悪役令嬢、耐久力999で破滅フラグを物理的に叩き折る! ~頼れるのは鉄バットとクソゲー知識でした~   作:星灯ゆらり

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皆様、いつも応援ありがとうございます。
ここで一度、セレスティアの波乱に満ちた軌跡を振り返ってみたいと思います。


これまでのおはなし

第1章「崖っぷちからの反撃」 (第1話〜第8話)

物語は、主人公が現代日本のOLから、借金と悪評まみれの悪役令嬢セレスティアへと転生したことを思い出す、絶望的な朝から幕を開けます。破滅の運命を回避すべく、彼女は前世のクソゲー知識と、唯一カンストしていた「耐久力999」という能力を武器に立ち上がります。

 

宿代の支払いを機転で乗り切ると、借金返済のために危険な「獣の森」を抜ける配達依頼に挑みます。この任務の道中、牙猪(ファングボア)との死闘の末、セレスティアは自身の異常な耐久力を爆発的な走力に変換するスキル『伝令士』の力を覚醒させました。武器を失いながらも依頼を完遂して大金を得て借金を清算。さらには、かつての手下Aが街で最も腕利きの鍛冶親方の息子(リック)であるという、将来を左右する重要なコネを発見します。

 

親方との信頼を築くため、セレスティアは「希少鉱石」の輸送という極秘依頼を引き受けます。武器を鉄の杖(鉄バット)に持ち替え、道中では盗賊に襲われる見習い神官アリサを救いつつも 、鉱石を狙う複数の勢力をその悪知恵と規格外の『足』で出し抜き、見事任務を成功させました。

 

 

 

第2章「新たな力と小さな群れ」 (第9話〜第17話)

鉱石輸送の報酬でまとまった資金を得たセレスティアは、リックのパートナーであるリリの身なりを整えさせるため、魔族が経営する怪しげな美容院を訪れます。そこで店主のミレットに自身の秘密(耐久力カンスト)を知られてしまいますが、それを逆手に取り、彼女を半ば脅迫する形で協力関係を構築。対魔法防御の施術という、新たな力を手に入れました。

 

ギルドからは装備の貧弱さを理由に銀札の資格を問う試験を課せられますが、魔法剣士ゲオルグを鉄槌の一撃で沈黙させ、その実力を見せつけます。その後、因縁の魔物マグマスパイダーを単独で討伐し、ギルド内での評価を確固たるものにしました。

 

そんな中、セレスティアは人間とコボルトのハーフである犬耳の子供、シロとクロに出会い、食料を与えることで彼らを自身の手下とします。新たな仲間と共に強力な魔物「鋼皮獣」の討伐に成功し、ついには街に自身の家(ローン付き)を購入し、活動の拠点を手に入れます。

 

 

 

第3章「運命の奔流と揺るがぬ拠点」 (第18話〜第22話)

教会の炊き出しの場でアリサと再会するも、シロとクロが教会関係者に怯える様子を見せたことで、アリサとの溝はさらに深まります。その直後、ギルドから魔物の大群に対する緊急討伐要請が発令。セレスティアは単独で先行する中、原作ゲームの主人公である少年ケイルと遭遇。彼が窮地に陥っているのを、将来のリスクを考慮してやむなく救助します。

 

しかし、その戦いの中で、自分が過去に始末した盗賊団が、ケイルの故郷を守っていた存在であり、村の壊滅の間接的な原因を作ってしまった可能性に気づき、愕然とします。内心の葛藤を抱えながらもケイルをギルドへ送り届けますが、後日、行き倒れていた彼を再び保護する羽目に。金札冒険者からの手紙によって、半ば強制的に彼の面倒を見ることになり、新たな「貸し」と「枷」を背負うことになりました。

 

 

 

第4章「大物狩りと、大物食い」 (第23話〜第27話)

セレスティアは、ギルドを介さず職人たちとの直接依頼で稼ぐようになりますが、そのせいでギルドから「新組織を立ち上げようとしている」とあらぬ疑いをかけられてしまいます。ギルドとの関係修復も兼ね、大型の白いユニコーンもどきの討伐依頼を受注。討伐準備の過程で森に住むエルフと接触し、敵対されながらも情報を引き出そうと試みます。

 

現地では、周到に準備した罠とシロ・クロとの連携、そして自身の耐久力を活かした戦術で、ユニコーンもどきとの死闘を展開。この戦いのクライマックスで、シロはナイフ、クロは鉄バットの扱いに特化した「武器特化型戦士」として覚醒し、パーティの戦力は飛躍的に向上しました。

 

 

 

第5章「癒やし手と、汚れた白き翼」 (第28話〜第41話)

討伐したユニコーンもどきの角が、強力な呪いを放っていることがミレットによって判明。一方、鍛冶親方の敵対工房からは、罠と分かっている輸送依頼が舞い込み、セレスティアはこれを逆手に取って返り討ちにすることを決意します。その準備中、弓の才能が皆無であることが発覚するも、代わりにクロが爆発する『ボール』を鉄バットで打ち出すという驚異的な遠距離攻撃の才能を開花させました。

 

この新戦術で妨害部隊を壊滅させ、依頼を「成功」させたセレスティアは、鍛冶親方と共に敵対工房に経済的な大打撃を与えます。その後、新たな討伐依頼の道中で、翼を持つ少女(天使ハネッコ)が魔物に襲われているところに遭遇。後々の厄介事を避けるため、やむなくこれを救助しますが、彼女が他者の思考を読む能力や規格外の治癒能力を持つことが判明し、新たな悩みの種を抱えます。セレスティアは策略を巡らせ、ミレットとハネッコを協力させ、翼を隠すための光学迷彩魔法を開発させることに成功。その直後、セレスティアへの復讐に燃えるゲオルグの襲撃を受け、家を半焼させられるも、シロ・クロ、そしてハネッコとの連携で見事撃退しました。

 

 

 

第6章「血まみれレベリング」 (第43話〜第46話)

家を失ったセレスティア一行は、レベル上げと金策のため、クソゲー知識を頼りに広大な荒野へと向かいます。そこで偶然ケイルと再会し、彼の助けもあって未発見の地下ダンジョンを発見。ダンジョン内に隠れ住んでいたウサギ耳の獣人たちを保護(という名の労働力確保)し、ダンジョン攻略の拠点を築きます。

 

セレスティアはダンジョン中層の単純な通路をひたすら往復して魔物を狩り続けることで、自身の根幹スキルである『足』のレベルを上げるという、血も涙もないレベリングを敢行。深層のボスはケイルに倒させ、ダンジョンを崩壊させると、その跡地に現れたゴブリンの大群を、自身の『足』を最大限に活かした蹂躙戦法で殲滅します。しかしその直後、強大なワイバーンが出現。絶体絶命の窮地に陥るも、パニックに陥ったハネッコの規格外の能力(酸素操作)と、ケイルとの連携によって辛くも勝利を収め、一行は大量の戦利品と共に都市への凱旋を果たしました。




多くの出会いと戦いを経て、仲間と共に力をつけてきたセレスティア。しかし、破滅の運命、そして真実を知った原作主人公という最大の脅威は、すぐそこまで迫っているのかもしれない。彼女の戦いは、まだ始まったばかり――。

次回からの新章も、どうぞお楽しみに!
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