バーチャル配信者が揃う学校に飛ばされました   作:疾風“はやて”

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2日目“しらけんといっしょ”〜後編〜

カラオケルームにて…

 

「やっぱすいせい先輩は上手ですね〜」

 

「ふふふ〜、そーだろー!」

 

すいせい先輩を褒めると、ドヤ顔で胸を張る。

 

…みんな思ったことは口に出すなよ?

 

僕みたいになりたくなければ……

 

「どうしたの…?「いやなんでもないです…!!」」

 

心読まれた、、怖い…。

 

「うぅ…団長ももっと上手くなりたい(泣)」

 

「お経聞いてんのかと思ったで…w」

 

「ノエルの歌声も個性的でいいと思うよ…!」

 

デリカシーのないみこ姉をよそに、ノエフレてえてぇが始まる。

 

「あ、ポルカ実はあるアイテムを持って来たんだ〜」

 

そう言ってバッグの中をガサゴソと漁り始めるポルちゃん。

 

「これこれー」カラカラ

 

『割り箸……?』

 

「ただの割り箸じゃー⤴︎ないんですよ!よく見てください?」

 

よく見ると端の先端部分に数字や赤い印が書かれていた。

 

「もしかして…王様ゲーム?」

 

「ふっふっふ…その通りだよすいちゃん!」

 

ノエみこすい『(ってことはハヤテくんにあんなことやこんなことを…///)』

 

「番号をちゃんと指名しようね〜……w」

 

「早速はじめよーで!!」

 

ノリノリなみこ姉に合わせてポルちゃんが箸を握りしめる。

 

「ポルカは余ったやつを選ぶね〜」

 

皆それぞれ箸を選ぶ。

 

「よし、行くよー?」

 

『王様だーれだ!!』

 

 

 

「おっ!団長だ〜!!んーなににしよっかなー!」

 

「とりあえず最初は軽めのやつじゃない??」

 

フレアさんの言う通り初手は軽めがいいなー。

 

「じゃー3番の人!みんなの飲み物持ってこーい!」

 

すると1人の表情が曇る。

 

僕は4番だったので、心の中で安堵の息を漏らす。

 

「げっ…みこ3番だにぇ!」

 

「僕メロンソーダで!」

 

「すいちゃんはお茶とソフト!」

 

「おぉい!余計なもん追加すんじゃにぇー!!」

 

「ポルカはまだいいかなー」

 

「私もまだいいやー」

 

「団長はジンジャーエール!!」

 

みこ姉と決まった瞬間、滝のようなオーダーがみこ姉に降り注ぐ。

 

「…ごめんもっかい言ってもらってもいい……??」

 

PONはどこまで行ってもPONなのである……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アイスうめー!」

 

「いいなぁ僕もお願いすればよかったな…」

 

美味しそうに横でアイスを食べているすいちゃん…羨ましい。

 

「ハヤテくん口開けて〜?」

 

「え?…あ〜」

 

「はい、あ〜ん♪」

 

「んむっ…うまうま♪」

 

すいちゃんのいう通りに開けた口の中に、アイスが運ばれる。

 

ひんやりしてて美味しい♪

 

『あーっ!!!』

 

「おい星街てめ〜なにしてんだお!!」ガタンッ

 

「すいちゃん知らなーい(えへへ、ハヤテくんと間接キスしちゃった…///)」パクッ

 

「ハヤすいてえてえやな〜」

 

「今のハヤテくん可愛かったw」

 

ポルちゃんとフレアさんが何か言っているがアイスでわからん…ってことにしとこう。

 

「団長にもちょうだーい」

 

「はい、あーん」

 

そう言ってパクッと一口団長に食べさせるすいちゃん。

 

「んめ〜♪ありがとすいちゃん!」

 

「ぐぬぬ…次こそはみこが!」

 

「はーいみんな選んでー?」

 

『王様だーれだ!!』

 

「あ、僕だ!」

 

先端を見ると赤い印が…。

 

んー、まあてえてえ見たいしなー。

 

「じゃあ、“4番の人が1番の人の頭をヨシヨシする”で…!」

 

「しゃあーっ!みこ1ばーん♪」

 

嬉しそうにしているみこ姉に合わせてぴょこぴょことアホ毛が揺れている。

 

「え、ごめん無理……」

 

するとすいちゃんが嫌そ〜な表情で訴えてくる。

 

「てめーかよ!」

 

ガァーっと威嚇でもするようにピシッと、みこ姉のアホ毛が伸びる。

 

「みこめっとてえてえだ!」

 

「誰かフブさん連れて来てw」

 

フレアさんとポルカの言う通りフブさんが見たら喜びそうなシチュである。

 

「ま、王様の命令は絶対なんでw」

 

「ポルカ動画撮ろ〜w」

 

そして嫌々っていうか本当に虫を触るかのような表情でみこ姉の頭を撫でるすいちゃん。

 

「あ、意外といいかも…///」

 

「……キモ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーもう早く次行こ」

 

すいちゃんの声で次のゲームが始まる。

 

『王様だーれだ!!』

 

「私だー!」

 

「王様はフレアか〜」

 

「なぜみこに来ない…!」

 

「じゃー2番が5番に膝枕!」

 

「僕5番…」

 

「団長が2番だー!」

 

僕は精神的に中々しんどいのですが…?

 

「いいなぁー」

 

「ハヤテくんおいで?」ヒザポンポン

 

「くっ……、じゃあ失礼します…」

 

あ、結構やばいかも…?

 

僕の使ってる枕とは比べ物にならないくらい良い。

 

団長の香りもするし抜け出せなくなりそう。

 

 

 

…落ち着きはしないけど。

 

「どう?団長の膝枕」

 

「えっ…?団長の顔が見えない…っすね」

 

ゲシッ…!!

 

「痛っ!?」

 

脛にとんでもない衝撃が来たんですけど!?

 

位置的にすいちゃんだろうけど、ローファーで蹴るのはやめてくれ!

 

「横向けや…!」

 

すいちゃんがそう言ってくるが…。

 

「あなたたちスカートでしょ……」

 

目の前に迫ってくるのは絶景ではなく死刑である。

 

「つーん」

 

「すいちゃん無言で僕の脛蹴るのやめてね(泣)」

 

「次やるよっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『王様だーれだ!!』

 

「しゃあー!ポルカきたぁー!!」

 

「じゃーあ!1番が2番のほっぺにチューで!」

 

『…え?』

 

ちらっと自分の番号を確認する。

 

「一応確認なんですけど…」

 

「どうしたのかなー?」ニヤニヤ

 

「1番がチューする側ですよね……?」

 

「うん!そーだよー」

 

終わった…。

 

「私、、2番なんだけど…///」

 

「フレアさん、覚悟決めましょう…」

 

「えっ!ハヤテくん1番!?」

 

「…はい」

 

フレアさんの質問に返事を返す

 

「フレア…そこ変わって欲しい」ハイライトオフ

 

「すいちゃん、“王様の命令は絶対”だよ」

 

すいちゃんが目のハイライトを消して願うも、団長がゲームのルールで制す。

 

「くぅ〜、、羨ましいにぇ…」

 

「さぁ!早く誓いのキッスを…!!」

 

「見てる方も結構拷問じゃない?これ…(血涙)」

 

テンションが上がってるポルちゃんの横で血涙を流す団長。

 

なぜ泣いている…?

 

「ノエルはフレアも愛してるからにぇ…」

 

「目瞑っててください…」

 

「うん…///」

 

ちゅ…

 

『キャー///』

 

するとフレアさんが目を開けてゆっくりとこちらを向く。

 

「……っ////」フイッ

 

赤面しながら恥ずかしそうにこっち向いて、結局恥ずかしくて目逸らすとか…!!

 

「……可愛過ぎませんか!?」

 

「……へ!?///」

 

あ、やべ…声でてた……。

 

「忘れてください…///」

 

「バカ……////」

 

お互い顔を真っ赤にして言い合う。

 

「なんの拷問ですかこれは…///」

 

「も、もうそろそろ終わらない…!?////」

 

「良いもん見してもらいましたし…!終わろっか!」

 

「みこ結局王様なれんかったー」

 

顔が暑すぎる…。

 

「…アイスとってくる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲーセンにて…

 

「ギャァー……!!」

 

みこ姉の叫び声が響き渡るが落ち着いて敵を倒していく…。

 

「ハヤテくん右だよ右!!」

 

今はみこ姉と僕で、ゾンビが出てくるシューティングゲームをやり、他の人は観戦という感じである。

 

割と実戦に近い形式で、専用のBB弾の入った銃を画面に向けて打つと、当たった場所にいる敵が倒せるという半仮想的なゲームだ。

 

「普通にうますぎない?w」

 

「ハヤテくんかっこいい!」

 

フレアさんが驚いていて、団長も褒めてくれてるけど…実際僕も驚いてる。

 

みこ姉が驚きすぎて銃を離して僕に抱きついてきてしまうため、いいのか分からないけど二丁拳銃のようにして両手に銃を握って戦っている。

 

みこ姉…せめて俺を自由に動けるようにしてくれ…。

 

ゾンビに喰われたいのか…?

 

 

 

 

“スコア、98ポイント!”

 

「凄すぎない…!?」

 

「この店の最高スコアじゃん!」

 

ポルちゃんとフレアさんが目をまん丸にしている。

 

確かパーフェクトで100点らしいな。

 

「マジでちびるかと思ったにぇ……(泣)」

 

「大丈夫かみこち〜、、」

 

疲弊した表情のみこちを慰めている団長。

 

「あれはすいちゃんも驚きだな〜。まさかゲームだけじゃなくて現実でもエイムがいいなんてね」

 

「今店員の人に聞いてきたけど、“SAT”の特殊部隊の人が僕みたいに1人で2人分やって出したのが95ポイントだってさ」

 

「…ハヤテ、推薦でSATいけるんじゃない?」

 

そんなバナナ…。

 

そんな単純なことで行けるようなとこじゃないのよポルカさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

次にみんながやったのは長年愛されているレースゲームだ。

 

さっきゲームをやった僕とみこ姉の2人以外の4人でやっている。

 

…正直こういうレースゲームはトラウマがあって、一生壁に突っ込んでいく若かりし頃の記憶が脳に焼き付いているため苦手なのだ。

 

テレビゲームは行けるが、実際にゲーセンでハンドルを握るやつは無理です。

 

「だははははっ!wすいちゃんバナナに当たってるやんっww」

 

「……コロす」

 

「ポルカが一位でゴールしちゃうよー??」

 

「まだまだこっからや〜!!」

 

「ポルカ待てー!!」

 

一位になったら“ハヤテとデートできる権利”をゲットできるらしいので4人とも白熱したバトルを繰り広げている……。

 

もちろん僕に拒否権なんて無かったよ。

 

ケモ耳でも人権はあるのでしょうか……?

 

僕にも人権があってもいいんじゃなかろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イエーイ!ポルカが一位!」

 

結果はそのままポルカが一位となって戦いの幕が降りた。

 

「ハヤテくんとのイチャイチャデートできる権利が……(泣)」

 

すいちゃんは肩を落として(´;ω;`)←こんな顔になっている。

 

「あの、まず僕がOK出して………「ハヤテくんとの食べ歩きデートがぁ〜……(泣)」……」

 

泣きたいのはこっちだよ……。

 

「私も行きたかった〜」

 

フレアさんが1番落ち着いた素敵なデートができそう。

 

他の人は結構テンション爆アゲ〜、みたいな人たちだからね。

 

フレアさんとが良かった。

 

「はっはっは〜!ハヤテはポルカのものじゃー!!」

 

「まだ許可してないんですけど……」

 

「予定決まったら連絡するね〜!!」

 

「僕に拒否権なんてものないみたいです…(泣)」

 

うぅ……。

 

 

 

 

 

 

 

そして今は帰りの電車……

 

 

「今日は楽しんでくれたかな…?」

 

横に座るフレアさんがほんの少し心配そうに聞いてくる。

 

他のしらけんメンバーは今は電車のどこか心地よい揺れにやられて、夢の中である。

 

「正直、久々にあんなにはしゃいで遊びました…。今日皆さんと遊んですごく楽しかったです!」

 

「!?……ふふっ!それならよかった…!」

 

少し驚いた表情を見せるも、僕の言葉を聞いて安心したのか優しく微笑むフレアさん。

 

「またどこかに、みんなで遊びに行きましょうね!」

 

「そうだね…」

 

すると横のフレアさんが少し動く…。

 

ちゅ……

 

「……へ?」

 

「カラオケの時のお返し…w」

 

してやったりと、イタズラっぽく笑うフレアさんだが……。

 

「……顔、真っ赤ですよ…?」

 

「…!?う、うるさいなぁ…!!」

 

どこか可愛らしい、普段と違うフレアさんに思わず頬の筋肉が緩む。

 

ぽすっ…

 

すると、腕に少し重さを感じたため見てみると…みこ姉がもたれかかってきていた。

 

「……zzz」

 

「ふっ…wこの有様じゃあ赤たんって言われてもしょーがないっすねw」

 

「確かに…w」

 

2人でみこ姉の寝顔を覗き込む。

 

「じゃあアタシも借りちゃおーっと…!」

 

「……少しだけですよ?」

 

「わーい!w」

 

そして左右から体重がかけられるも、そこまで重いとは感じない…むしろ心地よい感覚が眠気を煽り始める。

 

 

 

そしてそのまま、睡魔に負けて眠りに落ちたのだった…。




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