人工の羊は夢を見るか?   作:爆死san

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もう10月になってるってマジ……?






25:原理定義

 

 

 

「……で、龍園さんはわざわざ、何のようなのさ? 生憎、諸事情があって少し休みたいんだけど?」

 

「はっ、こっちがお前らに良い取引を持ち掛けてやってるのに、随分な態度じゃねえか。馬車馬さんよ」

 

 親衛隊の次は馬車馬ね、これまた随分なグレートダウンだな。

 

 この調子だと、やがては哺乳類の枠を逸脱して、爬虫類──果てには微生物にまで下がりそうだ。

 

「フフッ。慎君のお気持ちは分かりますが、彼もわざわざこんな暑い中、必死に汗をかき、土に塗れながらも山道を登ってきてくださったんです。帰らせる前に話の1つは聞いてあげても良いと思いますよ?」

 

 左横の彼女が微笑みながら、そんな事を言った。

 

 彼女のこの微笑みはアレだ、陰湿な悪巧みをしているときのやつだ。

 

 というか結局、帰らせるんかい──いや、此処に居座られても、それはそれで困るけども。

 

 まあ、そもそもの俺が休みたい理由って君なんだけど──

 

「ケッ、相変わらず陰気臭い女だな。坂柳」

 

「あら、申し訳ありません。生憎なことに龍園君と違って、人間性を捨てた野獣にはなれないものですから」

 

 ──などと、こんな火花が散ってる状況で、そんな大それた事を僅かでも口走りでもしたら、大目玉を喰らうのは必至。

 

 ついでに隣の独裁者がヘソを曲げるのは火を見るよりも明らかだろう。

 

 しかし、俺は学ぶ男である。

 

 ボソッと本心を呟きそうになるのを、すんでのところで堪え、適当に表情を繕っておく。

 

 あまり自分で言うのもアレだが、我ながら完璧な対処をしたのではなかろうか。

 

 どうだ諸君、俺だってただ隣の独裁者に言われたい放題に叱られているだけではないのだ──

 

「……ねえ、何でいきなり足を踏むのさ?」

 

「今、慎君が凄く失礼なことを考えた気がしたので」

 

 ──前言撤回、こんな読心使ってくる相手にどう取り繕えば良いというのか。

 

「ハッ、こいつは傑作だ。試験中でも乳繰り合ってる余裕があるとはな」

 

「フフッ……慎君の触り方は意外と優しいんですよ?」

 

「シャラップ。俺は断固として冤罪を主張するぞ」

 

「お前達……」

 

 前の龍園さんは軽薄そうに笑い、もう隣の葛城さんは何処か冷めた視線を向けてきた。

 

 ……いやいや、おかしいでしょ。何故、俺がなんかやったみたいな雰囲気になってるんだ。

 

「はぁ……龍園、さっさと本題に入ってくれ。坂柳もあまり悪ふざけをするな」

 

「そうですね。なら、早速、彼の言う良い取引とやらの話題に移るとしましょうか」

 

「チッ……まあ、良い。簡潔に説明してやる。Cクラスのポイントをお前達に買い取らせてやるよ」

 

 ……ほんと、なんでこう悪いやつだったり、明らかに面倒な予感というものは的中してしまうのだろうか? 

 

「ポイントを買い取る……成る程、つまりはそちらで購入した物資をこちらに譲り渡すと?」

 

「ああ、200ポイント分、お前らが望む物資をこっちで調達してそれを丸ごとくれてやる。対価はそれに相当するプライベートポイントを卒業まで支払うことだ」

 

「対価は……一人に付き2万ポイントの支払いですね?」

 

 確かに今回の試験において、無駄なポイント消費は抑えたい中、Aクラスの支払いをCクラスに肩代わりさせるというのは一見、魅力的な取引だ。

 

 しかし、対価のプライベートポイント──卒業までに2万払い続けるというのが最大の懸念となる。

 

 横目で葛城さんを見ると、何処か神妙な顔で沈黙を貫いている。

 

 無論、彼も龍園さんの取引のメリットとデメリットについては考えているのだろう。

 

 この場限りならまだしも、Cクラス全員分かつ、卒業までとなれば、Aクラス全員から徴収せざるを得ない。

 

 それに……受諾してしまえば非常に厄介だ、CクラスはAクラスから常に利益を引き出せるだけでなく、莫大な軍資金を常に得ることが出来る。

 

「俺から言うのもアレだが、そっちは温存した分のクラスポイントが手に入る。俺達はその分のプライベートポイントが手に入る。どっちにとっても旨味のある話だろう?」

 

「──旨味? 龍園さん、君の頭はお花畑なのかな?」

 

「……あ?」

 

 龍園さんの視線が俺へと向けられる──稚拙ではあるが、それでも明確な敵意が映る。

 

 確かに龍園さんは生徒達の中でも、かなり頭が回る方ではある。

 

 それでいて、必要となれば手を汚すことも厭わない合理的な思考も持ち合わせている。

 

 実際に入学後の小テストも勿論、少し前の暴力事件もおそらくは彼の差し金だろう。

 

 故に侮れないし、警戒は必要──だが、それだけだ。

 

「まず、ポイントを譲り受けたとして、生活環境の改善に回せばあっという間に消し飛ぶ。無論、君達から譲り受けた分は使いきるとして、俺達の収益は多少の増加があるだけだ」

 

「それがどうした?」

 

「じゃあ、龍園さんに聞くけど、理想値として、この試験で何ポイントの獲得が見込めると思う?」

 

「120……多く見積もっても150前後、といったところでしょうね」

 

 俺を睨み付けたまま黙る龍園さんの代わりに坂柳さんが答えた。

 

 いや、別に坂柳さんに聞いたわけじゃないんだけども……まあいいや。

 

「そう。この試験に限った話、300ポイントはおろか200にも基本的には届かない。なのに卒業まで毎月2万というのは、流石に欲を出しすぎじゃないかい?」

 

 俺は値切られるのは嫌いだ、そして同時にぼったくられるのも大の嫌いときている。

 

 高育に入る前でもぼったくられるなら値切るし、値切られるならぼったくる。

 

 高育に入る前に至っては、くだらない取引でさえも命の危険を孕んでいるのだから尚更だ。

 

 それに比べて、この場における取引には命の危機なんてものは介在しないのだから、なんとお優しいことだろうか。

 

 尤も、目の前の彼がそれを理解することは無いだろうし、別に理解して欲しいとは思わない。

 

 とはいえ、やんちゃが過ぎるようなら、少しお痛を見て貰うことになる……それだけだ。

 

「これが互いに対する不可侵協定なら一考の余地はあったけど、ポイントだけじゃ話にならない。少しはマシな取引を持ってきて欲しいものだね」

 

「ハッ……そうかよ。なら、交渉は決裂だな──」

 

「そう焦らないでよ。今の話をBクラスに持っていった所で俺達との差は埋まらないんだからさ。それに君が拗ねてBクラスに出向いたことで、向こうに拾って貰った()()()さんを不安にはさせたくないでしょ?」

 

「……なんだと?」

 

 ほら、食い付いた……詰めてみると、存外に分かりやすい性質だな。

 

「まあ、君達の収益がどうなろうと俺達の知ったことじゃないけど、そうだね……君が提示した価格を5000ポイントに値下げした上で、俺達との不可侵協定を受け入れるなら取引を考えてあげてもいいかな」

 

「は? テメエは5000ポイント程度で俺達から物資を譲り受けようってのか?」

 

「加えて、互いの不可侵協定もだね。君達が好き放題にした残りカスに毎月2万を払うよりも有意義かつ公正な取引だと思うけど?」

 

 おそらく、Cクラスは彼の他に、BやDの内部に彼の息が掛かった者を忍び込ませてるのだろう。

 

 その目的は一つ──各クラスの偵察及びにリーダーの特定だ。

 

 スポットや残存ポイントでのポイント獲得が見込めない以上、彼の取る手はそれしかない。

 

 当初は俺の推測でしかなかったが、わざわざ分かりやすい反応をしてくれたお陰で確信が持てた。

 

 それに以前の事を踏まえて彼の行動を分析してみると、彼は周りを信頼していない──というよりは自分しか信じてないといった方が正しいという結論に至る。

 

 現に、コンビニ弁当を買うのを妨害された時や、今回の交渉においても、肝心な詰めは自分でやろうとする傾向にある。

 

 良い意味では責任感が強いと言えるし、悪い意味では短絡的とも言える。

 

 さらには、彼自身のプライドの高さがそれを助長しているのも大きい。

 

 ──だからこそ、彼単体であればとてもやりやすい。

 

「……チッ、さっきから聞いていれば、随分と舐めた事をほざいてくれるじゃねえか」

 

「どう捉えてくれても構わないけど、言ってしまえば、それが君達の提案に対する妥当な対価という訳だ」

 

 それに彼は自覚をしていない──自分が()()()の中で守られている存在であることを。

 

 誰もが、当たり前として認識している万人のルール。

 

 憲法、法律、条例──その名など何でも良いが、人間が社会を構成し、維持と発展には不可欠の要素だ。

 

 遵守者には社会の恩恵が、違反者には相応の罰則が。

 

 現代を生きる人間の大半がその範疇に収まることだろう。

 

 でも、ルールとはそれに従属した者に恩恵があり、違反した場合に喪うものがある者にこそ効力が発揮される。

 

 故に、いつだってルールの外側にいる者はいる。

 

 反故にしたとて、喪うものなど無く、恩恵を必要としない絶対的な力を持った者が。

 

 そんな存在に歯向かったらどうなるか──それがこうだ。

 

「ハッ、ならテメエの──!?」

 

「龍園! ……なっ……」

 

 拳を振り上げた龍園さんが目前で静止する。

 

 その首元には芯を出したボールペンが、脈打つ頚の血管の真上を捉えていた。

 

「君はもう少し自分のいる環境に感謝した方が良い。君がそうやって集団で突出してられるのはあくまで周りがルールを守るという前提があるからだ」

 

「なんだと……!」

 

「そもそもルールとは力がある者が作る。でも、その逆を言えば、力がルールを上回ってさえいればわざわざ従属する必要はない。違うかい?」

 

「テ、テメェ……」

 

「前にも言ったけど、俺は別に誰かを病院送りにしたい訳じゃないんだ。前回も未遂だし、今回も君自身は当てる気はなかったようだから、俺も直前で止めたけど、仮に一歩でも踏み込んだら……()()()()()()()?」

 

「……っ!」

 

 揺れる彼の目に浮かぶ明らかな動揺……否、これは()()と呼ぶべきか。

 

 彼がそれを認めるかどうかは分からないが、然れど彼の心身にソレは刻まれた。

 

 生命の危機──言葉にすれば単純なものだが、けれど彼等には到底知り得ない恐怖が身体だけでなく、精神さえも蝕む。

 

 元来、人間は……というより、生物はあくまで自身の生命の保全を優先する。

 

 危機に対してあらゆる手法で逃避を試みるのも本能の一環──別に何もおかしい事ではない。

 

 故に、個人の意思による逆襲など許さない絶対的な力の差──自身の力のみを支柱にしてきた彼を挫くには十分だった。

 

「良い機会だ。交渉を持ち掛ける時のコツを教えてあげるよ」

 

 芯先が浮かび上がった太い血管へ迫る。

 

「一つは相手を納得させられる妥協点を見つけること」

 

 ゆっくりと確実にその針先は迫ってくる。

 

「二つ目は話を聞く、若しくは聞かせるに足る力を持つこと」

 

 銀色の針が皮に触れる。

 

「おっと、後一つ言い忘れてたよ。俺が言った取引の条件の変更はお願いじゃない。これは君に()()してるんだ。そこを勘違いをしないでね?」

 

「……っ! クソっ……」

 

「それを踏まえた上で改めて聞こうか。君が選べるのは俺の命令を受諾するか、それとも下を向いて帰るか。どちらか好きな方を選ぶと良い」

 

 どうしようもない屈辱と、心に刻まれた焦燥──普通の人間を折るにはこれで十分だろう。

 

 だからこそ、彼の選択はとても意外だった。

 

「ふ、ふざけんじゃねぇ……!」

 

 焦燥に駆られながらも、何処か強い敵意──否、これは彼の意思とも呼ぶべきか。

 

 彼もこの状況で直接的な力で勝てないことなど理解はしているだろう。

 

 然れど彼は譲らない、彼は折れずに反抗することを選んで見せた。

 

「……へぇ、じゃあ、大人しく帰るのかい?」

 

「……覚えておけ。いつかテメエのその面を、地面に這いつくばらせてやる……!」

 

「威勢は良いね。でも、それだけじゃ何も変わらないよ?」

 

「……っ!」

 

「──はい。二人ともそこまでです」

 

 パンッと手が叩く音と共に、一方的に彼女は宣言する。

 

「龍園君。少し手荒な返事ではありましたが、慎君の言う通り、貴方の要求をそのまま呑むことはできかねます。あくまで此方が提示する妥協案こそが最大限の譲歩となります。その上でこの取引に応じてくれますね?」

 

「チッ……」

 

 返答の代わりの舌打ちと暫しの沈黙。

 

 しかし、彼の答えなど聞いていないと言わんばかりに彼女は続ける。

 

「それでは互いの公正な取引の為に、これから()()()()といたしましょうか」

 

 まさにチェックメイトと言わんばかりに、我らが女王は高らかに宣言した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜の帳が降り、洞窟の中でゆらゆらと焚き火が揺れている。

 

 灯りと呼べるものはそれくらいで、一度、此処の外を出ることがあれば暗闇の中で彷徨うことになるだろう。

 

 火が弾け、火花が舞い、落ちていきながら消えていく──なんてことの無い光景の繰り返し。

 

 時希に羽虫が飛び込み、緋色の光に消えていった。

 

 明日も忙しい生徒達にとって、夜更かしなどもってのほかであるからか、起きているのは俺一人だった。

 

 俺が起きている理由は単純──個体として必要な睡眠はもうとれたからだ。

 

 故に特に何かをするでもなく、ただ火を眺めて時間を潰していた。

 

 手元の時計を見ると時刻は午前2時を過ぎており、所謂、丑三つ時の時間だった。

 

 本で得た知識ではあるが、この時間帯が鬼門──方角でいう北東にあたり、霊界と現世が近づく不吉な時間であるそうだ。

 

 加えて此処は時折、奇妙な呻き声が響き渡る怪奇現象が発生する。

 

 ホラーでいうありきたりな要素が偶然にも今、綺麗に揃っていると言える。

 

 それ故かどうかは分からないが、テントの脇の彼女もこうして起きたのも、ある意味では自然の事なのかもしれない。

 

「……まだ寝てなくて良いのかい? 坂柳さん」

 

「……っ! おや、気付いていらっしゃったのですか……」

 

 ひょこっと脇から顔を出す彼女を見て、思わず溜め息が漏れる。

 

 足音を消そうとして歩こうとしても、それに慣れてなければかえって聞こえてくるものだ。

 

 況してや、彼女の身体では尚のことだろう。

 

「で、どうしたのさ? こんな真夜中に」

 

「それは私の台詞ですよ。皆さんがまだ眠ってらっしゃる中、慎君は何をしてるのですか?」

 

「別に何もしてないよ。ただの暇潰しさ」

 

 仮に寝たくても、この身体はこれっぽっちの眠気すら起こさないのだ。

 

 もはや、今に始まったことではないものの、この身体の融通の利かなさには時折、不便さを感じずにはいられない。

 

「そうですか……」

 

 彼女も俺の言葉に特に言及すること無く、焚き火の傍に座る。

 

 それから、数分……いや、体感的に10分前後だろうか。

 

 互いに言葉を交わすこと無く、火花を散らし、揺れる火をただ眺めていた。

 

 そして、沈黙を切り裂いたのは俺からだった。

 

「……今日は助かったよ。坂柳さん」

 

「おや、何がでしょうか?」

 

「龍園さんとの話し合いさ。坂柳さんの口添えがなかったら、少し手荒なことになってたと思うからさ」

 

「私としては十分に手荒だったと思いますが」

 

 そう言われてしまってはもう何も言い返せない。

 

 事実、円満な解決とはいえないものの、彼女の口添えがあった事で龍園さんとの契約は此方に旨みがあるものとなった。

 

 少なくとも俺だけでは、龍園さんが大人しく食い下がることなど無かっただろう。

 

「とはいえ、龍園君も慎君という脅威を軽視することは出来なくなりました。慎君にこれまで以上の警戒をしなくてはならないのは必至。彼が何か謀ろうにも綻びが生じる筈です。その観点ではとてもお手柄でしたよ、慎君」

 

「そうですかい……」

 

 俺としては、これを機に大人しく食い下がってくれると楽なのだが……彼はCクラスにおけるリーダー格、そうはいかない。

 

 このような小競り合いはこれからも続くだろうし、何より彼が徹底抗戦の姿勢を崩さないのだから、それこそどちらかが倒れるまで続くことだろう。

 

 尤も、目の前の彼女としてはこれも勝負の醍醐味と言わんばかりに、何処か楽しげな様子だ。

 

 そんな他愛ない話をしてると、パチっと火花が散り、燃え尽きた枝が崩れていく。

 

 舞った火の粉が宙を舞いながら、その光を失っていく。

 

 さながら、それは流星みたいだと──等と柄でもないことを考えてると、今度は傍らの彼女が口を開いた。

 

「慎君。差し支えなければ、頼みたい事があるのですが、よろしいでしょうか?」

 

「別にいいけど……?」

 

「ありがとうございます。では、地図のこの場所まで連れて行って下さい」

 

 彼女が示した場所──それは上陸地点から差程、離れていない海岸だった。

 

「此処って別にスポットも無かった気がするけど……本当に此処で良いの?」

 

「はい。目的もスポットではありませんので」

 

 スポット占有でもない……では、何の目的があると言うのか。

 

 そんな事を思っていると顔に出ていたのか、彼女が人差し指を立てて微笑む。

 

「行ってからのお楽しみです」

 

「そう……なら、楽しみにしておこうかな」

 

「ええ。きっと忘れられない思い出になりますよ」

 

 そうして、楽しげに微笑みながら手を差し出す彼女の手を、静かに取ったのだった。

 

 

 






いつもの雑談コーナー

……もう10月ってマジ?

「冒頭と同じこと言わないでちょうだい」

働いて、帰って、寝てを繰り返してたら9月が終わってました。

「休みはどうしてたのよ?」

……殆どが深夜勤務明けなんで寝て終わってました。

「まあ、予想はしてたけど……サービス業なんてそんなものよね」

まあ、皆さんも働きすぎにはご注意ください……一度、身体を壊すと大変ですのでね。

「経験者は語るってやつね。まあ、ちゃんと働き口があるだけあたしらよりマシよ」

白瀬さんもCCRにいた頃は給料はあったでしょうに。

「所詮は端金よ。結局はオオカミの体の良い実験組織でしかなかったんだし」

流石、達観してますね……私はどうもそこまで割りきれるか。

さて、暗い話はここまでにして質問へいきましょう

『慎君の脅し』

まあ、実際に人を殺したことがある方に睨まれたら……ね。

「まあ、むしろそれで対面の彼が、意に介さなかったらそれこそ異常者でしょ」

実はかのドラゴンボーイ煽りをいれようと思ったのですが、キャラじゃないのでボツにしたんですよね。

「原作だと、リトルガール呼びも一緒にあったわよね」

今となっては懐かしいですね……同時にまだあの頃は平和な方だったんだなってつくづく思います。

「人間って行けるって思うと、行けるところまで行っちゃうものよ。良い意味でも悪い意味でもね」

それではまた次回!





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