ガンダムSEED 太陽の少女 side night   作:黄金鷹

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戦争が終わってから1年後の時系列のつもりです。セナ主観での話しです。


休日の太陽

(・・・・・・夢ね)

 

幾度も夢で見てきたメンデル内の景色は自分にとって生涯忘れる事は出来ないだろう。それくらい心に深く刻まれているが二度と訪れる事は無いと思ってもいる。もう戦争は終わったのだ、私達で終わらせたのだから宇宙に上がる事も滅多には無いだろうから。

 

(・・・今回は一人か、珍しいパターンね)

 

大抵はキラかムウさん、又は二人共と行動しているのがいつもなのだが今回は違うらしい。その証拠に奥の部屋から銃声が鳴り響いていた。音のする方に近づくと中にはこれまたいつも見たあの人の姿が見えていた。

 

「グゥ⁉︎この!」

「ふん、その程度では私は殺せないよ、ムウ」

「ムウさん!」

 

部屋の中には拳銃を構えたクルーゼさんが仁王立ちしていた。腹部を撃たれてうずくまるムウの前に立ちクルーゼさんに向けて銃を撃つキラだったが的外れな方向に弾が飛んでいく。

 

(相変わらずこの頃は下手なのよね)

「どこを狙っているのかなキラ君?よもや君に苦手なものがあったとはね」

「それの何がおかしいんだ!そんなの人間なら当たり前じゃないか!」

「君だからおかしいのだよキラ君!世界最高のコーディネイターである君がその程度ではな。む⁉︎」

 

クルーゼさんが咄嗟に後退して私の射撃を躱わす。私とキラの二人を相手にするのは分が悪いと判断したのか全速力でその場を離れていった。

 

「キラ!ムウさん!」

「セナ、ムウさんが。早くムウさんを連れて逃げて。あの人は僕が」

「馬鹿!一人で行くな!」

「ムウさん歩けますか?私がキラを連れ戻しますから先に避難を」

「あ、おい!」

 

私達を止めようとするムウさんを置いて私はキラが向かった先に走り出す。本来ならキラと私の走る速さを考えればすぐに追いつける筈だがやはり夢の中では都合悪くキラを見失ってしまい、目の前の分かれ道で一瞬だけ考えた末に右に走り出す。

 

(まぁ、どっち選んでも結果は多分変わらないんだけど・・・おっと)

 

いつも通りに横から飛んできた弾丸を紙一重で躱わす。逸れて一人になった私とクルーゼさんがばったり遭遇して撃ち合いになるのは既に定番となっており特に驚く事なく銃を弾の飛んできた先に向け構える。

 

「よく今のを躱せたな!やはりとんでもない才能だよ君は!」

「才能?そんなの私にあると思いますかっと!」

 

不意打ち気味に撃った銃弾をクルーゼさんは遮蔽物に隠れてやり過ごす。すぐに起き上がり壁から銃だけを出してこちらに撃ってくるので横に走って躱しながらこちらも撃って応戦する。

 

「拾った銃を真っ直ぐ撃つくらいしか出来ないのに何が才能なんですか!」

「訓練もせずそれが出来るなら十分だと思うが?それよりも拾ったとは、君も物騒だな!」

「突然テロに巻き込まれたんだからしょうがないでしょうが!」

 

撃ち合いをしている中とは思えない会話をしている私達は一進一退の攻防を繰り広げていた。訓練された軍人と正面からここまで撃ち合い出来るのなら確かに才能はあるのかもしれない・・・あっても余り嬉しくは無いのだけど。

 

「考え事とは、随分余裕があるじゃないかセナ」

「どうだか、いつも内心ビビってるのを隠したいだけじゃないかな!」

 

クルーゼさんは私が考えている事をエスパーの如く当ててくる。いや、もしかしたらエスパーなのかもしれない。夢の中に出てくるのはみんな私の今までの関わりとイメージで作られているので私の偏見で出来た本人とは違う性格や言動も時に出てくるのでこれもその一つだろう・・・とまた余計な事を考えている間に私はクルーゼさんの拳銃を撃ち落とし右足も撃ち抜いて勝負を決していた。

 

「グウゥ!ぬかったか・・・」

「クルーゼさん、私の勝ちです。大人しくしていてください」

「すると思うかね?軍人である私が。敵が撃たないという保証もあるまい。それに、勝ちを確信するのはまだ早いのではないのかな!」

「なっ⁉︎んのぉ!」

 

クルーゼさんが懐から取り出した拳銃を撃ってくる。私はその不意打ちに後ろにジャンプしながら拳銃を撃つ。咄嗟にジャンプしたので着地のことを考えておらず尻餅をついてしまうが肩を掠める程度で済ませる事が出来た。一方座り込んだ状態だったクルーゼさんは避ける事が出来ず私の弾が直撃する。

 

「・・・・・・・・・あっ」

 

私が駆け寄るよりも早くクルーゼさんは胸部から血を流しながら倒れ込んでいた。すぐ側まで近寄るともうクルーゼさんは置き物の様に動かなくなってしまった。

 

「あ、そんな・・・違っ」

「何が違うって言うの?」

「あっ⁉︎エリ、グッ⁉︎」

 

咄嗟に躱そうとするも避けきれずナイフで右肩を切られてしまった。そのまま押し倒された私が見たのは私の体に馬乗りになっているエリスの憎しみの籠った顔だった。

 

「よくもラウを・・・お前だけは許さない。お前だけは‼︎」

「エリス、私は・・・」

「黙れ‼︎お前がラウを殺した‼︎私のラウを、よくも‼︎」

 

エリスは振りかぶったナイフを喉元に向けて振り下ろしてくる。私はエリスの両腕を掴んで首から僅か数センチのところでナイフの動きが止まる。私とエリスの体格差ならこの状態からでも押し返せる筈なのだが力負けした私に徐々にナイフが迫ってくる。

 

「グッ、ウゥ・・・」

「許さない、絶対に許さない‼︎お前だけは!私の手で殺す‼︎たとえ私がどうなろうとも‼︎」

 

ナイフが喉元に触れじわりと痛みを感じるとともに血が流れているのが感覚で伝わる。ズブズブとナイフが首に食い込む度に血が溢れ出し視界がぼやけ始める。

 

「ラウを・・・した・・・・けは、わた・・・・・・全て・・・・・ない‼︎」

(・・・ああ、これが夢じゃなかったらこんなものじゃないんだろうな・・・)

 

意識が朦朧とし始め、エリスの恨み言も半分以上聞こえなくなる。これが夢から覚めそうになる感覚だともう覚えてしまうほどに夢でエリスに幾度となく殺されてきた私はついに意識を手放す。そしてもう二度と覚めないかもしれない微睡みが解けた時、私の目には自分の部屋の天井が見えていた。

 

「・・・・・・最悪な目覚め」

 

気怠さを感じる体を無理矢理起こす。そこには銃弾が飛び交う事も、撃たれて倒れた人だったものも、ナイフに刺されて溢れた血溜まりも無いいつもの部屋だった。なんとなく自分の首を触ってみたが当然どこにも刺された形跡は無く血など一つも溢れていなかった。

 

「・・・お腹と首、どっちがやばいんだったっけ?」

 

晴れやかな朝に相応しくない物騒な疑問を呟きながらベッドから降りて部屋を出る。今日はカガリの護衛をする日なので朝早くに起きていた。だがその前に天気も良いうえに比較的体調がマシなので久々にランニングでもしようと思う。部屋のタンスから紺色にオレンジのラインの入ったジャージを取り出して着替えて部屋を出る。そして玄関に向かっている途中で私はリビングの惨状を見てしまう。

 

「うっわぁ・・・これは酷い・・・」

 

荒れ果てているリビングの中で、お母さんは机に突っ伏して眠っていた。右手にはまだ中身が残っているグラスを握りしめており、飲んでる途中で寝落ちした状態だと思う。その横の席でマルキオさんが椅子にもたれながら眠っていた。マルキオさんも酔うと無防備になるんだと心に留めていると右足に柔らかい感触を感じて思わず飛び退いた。

 

「うわっ⁉︎マ、マリューさん⁉︎」

 

私が思わず蹴ってしまったのは床で寝転んでいたマリューさんだった。何故か下着姿のまま酒瓶を抱きしめながら寝ているマリューさんの姿を見て得体のしれないものを見た気分になってしまう。

 

「いや、なんでそうなるのよ・・・というか酔うととんでもない事なるなこの人」

 

マリューさんの事は一旦放っておこうとした私にソファーで抱き合いながら寝ているバルトフェルドさんとアイシャさんを見つける。アイシャさんの体は毛布がかけられており前側は隠れていたが背中側は右腕の火傷跡以外はシミ一つも無い綺麗な背中が見えており、よく見ると足元に二人の服が雑に脱ぎ捨てられていた。って裸じゃん‼︎?こんな人前で何おっ始めてんのよ⁉︎

と心の中で騒いだところで床で寝転がるキラを見つける。

 

「キラまで・・・昨日はどんだけ羽目外したのよ皆んな・・・」

 

昨日は我が家に住んでる皆んなでパーティーをしていた。と言ってもそこまで大きい催しでもなく、お母さんとラクスとマリューさんが作ったご馳走とバルトフェルドさんが買ってきたちょっと良いお酒で少し豪勢な夕食を食べたくらいだった。私は朝早くから予定が決まっていたのですぐに寝たのだがその後も残りのメンバーで呑みながら楽しんでいたのだろう。が、まさかここまで散らかる程だったとは・・・

 

「はぁ、せめてここで寝るのだけは良くないよね。おーいキラ。起きなよ」

 

せめて自室のベッドで眠った方が良いだろうとキラに声をかけながら近寄る。多分ラクスもキラと添い寝してるだろうと思いながらキラに近寄ると予想通りキラはラクスの背中に覆い被さる様に抱きついて寝ており、ラクスも穏やかに眠っていた。ただよく見るとラクスの耳は赤くなっており時折艶っぽい声が漏れている様に聞こえる。

 

「ラクス?なんか夢でも見てるのかな・・・ってはぁ‼︎?」

 

ラクスも起こす為に正面に回り込むと理由が分かってしまった。キラの体で後ろからは見えなかったがラクスの服の内側にキラの腕が入っており、胸元に不自然な膨らみが出来ていた。よく見るとその膨らみは手の形をしていてフニフニと柔らかい感触を確かめる様に揉みしだいていた。その指の動きのたびにラクスは『ンンッ♡』と嬌声が出てしまっていたらしい。

 ・・・キラとラクスはまぁ両思いだろうなとは思っていたけど、弟と友達のこういうのはあまり知りたくなかったかな・・・というかこんな羨まけしからん状態で気持ちよさそうにしているのにムカっとくるもんだな私。

 

「ほら、起きろキラ。ラクスも」

「ぐえ・・・ぐぅ」

「んっ・・・うぅん」

 

とりあえずキラは足で転がしつつラクスの肩を揺すり起こそうとするが、眠りが深いのか二人とも起きる気配はなかった。これは時間かかりそうね・・・

 

「ふぅ、ってもうこんな時間か。いつの間に、走ってる暇も無いわね』

 

どうやら私が絶句している間にかなり時間が経っていたらしく、もうカガリの護衛に出る時間が迫っていた。リビングの惨状はこの寝ている人達に押し付ける事にして顔だけ洗ってジャージから着替えてから私は家を出た。

 

待ち合わせの場所に来ると護衛のオーブ軍の人達数人に囲まれているカガリを見つける。今はいつも着ているオーブ政府の服ではなく私服に着替えていた。普段なら私ではなくオーブの軍人の皆さんによってガチガチに固められるのだが、今はカガリの数少ない休日の日だった。そんな時に周りを複数の関係者達に囲まれては心が休まらないからと私やアスランなどカガリの知人に護衛を任せてオーブ政府関係者は離れるのが最近のルーティンになっていた。

 

「おっ、来たかセナ。わざわざありがとうな」

「ううん、気にしなくて良いよカガリ。もしかして待たせてしまったかな?」

「いや、大丈夫だ。ついさっき来たばかりだからな。じゃあお前達、もう今日は大丈夫だぞ」

「分かりましたカガリ様。何かあったらすぐに連絡を。貴女もカガリ様をお願いします」

「任せてください。じゃあ行こっか」

「ああ、ついてきてくれ。行き先は決めてあるんだ」

 

カガリに促されるまま私は歩き出す。私は護衛の為に来たのだが別に常に気を張らずリラックスしながらカガリと雑談していた。

 オーブ国内ならカガリをつけ狙う者などほぼ居ないから護衛など必要は無いのだが、周りの人達はかなり心配性らしくカガリの横に常に護衛をつけようとしていた。カガリは流石に気が休まらないからやめてくれと言ってたが私はそっちの気持ちも分からなくはなかった。この世に絶対なんてあるわけが無い以上、万が一という事もある。ならせめて護衛のできる友人や知人にしてほしいとのカガリの意見でこの様な形になった。基本的にはアスランとのデートも兼ねているのだがカガリは時々私やキラとラクスを誘ってくる事もある。二人はともかく私は今はオーブ軍を抜けて無職なので時間はいくらでもあるのでこうして護衛も兼ねてカガリと出かける事が多かった。

 

「それでな、アイツまでそれは駄目だなんて言い出した時は流石に参ったよ。アスランの奴、変なところで頑固なところあるからな」

「それはアスランじゃなくても譲らないと思うよ。みんなカガリの事を守ろうとしているだけだからさ」

「そうかもしれんがいくらなんでも過保護過ぎる!もう子供でも無いんだからそこまでする必要は」

「カガリは放っておくとすぐどっか行ってしまうからね。砂漠とか無人島とか」

「お前なぁ〜」

 

軽口を言い合いながら私達は街中を歩いていく。代表としたの仕事は大変らしくカガリの口からこうやって愚痴が出てくる事は珍しくない。私に出来る事はカガリの身を守る事とこうやって話しを聞くくらいなのだが、カガリは人に話すだけでも満足するらしくある程度すれば他愛のない話しに代わっていた。

 

「そこで食べたサンドイッチが美味いんだよな〜今度セナも行ってみると良い」

「そうね、結構近場だし空いてる時にでも行ってみようかな。空いてない時なんてほぼ無いけど」

「お前、そういうジョークはあまり笑えないぞほんと」

「あはは、ごめんて。でもそこまで深刻な話しじゃあ」

「深刻だぞ。だってお前、今も表情固いままだぞ」

「えっ?・・・そう?」

 

自分の顔を触ってみる。だが特に固いとは感じず普通の人と同じくらいの柔らかさだと思う。別に意識して無表情になってるわけじゃないのだがカガリ曰く私の表情は固いらしい。確かにみんなからも私と会話する時は何かと気を遣われている感じがしていたけどそういう事だったのね。

 

「初めて言われたよそんな事・・・どうりでみんな少しギクシャクしてるわけだ」

「まさか気づいてないなんてな。それだけ心配なんだよみんな、お前の事が」

「・・・前の私の方が安心出来るの?」

「そういう事じゃない。あれだけ戦って、傷ついたお前に元気で笑ってほしいだけで」

「分かってるよ。分かってる、つもりだよ・・・」

 

それ以降、私とカガリの間で会話は弾まなかった。誰が悪いわけでもないのにしばらく気まずい時間だけが流れていく。気づけば夜になっていてカガリも私ももう帰る時間になっていた。

 

「あ、もうこんな時間か・・・悪いな、途中から変な空気にしちゃって」

「ううん、カガリこそ大丈夫?休暇になった?」

「ああなったぞ。またなセナ」

「うん、またねカガリ」

 

別れの挨拶を済ませてカガリは迎えの車に乗る。リムジンじゃなくて普通の車で迎えに来ている事からなんとなく察する事が出来たが私は敢えて触れない事にした。

 

真っ直ぐ家に帰ると電気が消えていたのでもう寝ているのだろう。まぁ一般的にはもう眠っている時間ではあるのでおかしい事は無い。リビングに入ると朝の散らかりが嘘の様に綺麗になっていた。あの後みんなで片付けたのだろう。寧ろあの人数で片付いてない方が問題でしょ。そんな事を考えながら脱衣所に向かう。せめてシャワーを浴びてから寝ようと思っていた私は扉を開ける。

 

「「えっ⁉︎」」

「ん?」

 

帰ってきた時にみんなもう寝ている、そう思っていた故に確認もしなかった事がまずかったらしい。脱衣所に入るとそこにはキラとラクスが抱きついていた。それだけなら本当は良くないけどまだ良いのだが、よく見なくてもラクスの服は裾が捲れておりお腹が丸出しになっており、その隙間からキラの右腕が入っていてまた胸を触っている様だった。更にキラとラクスの口から透明な糸が引いており誰も来なければこのままナニかを始めていそうな甘い雰囲気だった。

 

「あ・・・おかえり、セナ・・・」

「お、おかえりなさいセナ。帰って来ていたのですね」

「うん・・・というよりも二人とも起きてたのね。気づいてなかったとはいえ確認しなかったのは私が悪いわね」

「い、いや仕方ないんじゃないかな⁉︎僕達もセナが帰ってきた事に気づかなかったし・・・ね?」

「そ、そうですわね!今回は誰も悪くないですわね、ええ!」

 

・・・すっごく気まずい。これアレよね?ラブコメ二人っきりの空気感に友人が乱入して中断になる感じのアレよね?現実にあるものなのね・・・てか私に見られたのにそのままの状態で固まるのは何でなのよ?普通こういうのって見られたら隠そうとするものじゃないの?知らないけどさ・・・えっ、まさか続けるの?この状況で?いや、私が居なくなったらまた始める気かこの二人!

ならお邪魔虫は退散しないとね・・・ていうか私悪くないよね!シャワー浴びようとするのはおかしくないよね!寧ろこんな誰かが来てしまいそうなところで盛るコイツらがおかしいと思う!あ、そう思うとなんか無性に罪悪感が消えてきたわ。じゃあ良いか・・・

 

「ええと・・・ってセナ⁉︎なんでここで脱ぎ出してるの⁉︎」

「ちょっ、セナ!何をしているのですか⁉︎」

「何でって、シャワー浴びるんだから服脱ぐでしょ。ここ脱衣所よ」

「そうだけどさ!いや、人前で脱ぐなんて」

「人前でチュッチュしている奴らに言われたくないわね」

「やってないよ⁉︎セナが来ただけでしょ!」

「まぁそこは置いといて。私も最初は気を遣って立ち去ろうと思ったけどさ、よく考えたら私はその先に用があるんだし譲る必要はないなって。ラクスは同性だしキラは身内だし見られても減らないし気にしなくても良いし」

「そこは気にしましょうよ!セナも年頃なのですから」

 

どうせキラには子供の頃見られてるし、ラクスとは最近一緒に風呂に行った事もあるので私は気にしない事にした。私が下着に手をかけるとキラは目を閉じながらそっぽを向いていた。そういう配慮が出来るのなら他に気にする事があるでしょうに・・・一糸纏わぬ姿になった私はキラとラクスを置いてそのままシャワールームに入っていく。最後に振り返り一言だけ言っておく。

 

「上がったら私はもう寝るけど、ほどほどにしなさいよね」

「「いやここではしないから‼︎」」

 

後ろでキラとラクスが何か喚いている様だったがシャワーの音で掻き消されているので聞こえない事にした・・・多分やり過ぎたと思う。以前の様にしようとは思っていたが以前の私ならとかそういう問題じゃない振り切れ方をしてる気がする。やっぱり私は戦争が終わってからどこかおかしくなった気がする。けど、間違いなくこんな方向じゃないことだけは確かだと思う!絶対に!




メインでは無い部分ですので色気の多い描写をした気がします。キラとラクスも年頃ですからね。そして一緒に暮らす以上ばったり遭遇する事はあってもおかしくないと思っています。あとこの頃のセナは表情には出ない上に声の抑揚も変わらなくなってしまったので分かりづらいだけで心の中では賑やかだと思ってます。そして案外下ネタにも耐性があると思っています。
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