相変わらず咲は不登校で行きたくない(蓮もみちづれにしようとした)
とのことで蓮が半ば気絶させて学校にきていた。
日々はあっという間に過ぎ去り、ついに4月某日。
「今日からここが僕の学び舎兼潜伏先か」
さすがは一貫校。趣もさることながら欧州の古風建築を思わせる巨大な校舎。
「これじゃまるでハリー〇ッターじゃん」
「あ、あの!!」
「!?」
妙な寒気が背中に刺さる。
慌てて振り返るとそこには前髪で目が隠れるほどの地味な同級生であろう少女がたっていた。
「びっくりしたー。」
(この僕が気配に気づけなかった?)
「お、おお驚かせてごごごめんなさい」
「ううん。こちらこそ。」
「その制服、同級生かなって思って」
(ちっちゃくてかわいい。。。。。)
「そうだよ!僕は蓮。そっちは~?」
「瑞樹。東 瑞樹です。」
「じゃあみずまんで」
「み、みずまん?!」
「あずま みずき だからみずまん」
なぜかおどおどと赤面しながら、ゴニョニョと何か言っているが聞き取れない。
「アダナハジメテ」
「なんか言った?」
「いえなにも!!」
なんだこいつはと思いつつ雑談しながら二人で教室に向かうことに。
連にとっては潜入先の一般人(危険度1)なので話す気はなかったがよほどうれしかったのかアニメの話、ボカロその他オタクと呼ばれるような話をマシンガントークの如く聞かされていた。
「それでね!」
「。。。。!?」
(殺気!?)
すかさず背後を振り返ると騒々しい男女が大喧嘩をしていた。
「だから!!!浮気なんてしてねえって!!」
見るからにちゃらちゃらとした軽そうな男。お前絶対してんだろとツッコミたかったが喉から出かけた言葉を堪える。
「うそよ!!私だけって言ったもん!!LINEの返事は遅いし!約束の時間になっても電話来ないじゃん!」
まさかというか絶対というか確実にこいつメンヘラじゃねえか。ツッコミた過ぎるがまだ堪える。
そんなことよりも殺気の方が気がかりになっていた。
「・・・んな」
「なんだ!?」
チャラ男とメンヘラのさらに奥からくる女生徒がただならぬ気配を放ちながらぼそぼそと口ずさみながら二人の方に近寄ってきていた。
「あの気配。。。嫌な予感がする」
「あ、あれ?蓮君?」
「!?。下がって!!」
「へ!?」
次の刹那手提げカバンから装填済みのボウガンを持ち上げ男めがけて発射する体制になった。
「え!?あおいちゃん!?」
チャラ男が気づく。
「ほらやっぱり私以外と!!」
メンヘラをみるやいなやあおいと呼ばれた女子の目に怨念に満ちた般若に変わる。
「だまれよ!メス豚野郎!!さとる君はわたしのもの!!それをこんなメスアマがああ!!」
「まてって!これはちがうじゃん!」
「さとるくんこれどういうこと?」
「あおいさん?だっけあんたこそ何?」
「は?」
「さとるくんはうちのなんだけど」
「私のって言ってんだろうが!!」
「ま、、まあ二人とも・・・」
「「てめえのせいでこうなってんだろうが!!」」
「す、すみません」
「とりあえずあんたが先に死ね」
突然のフリでメンヘラが一瞬かたまる。
「へ?」
その瞬間なんの躊躇もなくあおいと呼ばれた女がボウガンを発射。すれすれでメンヘラが腰を抜かしてかわす。
「っひぃ!」
しかし運が悪くその直線状に瑞樹がいた。なんの迷いもなく正確に瑞樹のみぞおち付近へ矢が飛ぶ。
「あ。。。。」
瑞樹の目が大きく見開かれ死を悟る。
「この距離なら間に合う!!それに当たれば急所!!まじでやばい!!」
もうだめだ!そう覚悟した瞬間瑞樹の制服に少しめり込んだ位置で矢が止まる。
「え・・・。」
「ふい~。間に合った。」
とっさに飛んできた矢を蓮が側面から押し込むように掴み、勢いを殺しながらとめていた。
「れ、れんくん」
「大丈夫?」
「う、うん」
視線を射手に向けると自分で打ったのにも関わらず足から崩れ、メンヘラとチャラ男は失禁。
「ねえみずまん」
「??」
「もしかしなくてもなんだけどさ」
「はい」
「この学校の生徒が入学して以降短いスパンで行方不明になったり、退学したりするのって」
「う、うん。在校生のほとんどが男女を問わずクズか、メンヘラとかヤンデレしかいないからだよ」
「そんなことある!?瑞樹は!?」
「わ、わたしは家近いし頭悪くてここしかなくて」
「・・・・。あのくそじじい。」
刹那。蓮の脳裏に一つの結論がでる。
「蓮君どうしたの?」
「。。。けんな。。。」
「へ?」
「ふざけんなぁぁぁ!あのくそじじいいいいいいい!!!」
そのころ。
咲宅では
「いてて。。。。蓮くんに言い忘れてたけどあの学校行って大丈夫かな。何かに巻き込まれてないといいんだけどなあ。いやでもでも!このまま不登校なれば一緒にゲームし放題じゃん!!!」
次回
第5話 デンジャラススクールライフ!!
続く。