ありふれた転生者は異世界でも無双する   作:白の牙

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第11話

 

 

 

 

 「ここがオルクス大迷宮がある宿場町“ホルアド”か」

 

 ブルッグの町からバイクで半日、オルクス大迷宮へ挑戦する冒険者達のための宿場町ホルアドに到着した刀真、ロクサーヌ、ライザの3人。町の中に入り、今日泊る宿を探そうとするがその前に、ホルアドにある冒険者ギルドへと立ち寄った。

 

 理由は、

 

 『ホルアドについたら冒険者ギルドに行ってこの手紙をそこの支部長にみせな』

 

 キャサリンからギルドによって支部長に手紙を渡せというお使い?を頼まれたのだ。

 

 「ここがホルアドの冒険者ギルドか」

 

 「ブルッグの町のギルドと全然違いますね」

 

 木製の扉だったブルッグの町とは違い、ホルアドのは金属製で刀真が扉を押すと重苦しい音が鳴り響く。

 

 中に入ると3人、とりわけロクサーヌとライザの2人はその内装と雰囲気に息をのむ。ブルッグの町のギルドは清潔さがあり、雰囲気も悪くなかった。だが、ここホルアドのギルドはところどころ壁や床が壊れており、泥や何かのシミがあちらこちらに付着して不衛生。ギルドの造りは似ていたが、酒を置いていなかったブルッグとは違いホルアドは酒が置かれており、昼間だというのに飲んだくれているのが多々いた。

 

 そして、刀真達がギルドに足を踏み入れると、冒険者たちの視線が一斉に刀真達を捉えた。冒険者達は美少女に囲まれた刀真を見て殺気を叩きつけ始める。その殺気にロクサーヌとライザが体を震わせる。

 

 「はぁ~~~~~・・・・っ!!」

 

 「「「「「「っ!?」」」」」」

 

 そんな殺気を涼しい顔で受け止めていた刀真だったがうっとおしく思い、お返しとばかりに自分達を威嚇してきた者達に向け、“覇王色の覇気”を放出し、意識を刈り取った。

 

 「え?え?え?」

 

 ギルド内にいた過半数の冒険者がいきなり気を失ったことに受付をしていた少女が驚き、あたりを見回す。

 

 「ブルッグの町のギルドからここの支部長に手紙を預かってきた。直接会って渡せと言われて、取次ぎを願いたい」

 

 「は、はい」

 

 刀真は自分のステータスプレートを受付嬢に渡す。

 

 「く!?」

 

 ステータスプレートに表示されている情報を見て目を見開き、思わず個人情報を口にしてしまいそうになった受付嬢だったが、何とかこらえた。

 

 「しょ、少々お待ちください」

 

 刀真に一礼すると、受付嬢は駆け足で2階へと上がっていった。受付嬢は5分もしないで戻ってき、3人は彼女の案内の元、2階にある応接室と赴いた。

 

 

 

 

 「冒険者ギルドホルアド支部、支部長のロア・バワビスだ」

 

 「上条刀真です」

 

 「従者のロクサーヌと言います」

 

 「ライザです」

 

 正面にここホルアド支部の支部長“ロア・バワビス”が座り、対面のソファーに刀真が座り、左にライザ、右側にロクサーヌが座った。

 

 「君達のことは持ってきてもらったキャサリンからの手紙である程度知っている」

 

 「あのおばちゃんのこと知ってるんですか?」

 

 「同期・・・というやつさ。俺の権限でギルドが多用している宿に部屋を用意させた。今日はそこに泊まってくれ」

 

 「随分と好待遇ですね?」

 

 「君は色々と抱えているらしいからできることだけで手を貸してやってくれと手紙にそう書かれていた。だから、できることをしただけだ」

 

 そう言い、ロアは宿の場所が書かれた地図を差し出す。

 

 「ありがとうございます」

 

 「うむ」

 

 ロアとキャサリンの配慮に刀真は感謝した。そして、地図を見ながらギルドが用意してくれた宿へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 「ギルドご用達っていうだけあっていい宿だ」

 

 宿につくと武器の手入れ、薬や食料の確認を軽く行うと後は各自、夕食までゆっくりと過ごして英気を養い、寝ようとした矢先、

 

 『刀真様、私達が呼ぶまで部屋の外で待っていてもらえませんでしょうか?』

 

 ロクサーヌにお願いされ、外で待っている。

 

 「う~~ん、ただ待ってるってのも暇だし・・・ガチャでも回すか」

 

こういう時は本などを読んで時間をつぶすのだが、あいにくの手元にないためガチャを回すことにした刀真。5万払い、ガチャを50回まわす。

 

 「え~~~と大当たりは“ウイングガンダムゼロ炎”と“A‐Zガンダム”の設計図。・・・・俺にガンダムを作れと?」

 

 まさかの景品に唖然とする刀真。

 

 「3つ目は“カレイジャスⅡ”。移動手段が増えるのはありがたいが一人じゃ動かせないんだよな~~。4つ目は“成長促進剤”?何に使えと?んで、最後はFFのアクセサリーレシピ集。いや、必要なアイテムがないと作れないと思うんだが?」

 

 本来なら当りなのに、当りじゃないアイテムの数々に刀真は頭を悩ます。

 

 「アイテムレシピ集はライザに渡すか。錬金術師って言ってたし、大代案もしく、新しいレシピを思いつくかもしれないからな」

 

 「・・・お待たせしました刀真様。どうぞお入りください」

 

 ガチャの整理をしていると扉から軽くノックされ、入室の許可が降りた。

 

 「(やれやれ、いったい何をしてたのやら)」

 

 整理を中断し、刀真は部屋の中へと入る。

 

 「それで?俺を部屋の外で待たせて何をしてたん・・・だ?」

 

 扉を閉め、何をしていたのかを訪ねようとした刀真は目を見開いた固まった。何故なら、ロクサーヌとライザの着ている服が地球で言うネグリジェ(Hなもの)だったのだ。

 

 「ふ、二人とも、そんな服どこで買ったんだ?」

 

 「クリスさんのお店で買いました。男を堕とすならこれよとおすすめされて」

 

 「(なんて服を2人に薦めてるんだあのおかま!?だが、グッジョブ)」

 

 っと、罵倒しながらも、店長を褒める刀真。

 

 「(じゃなくて!?)な、なんでライザもその服を着てるんだ?」

 

 「そ、それは、その」

 

 「ライザさんも刀真様の事を好いているんです」

 

 恥ずかしくて自分の気持ちを言い出せないライザに変わってロクサーヌが刀真に伝える。

 

 「ロ、ロクサーヌ!?」

 

 「恥ずかしがっていては先に進めませんよ」

 

 「そ、それはそうなんだけど」

 

 「・・・・・」

 

 困惑するライザを他所に刀真は無言で彼女に近づき、抱え、ベッドに連れていき放り投げ、覆いかぶさる

 

 「と、刀真?」

 

 「いつ好きなったのか、何処を好きになったのか?聞きたいことは多いが、こういう服を着ているってことは、そういうことでいいんだよな?」

 

 「・・・うん。でも、初めてだから、優しくしてほしいな~~、なんて」

 

 「・・・悪い、無理かもしれない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「大丈夫かライザ?」

 

 「だ、大丈夫・・じゃないかな」

 

 翌日、生まれたての小鹿のように足を震わせるライザを見て刀真はやりすぎたかと思うも後の祭りである。

 

 「ロクサーヌは今まで一人であれを受け止めていたんですか?」

 

 「はい。私も最初はライザさんと同じでしたが、続けていくうちに慣れました」

 

 ライザとの初めてを終えた後、ロクサーヌも混ざって行為を行い気が付いたら朝となっていた。

 

 「(これはどこかであれを使って休憩したほうがいいかもな)それじゃあ、行くか」

 

 「「はい」」

 

 刀真達のオルクス大迷宮攻略の冒険が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「明日に備え今日は早く休むこと以上、解散!」

 

 その日の夕方、ハイリヒ王国騎士団の団長と数人の騎士が30人近い少年少女とともにホロアドへとやってきた。

 

 

 

 

 「・・・・・・」

 

 光が一切ささない暗い部屋の中で両手両足を拘束された少女が生気のない目で何百年も開かない扉を見ていた。

 

邂逅の日は刻一刻と近づいてきていた

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