たなデータを入れておる上手く使いなさい」

「ありがとうございます ゲンナイさんお元気で」

皆でゲンナイのじいさんに手を振りヴァンデモンの城に向かおう!

 

「おぉ そうじゃった子供達よ」

「あぁ!?もうなんだよ!」

「あの子の紋章の名前じゃ あの子の紋章の名前は…」

 

俺達はヴァンデモンの城にもう一度侵入したんだ、そしてあと一歩の所でヴァンデモンの手下のドクグモンに邪魔されちまった!

「ガブモン進化! ガルルモン!!」 「パルモン進化! トゲモーン!!」 「ゴマモン進化〜! イッカクモン!!」

襲いかかってきたドクグモンに、ガルルモン トゲモン イッカクモンが立ち向かう

 

「ヤマト!今のうちに!」

「あぁ!皆行くぞ!」

ガルルモンが一度振り返りヤマトに声をかけ、俺達は急いで門の前に走る

「これか!」

 

門の前にはカードがおけるスペース、ってこれほんとにどう置くんだよ!!

「強いの弱いのとか?」

「デカいの中くらいの小さいの?」

どれもそれっぽいしよぉ…!

 

「スティンガーボレーション!!」

「うわあああ!?」

「か…体が痺れる…!」

ドクグモンが吐いた毒霧をイッカクモンとトゲモンがまともに食らっちまった!

「そ〜れぃ!」

「「うわあああああ!?」」

 

そのまま体当たりをくらって、ゴマモン パルモンに戻ってしまう

「パルモン〜!」

「ゴマモン!大丈夫か!?」

「このー!ガルルモン!!」

 

「ガルルモン超!進化!! ワーガルルモン!!」

ヤマトがデジヴァイスを掲げ、タグから紋章が飛び出しガルルモンに注ぎ込まれ完全体に進化する

「今のうちに門を開けないと!」

 

光子郎の閃きで門の開け方、カードの配置はわかったけど最後に残ったアグモンかゴマモンのカード

「太一!」 「どっちなんだ太一!!」 「太一さん!」

こういう時は…えーい!!

「開け!ゴマモン!!!」

ゴマモンのカード置くと、門が重い音を立て開いていく

 

「よし!ワーガルルモン!!」

ヤマトが叫ぶとワーガルルモンが頷き、迫るドクグモンに右手の煌めく爪を振り上げる

「カイザーネイル!!」

「うぎゃあああああ!!?」

 

「ふぅ…」

「おつかれ! ありがとうツノモン!」

ツノモンにまで戻ったパートナーを抱き上げ、ヤマトも光が溢れる門の中に走っていく

 

 

 

「ッ……ここは」

目が覚めると目に映るはあの時の建物?

「私達…戻ってこれたのね!」

次に目を覚ました空が叫ぶ、やっぱりここは俺達の世界なんだ!

「ねぇ…パルモン達は?」

 

ミミちゃんの言葉に皆が辺りを見渡す、アグモン達が確かにいない!

「まさか…皆」

そんな時近くの草がガサガサ揺れて、手に木の実等を沢山持ったアグモン達が

 

「太一〜凄いよこんなに食べ物あった〜!」

「大量でっせ!」

「もう…そんなの食べなくてもいいのよ」

目尻に涙を浮かべた空が微笑み皆それぞれのパートナーデジモンに近づく

 

「とりあえず戻ってこれたんだ!薊と8人目を早く探さないとな!」

俺の声に皆が頷く、ヴァンデモンに俺達の世界を好きになんかさせてたまるか!




太一目線で書くの難しいですねw次回 太一達選ばれし子供達と薊の合流

ズバリ!オリ主パートナーデジモン究極体にする?(する場合進化先はオリジナル)3/27まで!

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