愛するものにのめりこみすぎて心が離れられないこと。
遠征学習4日目。
今日は、研究所見学の日だ。
サイネリア島は、北東沿岸部の観光街周辺はそこそこ開発と発展が進んでいるが、その実ほとんどが手付かずの樹海が広がっている未開地に覆われている。
そして未開地の生態系は、今だ完全に把握されておらず、魔術学院や帝国大学の調査隊が定期的に調査に入るたびに、新種の動植物や魔獣の発見が報告されるほどだった。それで、一般人が立ち入り禁止のエリアが多い。
そんな中、目的の白金魔術研究所はこの島のほぼ中心部に設置されている。
ノア達は軽めの朝食をとってから、北東沿岸部と中部をつなぐ樹海を貫くような道を延々と歩いていた。
石畳で舗装された道は、フェジテと比べれば、とても整備されているとは言い難く、時には道なき道になっている領域すらある。
時には、自然の起伏すらある道に、クラスの大多数の生徒達は息を切らしている。そして、それはノアも例外ではなかった。
「はぁ――、はぁ――」
クラスの列の後ろの後ろ。
ノアは、額に浮かぶ汗をぬぐうこともせず、一心に棒のような足を動かしていた。腕の中にいるクロの体温が、ひんやりとして気持ちがいい事だけが救いだった。
「おーい、ノア、大丈夫か?」
「ノア、大丈夫……?」
一歩先を歩いていたリンと、彼女の荷物を持ってあげていたカッシュが振り返り声を掛けてくる。
「むり……」
「やばそうだな。荷物、持ってやるよ」
「うん、ありがと……」
「気にすんなって」
「ノア、一緒に、頑張ろう」
ノアは首を振りながら答えると、カッシュがノアから荷物を快く受け取り、リンも息を切らしながら激励してくれる。
「うん。がんばろ――」
「うるさいうるさいうるさいっ!」
リンにノアが笑い返した途端、前の方からリィエルの怒声が聞こえてきた。
驚いて、前の方を見ると足を止めているルミアとシスティーナに腕を掴まれたリィエルが立っていた。
「もう、わたしに関わらないで!いらいらするから!」
「……っ!?」
「わたしは――あなた達なんか、大嫌い!」
リィエルは子供の様に一方的にわめきたてると、システィーナの手を払い、肩を怒らせて去っていく。その一瞬、ノアはリィエルと目が合った気がした。
リィエルは怒った顔をしていた。しかしどこか――迷子になった子供みたいだった。
(どうして、そんな顔してるの……?)
ノアは思い出す。
リィエルに変化があった可能性のある昨日と今日の間のこと。
今朝、旅籠前で集合したクラスメイト達の中に、リィエルはいなくて一時期騒ぎになった。しかし、出発直前、戻ってきてそのまま出発したのだが――。
(僕、何かしたのかな……)
昨夜、旅籠の門まで一緒に歩いた。
その時、咄嗟に尋ねてしまったこと。ノアのどうしようもない説明もちゃんと聞いてくれたこと。
リィエルはいつもと変わらないように見えたけど、それが本当は違ってたら……。
ノアは、きゅっとクロを抱く手を強くする。
「リィエル、どうしたのかな……?」
隣りから呆然としたリンの呟きが聞こえてきて、ノアは顔を横に向けた。
リンは立ち止まっているルミア達に向かっていくグレンに心配そうな表情を浮かべている。ノアたちの前にいるカッシュも突然のリィエルの変化に戸惑っているようだった。
「昨日までは普通だったのになあ……」
「……うん」
「ノア、大丈夫?」
「え」
明らかに反応が悪くなったノアに、リンが顔を覗き込むように尋ねた。
まさか、心配されると思わなかったノアが驚きで目を丸くすると、今度はカッシュがリンの後に続く。
「ノア、リィエルと仲良かっただろ?」
「あ、……うん。でも、大丈夫。リィエルも落ち着いたら、きっとまた話せると思うし……」
ノアは、無難に答えたと思ったのだが、目の前のリンとカッシュは益々心配げな顔をすると目を見合わせて言った。
「でも……ノア、最近は楽しそうだったから……」
「……そう、かな?」
「いや、何となくだよな?怪我が治って学院に復帰してからは、あんまりシスティーナ達と一緒にいなくなって、あれ?って思ってたんだけど……」
「えっ!?」
カッシュの思いもよらなかった言葉にノアは唖然とし、すぐに青ざめて否定する。
「ぼ、僕、避けてないよ!」
「お、おう、分かってるよ!でも、なんかあったのかって、皆で言ってて」
ともすれば卒倒しそうな勢いのノアを、カッシュが何とか宥めにかかる。そんなカッシュに、リンも慌てて加勢するように、ノアの背中を優しく撫でる。
「少し心配してただけだから……!」
「そ、そっか……。う、うん、大丈夫、だいじょうぶ」
「お、おい、ノア!そこ、木の根っこが……」
「ふぐっ」
「ノア……っ!」
二時間後。
一行はふらふらになりながらも、やっと白金魔術研究所に到着した。
白金研究所は、神殿のような作りをしていた。周辺両側は原生林に囲まれ、背後には崖から流れる大きな滝。正面前広場は開けていて、前後左右に間隔をあけて規則正しく並んだ正方形の敷石、疎らに生えた水生の樹木達、そして敷石と敷石の間には絶えず綺麗な水が浅く流れている。
(ここ研究所に見えないな……)
ノアはカッシュから荷物を受け取ると、研究所前にその水生の樹木の下で一人、しゃがんで休んでいた。そんなノアの頬にクロが労わるように頭を擦り付けている。
ひんやりとしたその感触が気持ちよくて、息をついていると、研究所の方から一人の初老の男の声が聞こえ顔を上げる。
「ようこそ、アルザーノ帝国魔術学院の皆様。遠路はるばるご苦労様です。私はバークス=ブラウモン。ここの所長を務めさせていただいている者です」
「や、あんたがバークスさんか」
グレンがバークスと挨拶している隙に、バークスを観察していた。
年齢は四十か五十くらい、頭のてっぺんはすっかり禿げていて、横に残る髪と口元の髭には時折白が混じっていた。また、厳格といった雰囲気でなく、どこか親しみやすそうな人だった。
しかも、グレンとの会話を聞いていると、学生が見学に来ることを厭わないし、所長自ら引率してくれるという人格者ぶりだ。
とはいえ、とグレンの集合の声にノアは立ち上がりながら考える。
(いい人かはわからないけど)
一か月前に出会った、優しそうでいて――狂気的だったニヒルを思い出す。
”裏の顔がない人格者”なんて今まで見たことがないのだから。
――――――――――――――――
白金術とは、白魔術と錬金術の複合術。その本質は「生命そのもの」を取り扱うことにある――とバークスは語った。
そのため、研究には新鮮な生命マナに満たされた空間が常に必要。
その結果、この研究所は、屋内であるにもかかわらず、水路が至る所を廻り、きれいな水が流れ、樹木や植物が群生し、空気も澄んでいる。
この場所ならば、研究もはかどるというものだろう。
バークスの引率によって、色々な研究部屋を回っていく。
薬草品種改良の研究をしている部屋。
鉱物生命体の開発をする部屋。
生物の肉体構造に関する研究をする部屋。
合成魔獣を生み出す研究をしている部屋。
生命体の膨大な遺伝子情報や魂情報の解析を行っている部屋。
どの部屋に行っても研究員たちがわき目も降らず作業や研究に没頭していた。
「……すげぇな」
「これは……圧巻ですわね」
生徒達は皆、この研究所で普段は目にできない「神秘」に圧倒されているようだった。
それでも、この研究所は「神秘」だけを見せてくれるわけではない。
目の前に投影されている、生物の細胞を極微小レベルで操作した結果の画像を見ながら、ノアは考える。
ガラス管の中でしか生きられなかった
形容しがたい造形の命の出来損ないの標本。
殺人だけを目的とした戦争用の
(これじゃあ生贄みたい……)
人が生命を創造する、つまり人が神の代替行為をするような傲慢な行為で生まれた業とも呼べるもの。
それらを見ていると、とてもじゃないがノアはこの場所を好きにはなれなかった。
(ちょっと、離れたい)
目を輝かせて真剣に見学している、クラスメイト達を横目に、さぼっていると思われないような、それでいて休めそうな場所を目で探す。
しかし、少し離れた場所から聞こえてきた初老の言葉に、ノアの心臓がどくんと強く脈打った。
「……『Project:Revive Life』」
そっと目を向けると、そこにはバークスと彼と会話しているルミアとシスティーナが見えた。初めは、三人で話していたが、何故か突然そこに真剣な顔をしたグレンも加わって『Project:Revive Life』について話していた。
『Project:Revive Life』。
かつて帝国が大々的に立ち上げた一大魔術プロジェクト。
このプロジェクトは生物の三要素を違うものに置き換えて、死者を復活させるという試みだ。
生物の三要素とは、肉体たる『マテリアル体』、精神たる『アストラル体』、霊魂たる『エーテル体』のことである。
具体的に言えば、
・復活させたい人間の遺伝子情報から採取した『ジーン・コード』を基に、代替肉体を錬金
・他者の霊魂に初期化処理を施した『アルター・エーテル』を代替霊魂とする
・復活させたい人間の精神情報を『アストラル・コード』に変換し、代替精神とする
この三要素を一つに合成して、本人を復活させるというものだ。
コピーとコピーとコピーを掛け合わせてコピー人間を作る。復活させる本人と同質のものがどこにも存在しないことは明確だ。
そして、このプロジェクトには欠陥がある。
一つは、ルーン語の機能限界。
通常ノアたちが使っている呪文は、ルーン語を用いられる。しかし、ルーン語というのはこの世界で生み出された最初の魂が発した音色、『原初の音』に似せて作られた紛い物だ。
所詮人が作ったものであるから、天使言語や竜言語と比べて杜撰である。その杜撰さが先の三要素を一つに合成させる関数と式の構築を可能としなかった。
二つは、霊魂体の代替品『アルター・エーテル』を作成するには、何の関係もない人間の複数の霊魂が必要だった。つまり、1人復活させるのに、別の誰かが何人か確実に死ぬ。
ノアは四人の会話に無意識のうちに耳を傾けていた。その会話で時折聞こえてくる言葉が、また懐かしくて……。
「死者の蘇生・復活……、アストラル体……、原初……」
どれも教科書や小説に乗っている言葉のはずなのに。
”「生命そのもの」を取り扱う場所”にいるせいだろうか、どうしてこうも耳に残るのだろう。
――死者の蘇生・復活など……にすぎないのです
――貴方はアストラル……として……を……
――原初……について、……はどう思いますか?
――『Project:―― ――』、これこそが……
(誰の……声……だったっけ?)
白昼夢を見ているかのような感覚に、しばしぼんやりとしていたが、クロの合図で目を覚ます。どうやら次の部屋に移動するらしい。
ノアは一度頭を振ると、ぞろぞろと歩きだすクラスメイト達に続いて歩き出した。
――――――――――――――――
多くの神秘を目にし、驚きを感じ――気づけば時間はあっという間に流れ、研究所見学が終わった。
興奮冷めない生徒達は、悪路を踏破する疲労も忘れてひっきりなしに魔術議論をしていた。そして、いつの間に旅籠にたどり着いたときはすっかり日が落ちていた。
ここからは自由時間だ。
町に食事に行ったり、露店を廻ったり、宿舎へ休憩しに戻ったりと生徒達が思い思いに過ごす中、ノアはこの町で最も活気がない場所、北東沿岸部観光街のさらに北端にある旧開発地区へ向かっていた。
賑やかで華やかな灯りが段々と夜闇に消えていく中、ふらふらとその灯りから逃げるように歩いて、やっと静寂に包まれた町に着く。
「……どうして?」
誰もいない、何もないこの場所なら、心穏やかになれると思ったのに。ノアの頭の中では依然として今日の研究所で、ルミア達が話していたことがぐるぐると渦巻いている。
「『Project:Revive Life』……」
この計画を聞いてからとある妄想がノアの心に浮かんでくる。
(死んだ人が、もし生き返ったら……)
叶わない願望だと知っている。
だけどもし何の犠牲なくして叶うなら、夢で見るあの人の言葉が知りたい。
最期。最期にあの人は何といったのだろうか。知れたらきっと嬉しいはず。前を向ける気がする。
それなのに――
(僕は何をこんなに怖がってるの……?)
セリカに「記憶を取り戻せるなら」と聞かれたとき。
悪夢が、大切な人を守れなかったということが事実かもしれないという恐怖だった。
リィエルと話したあの夜も、ノアは「怖い」と思った。
それは、また大切な人や物を守れないかもしれないという恐怖だった。
大切なものと大切なものを天秤にかける日が来るかもしれないという恐怖だった。
しかし、今はそれらとは全く違う恐怖だ。
静かな町に響き渡りそうなほどの心音を震える手で塞ぎながら、ノアはポツリと呟く。
「……海。……海を、見たい」
「にゃあ……」
あの吸い込まれるような蒼を見れば、少しでも心が落ち着くのではないか。
覚束ない足取りで歩きだしたノアの足元で、先導するように少し歩いては振り返りを繰り返していたクロが心配そうになく。
「だいじょうぶ……。ぼくは……」
廃墟と化した建物の間を通り、雑草が蔓延る空き地を抜けやっと旧港へたどり着くと、どこからか声が聞こえる。
「――。――……――……」
「――……」
「誰……?」
こんな場所、こんな時間に人がいるとは。
気づかれないように、そっと建物の影に隠れながら声の主を探す。
そこには見知らぬ青年と、大剣を手にしているリィエルがいた。しかし、リィエルはどこか様子がおかしく、痛むのか頭を押さえ、足元も覚束ないようだった。
それを見たノアは、瞬時に目に光を取り戻すとすぐさまその場から駆け出した。
「リィエルッ!」
「……っ!?ノア……?」
駆け寄るノアに、反応したリィエルがその青白い顔を見せる。その蒼い目は闇に引きずり込まれるように昏く、苦しそうに揺れていた。
ノアはその小さなふらつく体を支えると、リィエルの目の前にいた青年を睨んだ。
「リィエルに何したの?」
「……初めまして。僕はリィエルの兄なんだ。今日はリィエルに会いに来たんだけど……」
「……なんで、支えてあげないの」
「僕が悪いんだ。少しリィエルの機嫌を損ねちゃったみたいで……」
柔和で穏やかな微笑を崩さない青年は、ノアの詰問するような厳しい視線を前にしても揺らがなかった。ただ、少しだけ違和感を残して。
(兄……?)
そういえば、学院に復帰した後、リィエルの自己紹介についてウェンディが教えてくれた。しかし、その時はリィエルの兄は既に故人だといっていたはず。
それならば、目の前にいる青年は偽物?
それとも、死んだと見せかけて本当は生きていたとか?
それに……。
(なんで、名前を言わなかったの……?)
常識とまではいかなくても自己紹介をするときは大抵、偽名でも名乗るものだろう。何かやましいことがあるのだろうか。
一層警戒を強めるノアはそれを指摘するべきか考えあぐねていたが、ふいに腕の中で、リィエルの身体が少し震えるのを感じ、その考えを捨てた。
とにかく、今はリィエルだ。
リィエルをここに長く留まらせてはいけない。それに、この場所の潮風は冷たい。早く旅籠に戻って体を温めないと、風邪でも引いてしまったら大変だ。
「今日は取り敢えず旅籠に戻る。話は先生に通しておくから、また明日……」
「それは……できないんだ。今、話さなくちゃいけなくて。ね、リィエル」
「……わたし……は……」
「君は、ノアルテだったよね?リィエルから聞いたよ。もし、君さえよければいてくれると助かるよ」
リィエルを案じているようで、全くそれに伴っていない態度に、ノアは顔をしかめた。
ノアの青年に対する不快さを感じ取ったのか足元のクロが威嚇するように毛を逆立てている。
(なんでそんなに心配してないの……)
とりあえず青年の提案は受け入れられない。
ノアは、青年に対して言い返そうとした――その時。
「リィエル!ノア!その男からすぐ離れろっ!」
鋭く威嚇するような怒声があたりに響き渡ると、ひとつの人影がノア達と青年の間に割って入った。
「グレン=レーダス!?」
「……っ!?先生……」
風を斬る勢いでかけてきたグレンがノア達を守るように、青年の前に立つ。
それに、驚きで声を上げたノアは、目の前に広がる思っていたよりも大きな背中に、ほっと安堵の息を着く。
グレンは青年から目を離さず、威圧するような声で青年に問いただす。
「ほう?俺のことを知っているか……お前、天の智慧研究会だな?」
「!!」
「い、いや……僕は……」
言葉では否定しているようだが、態度が肯定しているようなものだった。
(天の智慧研究会……また会うなんて……)
ルミアをことごとく狙ってくる外道魔術師の集まり。
ノアにとって最悪な記憶を与えた少年――ニヒルが所属している場所。
グレンが青年の正体を着々と見透かしていく。
「言い訳はいらねえ。大体、そのローブはあのアホ組織の
「う……」
「何だったら、その体のどっかにある短剣に絡みついた蛇の刺青も確認させてもらおうか。間違ってたら土下座でもしてやるさ」
それを聞きながらノアはリィエルを支える手が、震えてしまわない様に強くした。
「ノア……」
「っ!リィエル……?」
グレンが一方的に青年を追い詰めている最中。
風に乗ってリィエルの小さな声がノアのことを呼んだ。
調子が悪化でもしたのかと、ノアは急いでリィエルに目を向ける。しかし、リィエルはその横髪で顔を隠していて、表情が見えない。
ノアは、どうしたものかと逡巡していると、またリィエルが口を開く気配がして、ノアは波音に消されないように耳を傾ける。
「わたし……こわい……」
ポツリと端的に呟かれた答え。
その言葉は、きっと遠征学習三日目の夜に、ノアがリィエルに質問したときの――。
それを悟ったノアは、リィエルに声を掛けようとして……ピタリと身体の動きが止まった。
「リィエル……?」
横髪が風に吹かれ、明らかになったリィエルの表情は恐ろしいほどの”無”。またその目は、背後にある海の様にどこまでも暗く昏く、グレンの背中を見据えていた。
息を吞むノアに、リィエルは一瞬その目を向ける。
「だから……ごめん……」
「え?」
小さな衝撃と共にリィエルから離れたノアの身体がゆっくりと傾いていく。
リィエルは手にしていた大剣を、グレンのその白い背中に向けて、――。
「ま」
待って、と伸ばした手は届かなかった。
そして次の瞬間、ノアの目に映ったのは、
(あかいろ――)
鈍い音と共に、広く暖かかった白が、ゆっくりと冷たい赤に染まっていく。
その様子に。
ぷつり、と音を立てて、ノアの意識は静かに闇へと落ちていった。