アカ斬る劇場!第拾参・伍斬   作:聖獅

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史上最大のバンジージャンプだマイン!

マイ「・・・・・・・」

 

マインはサイコロ型のぬいぐるみを着ており、手足頭出た状態で隅っこでいじけている。

 

ナジェ「どうしたんだ?マインは?」

 

スサ「恐らく自らの運命を受け入れられず拗ねているのだろう・・」

 

ナジェ「全く。しょうがないやつだ」

 

スサ「・・・仕方が無い・・・」

 

ナジェ「ん?」

 

スサ「・・・マイン」

 

マイ「・・・なによ?・・・」

 

スサ「お前宛てに葉書が来ているぞ・・・帝都お住まいのT君からだ!・・・いつもマインさんの活躍を見ています。動きにくい着ぐるみでも健気に頑張っている姿がとっても可愛いです。P.S マインは僕の嫁・・・との事だ!」

 

マイ「・・・・・・」

 

ナジェ「全く羨ましいな、マイン・・・なんなら私がその役をやるか?」

 

マイ「な、なに言ってんのよ!もう仕方ないじゃない・・・ふぅ・・モてる女はこれだから大変ね♪」

 

スサ「うむ!」

 

ナジェ『上手くいった。ふっ、チョロイな全く』

 

 

 

イェーガーズアジト店頭

 

ウェ「はいはい、そこの奥さんお姉さん、今こんな時代、将来老後への貯蓄が不安だ!」

 

ボル「でも旦那さんの給料も上がったり下がったり、そしてまた増税したりと、そんな将来への蓄えとして奥様方も何か副業をしてみたくはないですか?」

 

ウェ「でも家事育児その他諸々でお忙しい・・・でも大丈夫。僕達がそんな貴女方に変わって、株を運用致します」

 

ボル「今、株価は上昇中、この機を逃す手は無いですよー!」

 

ウェ「はい、これこの会社の銘柄で昨日まではこうだったが、1週間後の推移はこう?どうです奥さん?」

 

ボル「私達が皆様方から頂いた分の仲介料はこれだけ・・後はお返しいたします」

 

「それなら・・・」

 

「じゃあちょっと試しに・・・」

 

ウェ「はいはい、ここにサインをしてね」

 

ボル「はい、口座番号はここに」

 

 

アジト地下

 

エスデスがパソコンのデスクトップを3台程置き、株価の推移を見ている。

 

エス「うむ・・・成程・・・」

 

ウェ「隊長、今日はこれだけ集まりましたよ!」

 

エス「うむ、ご苦労」

 

ボル「隊長・・・凄いですね。株なんて判るんですか?私にはさっぱりです」

 

エス「・・・私もさっぱり判らん!」

 

ウェ「ええ?じゃあどうするんですか?俺達はただ言われた事をそのままお客さんに伝えているだけですよ」

 

エス「私はオネストに資金がこれだけ集まったというデータを送っているだけだ・・・そこから次の株にどれだけつぎ込めと言われている。・・・どうも私は今一つ、経済や政治の動向には関心がもてん・・・だが法人税が下がるのは嬉しい事だがな」

 

ウェ「へぇ~~、じゃあ俺達に給料その分、回して下さいよ!」

 

エス「それはオネストに言え」

 

ボル「でも隊長大丈夫なんですかね?私の知人でも株で結構な金額を損した人とかいるんですが・・・」

 

ウェ「う~ん、でも株で最近結構儲けた人居るとかニュースで見ましたよ。・・・そういう人だけニュースで流しているんですかね?」

 

エス「私もその手の方面には疎いからな、お前達と大差は無い。」

 

 

その時、エスデスが見ていたデスクトップから笑い声が響き渡る!

 

「ぬあっはっはっはっは、儂は破壊大帝・・・ウォホン、もとい治安の神様、オネストだ!」

 

エス「お前達、控えろ!」

 

ウェ・ボル「「ははーー!」」

 

ウェ「あれ、なんだかこないだとあんた、違わないか?」

 

エス「ウェイブ!」

彼の顔面を地面に付ける

 

ウェ「ぶべら!!」

 

「ふん、いつも同じ口調だと飽きるからな。だがお前達は揃いもそろって脳筋どもだな」

 

ウェ「おい!二人はともかく、メカ作りを一手に引き受けてんのは俺なんだぜ!理系じゃ負けねえよ!」

 

ボル「・・・ウェイブ君」

 

エス「そうか、お前そんな事考えていたのか」

 

ウェ「はっ!!いえいえ、すみません。今のはオネスト様に言われてつい・・・ほんのギャグでして」

 

ボル「仕方ないよね・・・君に全部任せているから・・・」

 

エス「ふん、私は生き甲斐に生きる女だ。他の事などはどうでも良い」

 

「あー、お前ら人を話を聞けい!」

 

エス「失礼いたしました!」

 

「えーと、何処まで話をしていたか・・・そうそう、お前達は考えず儂の言う事に従っておればそれで良いのだ・・・。考えるという人間の権利をそのまま放棄しておれ・・・ふふははははは!」

 

ウェ「ちっ!見てろよ。今に俺も株で大儲けしてやる!」

 

「ほぉ、吠えるのは若さの特権だな。だが今は仕事の話だ!今、マネーロンダリング国で不正に得た資金で土地売買を行い、それ関連の会社株価が急上昇している。だがそうなると我が国の株価にも影響して低下する恐れがある・・・それを防ぐ為に、その土地転がしどもを痛い目に合わせて来い。」

 

ボル「?」

 

ウェ「・・・んー要はその悪い奴らを懲らしめれば、俺達の生活が潤うって事か?」

 

「その通りだ、若大将!呑みこみが早いな・・・では早速仕事に掛れ。だがくれぐれもナイターマンに気を付けろ。奴らは正義を装う悪党だ、ああいう奴は良い事を言って民衆を騙す輩だからな。」

『ふふふ、政府が見せかけの手当て対策をしようが、そんなのは所詮、小の虫を殺して大の虫を生かす政策、どの道、政府が有利になる事は間違いない。ならば今のうちに稼ぐだけ稼いでおくか・・・法人税が下がろうが誰がお前らに分配などするものか・・・ふふふははは・・・げほごほげほ・・まさかモノローグでむせるとは・・・』

 

ウェ「おう、任せてくれ!」

 

エス「ウェイブ!」

また地面に叩きつけられる!

 

ウェ「ひでぶ!!」

 

「エスデスよ、その若造の教育もしておけ、では・・・成功を祈りつつ失敗も楽しみにしておるぞ!」

 

また嫌な爆発音が・・・チチチ!

 

エス「破ッ!フゥー、トォ!!」

 

エスデスは素早い蹴り技でデスクトップ3台を部屋奥まで飛ばし爆発する。

 

ボル「おおー!!」

 

ウェ「流石隊長!」

 

エス「私に同じ手は何度も通じんぞ。『だが・・オネストはああは言っているがどうせ悪巧みだろう・・・まぁ、戦えれば私にはどちらでも良い事だがな』

 

だが其の時!!

キン、コン、カン!

 

エス「ふぎゃ!!」

 

ボル「あ、いたいなー」

 

ウェ「ふんでぶ!!」

 

エス「くー、おのれ!」

 

ボル「どこから盥(たらい)なんか落ちて来たんですかね?」

 

ウェ「あいつ・・・ああいやオネスト様の事甘く見てたなあ・・・」

 

 

 

ナジェ「ふむふむ、成程。」

 

スサ「ナジェンダ少し厄介だなこれは」

 

ナジェ「そうだな、これは単なる利権争いな所もあるな。だが確かに例の国の不正資金はどうにかしたい所だな」

 

スサ「なら今回、あいつらを見逃すか?」

 

ナジェ「う~む、とりあえず現地に行って様子を見るか」

 

マイ「じゃあナイターマン出動ね!」

 

 

 

 

 

ウェ「さて・・・今週のメカは全国証券取引組合推薦のマネーゲームMGⅡです!」

 

ボル「凄いねえ、全体が数字表記でチカチカ光っているね。」

 

エス「なんだか頭が痛くなりそうだな」

 

ウェ「世の中はお金が回ってこそ、人は生きられるんですよ。停滞したら死んでしまいます」

 

ボル「そんなものかなあ?私には難しい事はさっぱりだよ・・・けど、いつも思うんだけど何処そこ組合推薦って言っているけど本当に?」

 

ウェ「そこは・・・つっこんじゃいけないブラックボックスですよ、ボルスさん」

 

エス「お前達お喋りはそこまでだ、行くぞ!!」

 

 

 

 

ナイターマンアジト

 

2号「では、ナイターエアマンタ発進!!」

 

アジトが大きく開き、カタパルトから射出!

ナイタ―エアマンタに乗って3人が出動する。

空を飛んで例の国へ向かう。

 

マイ「ふぅ・・・これならあたしも安心・・・って、え!」

しっかり掴まって無かった為、風に飛ばされるマイン。

 

1号「マイン何を遊んでいる?」

 

2号「何をしているんだお前は?」

 

マイ「ギャーーちょっとあんたら見てないで助けなさいよ!!」

エアマンタの尾に必死にしがみついている。

 

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