バーチャル配信者が揃う学校に飛ばされました 作:疾風“はやて”
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そして僕は屋上の扉を解錠し、“さくゆい”の2人を校内へと入れた。
その際……
「っぱシャバの空気はうめぇな~!」
屋上に囚われていた為か、どうやら校内をシャバと思い込んでいる笹木さん…。
「(屋上の外の空気の方が美味しいと思うんですけどね……)」
心の中でそんなことを呟きつつ、僕は2人に尋ねる。
「…ちゃんと反省しましたか?」
「もちろん!」
「当然よ!」
鼻高々に2人は返事をするが、反省の色は僕には見えないっす…。
「ハヤテに抱かれるためやったら、こんなん安いもんやで!」
「その言い方やめてくださいね!?」
とてつもなく紛わしい言い方をする笹木さんのお陰で寿命が少し縮んだ気がする…。
「…ハヤテ、もう一回あたしのこと抱いてくれへん…?」
「……へ?」
あまりにも、全くもって反省していない人としか思えない言葉が聞こえ、思わず耳を疑ってしまった。
ツッコミどころが多すぎて頭がショートしてしまいそうです…。
「はぁ!?ダメに決まっとるやん!ハヤテはウチで最後にするっていう約束したんやから」
「そんなん知らんし…!あたし、ハヤテに抱かれた時のことが忘れられんねん!」
そして2人は言い争いを始めてしまい、もうこれ以上聞いていると胃に穴が開きそうだったので、僕はその場を立ち去りました。
その後、生徒指導室に連れて3人で叱られたのはまた別のお話…。
「ほな!これでホームルームも終わりやからー!各々部活やらなんやらあると思うけど〜気ぃつけて帰るんやでー!」
個性的な関西弁の明るいキャラが大人気のハセシンさんがクラスの担任でした。
担任がハセシンさんとか大当たりのクラスなんだろうなー。
「じゃあ僕、部室に顔出してくるから」
「オッケー。俺も先帰るわ、今日予定あるし」
玄関まで一緒に歩いてきていたかみとくんと別れて、保健室前へと行く。
「お待たせ」
「うん」
保健室前には、午前中に約束したひなのちゃんがスマホをいじりながら待っていた。
「のあちゃんは一緒じゃないの?」
「胡桃は今日、日直だから教室に残って日誌書いてるよ」
「あ、そうなんだ…」
日直なのに授業サボるとか悪童すぎるでしょ…
僕たちは歩きながらそんな話をする。
えーと確か部室は、2階の共学クラス棟と女子クラス棟を繋ぐ廊下の途中にあるってかみとくんが言ってたな。
「誰がいるのかなぁ…?」
「さあ?でもフブキ先輩はいるんでしょ?」
どうやらひなのちゃんもフブちゃんのことは知っているらしい。
みんな顔見知りみたいな感じである程度の人はお互いのことを認知しているようだ。
「うん」
僕はひなのちゃんに返事をして目的の場所まで歩いて行く。
「着いたけど…ここ本当に誰かいるの?」
「うん、いるはず……」
扉の前まで来たのだが、音がしない。
少しぐらいゲーム音が漏れてきそうな気はするのだけども…。
開けてみるか…。
ガチャ…
“ファッファッファ!ぺこーらが勝ったから早くジュース買ってくるぺこー!!!”
“最後スターで轢いたの誰やァー!!おかげでトワ最下位じゃん!!”
ガチャン……
スッ…と扉を閉めて顔を合わせる僕達。
「……防音部屋なんだね」
「…うん」
びっくりしすぎて閉めちゃったよ。
ぺこらさんとトワ様がいるのは分かったけど…。
ガチャっ
「クッソぉ〜、、ってアレ!?ハヤテじゃーん!ひなーのもおひさー!」
「うん…トワ様おひさー」
すると顔を赤くするトワ様…。
「えっ…///い、今トワのこと下の名前で……///」
「常闇さんも今日きてたんだ…!?」
危ない危ない…!ギリキャンセルが間に合った。
「えぇ!?いま名前で呼んでくれたじゃん!!トワのこと名前で呼んでよー!!」
「あはは…」
この際みんなのこと名前呼びにすればいいのでは……?
「トワ様ジュース買いに行くんじゃないの?」
「あ、そうだった!急がないとぺこらになんか言われる……!」
ひなのちゃんに言われた言葉に、トワ様は先程のことを思い出したのか、走って自販機の方へと向かっていった。
「…帰ろうか?僕もパシられそうだし……」
「うん」
“あ!!そこにいるのは……!!”
ひなのちゃんと帰ろうとしていると、背中から声をかけられる。
「ハヤテくーん♪ついに白上のものになる準備が出来たんですかぁ〜?」
スキップ…?だと思われる動きでテンアゲな状態で近づいてくるフブちゃん。
どうやらひなのちゃんは見えていない模様…。
「は…?ちょっとハヤテくん?こぉねそんな話聞いてないんだけど……」
フブちゃんの一言に、その横にいたころさんの目からハイライトが消え去る。
「こらフブキ!ハヤテくんとひなのちゃんを困らせちゃダメでしょー!」
「いやーハヤテくんが朝に白上のものになるって言ってたから〜!」
「えっ……そうなの?ハヤテくん……?」
「ハヤテ……?」
フブちゃんの言葉に何故かミオさんとひなのちゃんの目からもハイライトが消えてる気が……!
怖い……みんな肉食獣だから僕喰われそう……。
「違います!言ってないですよ!?てか僕なんも言ってませんよねあの時…!」
「いやぁ〜白上のことフブちゃんって呼んでたじゃありませんか〜♪」
このボマー狐が!
どんだけ爆弾落とせば気が済むんだ…!!
「おにぎりうまうま」
「あ…僕もひとつ貰ってもいいですか?おかゆん先輩」
すると、横にふっ…と突然現れた猫がおにぎりを美味しそうに頬張っていたので現実逃避のためにひとつ貰うことにした。
「おぉ〜名前呼びにしてくれたことだしいいだろう〜♪」
そう言って僕におにぎりを手渡してくれるおかゆさん。
受け取って包みを開くと海苔で巻かれたおにぎりが顔を出す。
「うまうま」モグモグ
「あ、こぉねもたべたーい!」
「ごめ〜んころさーん。ハヤテくんにあげたやつでラストだったんだよぉ…」
ガーン…と言うような擬音が聞こえてくる表情を浮かべるころさん。
「…食べかけでよければ、半分食べます……?」
間食にしては大きかったので半分食べるかころさんに提案する。
「いいのぉー!?食べたーい!」
「はい、どうぞころさん」
「わーい!」ムシャムシャ
餌やってる気分になるな…。
「よし、帰ろうか?ひなーの氏」
「なんか…知ってたけどみんな変わった人だね?」
少し呆れた様子で仰るひなーの氏。
「うん、変わってるけど…めっちゃ面白い人たちだから…w」
僕らは帰るために玄関を目指し歩いて行く。
校門を出てしばらく歩いていく。
「ハヤテは人気者でモテモテだね」
「ホントだよ、なんでなんだろうね?」
「は?うざいんだけど!」
今日はどうやらご機嫌斜めの日らしい…。
ひなーのイライラの日なの〜♪っつって!
はあ……。
「いや、僕ってモテるほど性格良くないなと思って…」
こっちの僕はただの冷たい人だと思うんだけど……。
後輩からしたら中身を知らないから、まぁ言うなれば高嶺の花的な感じで見られてもおかしくないと思うけど……。
「まぁ、、確かにちょっと冷たいとこあるけど……」
ひなのちゃんもそこには同意の様子だけど、一呼吸置いてもう一度話し始める。
「…口調は冷たいけど行動にあったかさを感じるんじゃない?アタシが機嫌悪い時とかは、無理に模索してこないで一緒にゲームしてくれるし」
これは多分、幼馴染だからこそ理解できるアレだと思う。
「それはひなーのだからじゃない?言葉なんてなくても通じるからだよ、きっと。ずっと一緒にいたわけだし……」
僕はボーッと前を見て歩きながら、思ったことを口に出す。
「まぁ確かに…そん時はなんか喋れよ!ってなるけど、あとから私のためにしてくれてたんだなって思う」
確かに心まで冷めてる訳ではないと思う…。
なんせ僕なんだから。
でも、僕の行動に何かしらの意味を付与しようと努力してくれるひなのちゃんは良い子だね!
それにしても、ひなのちゃんにそこまでしてあげる僕って……、、
「ひなののこと大好きじゃん僕…」
「は…!?////」
「あぁ聞こえてた?ごめんごめん独り言…!」
どうやら思ったことが口に出ていたようで、ひなのちゃんは驚きの声をあげると共に少し頬が赤みがかる。
「そんなでっかい独り言があるかぁ!?////」
少し恥ずかしかったのか、大声でツッコまれた。
「別にほっとけばいいのに、わざわざ一緒にゲームしたりしてさ……」
「まるで他人かのように話すけど、あんたの話だかんね…?」
確かに……。
僕の過去のことになっているんだった。
「そうだった」
「ハヤテはアタシのこと……好き?」
「なに……?突然、、」
そんな急に、口裂け女みたいな質問されても困りますよ??
「いや、、別に……?」
突拍子も無い質問に、思わず理由を尋ねてしまうもはぐらかされてしまった。
でも、そこまで気にしてあげてるわけだし…僕もひなのちゃんを悪く思ってる訳ではない。
むしろ、着飾らなくて明るい性格は……
「まぁ好きではあるよ。幼馴染っていうかけがえのない存在なんだし」
僕は素直に思ったことを、ひなのちゃんに伝える。
「ふーん、そっか……あっ!久々にブランコしたーい!」
「子供かって…w」
「えーいいじゃん別に〜!ほら行こ!」
そう言って、はしゃぐひなのちゃんは僕の手を引っ張って公園へと連れていく。
なんかよくわからんけどご機嫌になったな……。
「そんなスカートでブランコとかできるの…?」
「このままやるわけないでしょ!!下に体操服着るんだよ!!」
「あぁ、そりゃそうか…」
ほんの少し……ほんの少しだけ残念な気持ちがあったのは内緒だ!
「……もしかして見たかった?w」
っと思っていたが、幼馴染のひなのちゃんには内緒にできなかった模様。
「……別に、、まぁ貰えるものは受け取っとこう的な?」
「はぁ?そんなアタシのスカートの中を街で配られてるティッシュみたいに言わないでもらえる!?」
「あははw」
さすが配信者なだけはあるね。
いいツッコミだ!
「ったく……!幼馴染のパンツはどうせ価値なんかないですよーだ!」
そう言って横でむくれているひなのちゃん。
「そもそも僕も隣でブランコしたいから見れないし…」
「ハヤテもブランコしたいんじゃん!」
「“童心忘るべからず”ってね?」
多分こういうことに使うことわざじゃないと思うけど。
「それよりも、ハヤテは最近告白されてないのー?」
告白……?
そう言われ一日を振り返ってみる。
「そーいえば今日は、あやめ先輩に好きって言われたかな」
「えぇ!?」
「あくまで友達としてだろうけどね?あやめ先輩って、そーゆーこと考えてるように見えないし!」
ちゃんとことの説明をしてブランコの方へと向かっていく。
「そ、そっか…!」
「ま、でもやっぱり僕の最推しはスバルさんなんだけどね!」
「……は?」
「え?」
あたりの温度が唐突に冷えたような感覚がする。
太陽が沈んだらまだ肌寒い季節だもんね……!
「そーだったの……?」
「うん……スバルさん推し、、」
「ふ、ふーん…?どこが良いの?」
「太陽みたいな笑顔と性格。あとビジュが結構タイプなんだよね〜!あとしゅばしゅば言ってるとこも可愛い」
「そーなんだ…しゅば(あたしもショートカットにしてみようかな……)」
「今日のスバルさんも可愛かったな〜」
コツっ!
「痛っ!?」
「な、何投げたの!?」
「そこら辺にあった石ころ〜」
普通に僕じゃなかったら、怪我するよ!?
「エイム良…!ってか石なんて投げないでよ!なんでそんなことするの!」
「んー?なんかムシャクシャしたから…?」
この女王様は厄介だな……。
魔王だ、魔王。
「だからって僕に八つ当たりしないでよー!」
「原因はあんたなんだから別にいいでしょ」
「……そうか、、ならいいや」
「あ、納得するんだ……w」
そんな他愛もない会話に平和を感じながら僕とひなのちゃんはブランコに乗るのだった。
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