クロスオーバー・ネタ集   作:龍羽

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うた皇後のハクたちがStrikersの世界にやってくる話つづき。


後半にかけてどんどんセリフのみとなり、情報量が減っていく仕様。
データなのでコピペができたよ!
ロスフラも刻のもやってません。


うた皇+リリカルなのはStrikers 中篇

 

 

 

 

 

3. 月夜の遣り取り

 

 

「で、今宵は何のご用かな?」

「大神どの?」

「ハクオロさん」

「まずは一献」

 

「自分が彼の岸に流れ着く前に、ウォシスが通ったはずなんだ」

「他にもあいつを慕う冠童(ヤタナワラベ)が3人———見ていないかと思ってな」

「いいや、見ていない」

「そうか」

そわそわ

「・・・ハク君」

「落ち着かないのかい?」

「いや、何かな」

「ウォシスが兄貴のいるところにすら行っていないと聞いてから、どうも何をしても居心地が悪いと言うか・・・」

「そのようだね」

「自分としては、ちょっとくらい良いか、何て気もするんだが」

「そうか、ならば好きにすれば良い」

「そう、だよな・・・」

そわそわ

そわそわ

「・・・なあ、ひょっとして」

「その、なんとかしないとまさか———」

「ずっと落ち着かないままだろうね」

「うぐっ」

「行き先は———判るんじゃないかい?」

「うう・・・」

「ん?」

「後ろ髪を引っ張られるような感覚は、ある」

「ならば、そっちだろうな」

「マジか・・・」

 おかしい。ぐーたら昼寝三昧生活が始まるはずだったのに———仕事をしなければ落ち着いて休むことも出来んとは、何という拷問か。

 何故だ。何故こんなに働かなければならない。

 

「君ひとりで行く気かい?」

「いや、ウルゥルとサラァナはついて来てくれると思う」

「もうひとりくらいは必要じゃないかい?彼らがおとなしく帰って来ることに同意するとは限らないのだし」

「ってもなぁ・・・」

「あいつらみんな忙しいだろ」

「その気になれば、協力してもらえそうな御仁は、まだいるだろう?」

「へ?」

「あ〜・・・だが、そんなことして良いものなのか?」

「すでに理は乱れている。故にそれを元に戻す為、少々理に反することを通したところで然程変わらないだろう。『毒を以て毒を制する』なんて言うしね。最初から限定的なものにしてしまえば良いのではないかな?———何にせよ、その辺りはもう君の采配次第さ」

「そうか」

「そうだな」

「ありがとう、ハクオロさん———やっぱ相談に来てよかった」

「なに、新しい大神さまのお役に立てたのなら何よりだ」

「アンタにそう言われるとこそばゆいな」

 

「ちょっと待つかな!」

「私も一緒に行くかな!」

「いやお前、政はどうしたトゥスクル皇!」

「そこは大丈夫!何たっておとうさまが」

「いや、クオン?」

 

「おねがい、おとうさま」

「ゔ・・・」

「う、うむ———可愛い娘の為だ。引き受けよう・・・!」

「やったぁ!ありがとうお父様!」

 すぐ準備してくるから、待ってるかな!

「ハクオロさん・・・」

「何も、言うな・・・」

「いや、だが」

「ハク君」

 静かな、それでいて強い口調で名を呼ばれ、思わず口籠った。

「父親と言うものは、娘のお願いに弱いものだ———何より永い間会えなくて、我侭のひとつも聞いてやれなかった身———ここで断ることこそ我が理に反する!」

 ハクオロが自信満々に言い放った。

「親馬鹿か!」

「何とでも言え」

 開き直りやがったよこの人。

 そこで寝室の扉が再び勢いよく開かれた。

「さあ、準備万端———いつでも良いかな!」

 むしろ今すぐ行くかな!

 これはもう何を言っても無駄だろう。と言うより、このキラキラと期待に胸膨らませたクオンを説得するのは自分もイヤだ。観念するしかない。

「・・・お預かりする」

「ああ、よろしくな」

 絞り出すように吐いた台詞。

 そっと肩に添えられたハクオロさんの手がやけに優しかった。

 

「なにやら女皇(みこと)が旅の荷物を背負い、急ぎこの部屋に駆け込んだように見えたのですが」

「べ、ベナウィ——— 一体どこから…」

「大神殿が『相談がある』と言って、こちらにおいでになられたあたり、でしょうか」

 最初からですよね、それ。

「それではハクオロ殿」

「皇代理として明日からのご政務———ご活躍を期待しております」

「こ、心得た・・・」

 

 

 

 

 

4. 機動六課へ

 

 

「マランが1匹! マランが2匹!」

「どうしたんでぇ、アンちゃん。いきなりマランなんか数え出して」

「どうしたもこうしたもあるか!ヘリだぞ?墜ちるぞ?何で態々こんなもんで移動せにゃならんのだ!列車も車もあっただろうが!」

「…あ〜、アンちゃんは前にこれと同じモンに乗ったことがあるのかィ?」

「知るか!覚えてない!———よしんば乗っていたとしても、ろくな思い出が無かったに決まっている!」

 

「にゃはは… さっきまでと印象が変わっちゃったねぇ」

 

 

 

 

 

5. 夢幻にて

 

 

 気がつけば空も地上も星空で出来た場所に来ていたはやて。

 リィンや守護騎士たちも一緒。

 守護騎士たちははやてに出会った時の黒い服を着ている。

 はやての目の前をよぎった1匹の蝶を目で追いかけた先には一軒の日本家屋に似た趣のある屋敷。

 はやてが声をかけると少しして中からヒトが現れた。

 美丈夫と目が合う。

 

 

 

 

 

6. ホテル・アグスタ

 

 

「失礼する」

「この書類はこちらで間違い無いだろうか?」

 

「今のは」

 

「失礼」

「機動六課の方々とお見受けする」

 はやては声をかけて来た人物を見て、驚愕した。

「あなたは?」

 なのはが

「初めまして。某はオシュトル———ハクに代わって其方らの付添役をひきうけることになった。宜しく頼み申す」

 当初ハクが正装する手筈だったが、集合場所に現れたのは先日夢で会った美丈夫だった。

 夢と同じようにオシュトルと名乗った美丈夫。

 一緒に歩くだけで周囲から視線を嫌という程集めまくる。

 

 

 

「違和感は」

「無いな」

「シャマルさん」

「はい!」

「ガジェットの位置を出してくれ」

 

「ハク殿は相変わらずひ弱であるな」

「いや違うからな。自分は標準———のはずだ」

 

 事件終息後、六課にまで着いて来た美丈夫。

 ここでウコン=オシュトルのネタばらしして騒然となる。

 

「では、任務も終えて無事帰還したことだ。ハク殿———そろそろ俺の付け髭、返しちゃもらえねぇかい?」

「何だ、もうネタばらしするのか」

「だってヨォ、この後じゃあ言い出す機会がもう無くなっちまうじゃねえか」「お前、お前———その口調…!」

 

「おおう!ある時は帝都でちょっと顔の売れた風来坊。その正体は、ヤマトを守護する近衛の双璧がひとり———右近衛大将オシュトルたァ俺の事でい!」

 

「わかる。わかるぞーその気持ち。自分も最初に知った時は、開いた口が塞がらなくなったものだ」

「ここまで激しいと、二重人格なんじゃないか、なんて疑いたくなるかな」

「クオン殿がそれを申されるのか」

「何のことかなぁ?」

「だぁ〜もう!———結局、どっちが素なんだよ!?」

「さて、どちらであろう?」

 

 

7. 願い鵺鳥、想い太刀風

 

 

「丁度良い、一度貴方とやり合ってみたかったんだ、オシュトル」

「其方がそれを申すか。だが光栄だな。某も是非貴殿とは一度手合わせをと願っていた。租皇ハクオロが一子———トゥスクル皇」

「ヤマトの近衛大将が、他国のとは言え皇である我に勝てるとでも?」

「」

「真の忠義とは、ただ実直にすべての命を実行するだけにあらず。主が道を踏み外すなら、それを質すこともまた臣下の勤め———、」

 

「止まれ」

 

「ハク!?」

「ハク殿!?」

 

「喧嘩両成敗だ。それくらい甘んじて受けろ」

 

 

8. 鳴神来たる

 

 

「……いや、おかしいだろ」

「ほんま、おかしいなぁー?」

「何でまたここに来られるんだよ!?」

「何でやろうなぁー?」

「滅多なことで来られるところじゃないんだぞ!」

「せやかて、来てしまってるもんはしょうがないやんかぁー?」

 

「ハク殿。どうやら新たな客人のようだ」

「なのはちゃん!?フェイトちゃんまで!?」

「はやてちゃん!?」

「なん、だと…?」

 

「……そうか、臨死体験!」

「なのはは一度死にかけた事があると聞いた。なら、はやてとフェイトもそういった経験があるんじゃないか?」

「そういえば、私も随分ひどい怪我をした事がある」

「ウチは、どないやろ?」

「主、もしや魔導書の影響かもしれませぬ」

「魔導書?」

「ロストロギアだ」

「お前らが探して管理してるって言うアレか」

「」

「摩訶不思議な出来事に共鳴したということか。なら、はやてとその家族が最初に迷い込んだのも納得だな」

 

「しかしまあ、臨死体験とはまた言い得て妙だな」

「いやぁ、人間『働かざる者食うべからず』とは言うが、働きすぎも良くない、と言ったところだなぁ」

「え、だれ…?」

「ハクオロさん!?」

「やあ、ハク君。お邪魔しているよ。しばらく見ない間に、あの殺風景だった場所がまた随分と、素敵な場所になっているじゃないか———居る者が代われば、ここはこうも居心地が変わるものなんだねぇ」

「いや、何であんたがここに!?」

「何、君がクオンを連れ出してからというもの、ベナウィのやつが容赦無くってな」

「来る日も来る日も、一向に減らない書簡の山を処理していたら、ついに体力の限界がきたようでな?気がついたらこの場所に———前はもう少しできたと思ったんだがなぁ…」

「いや働きすぎだろ!?いくら元々自分より体力あったとはいえ、確実に力は落ちてるはずだ。もうちょっと自重してくれ!」

「ハクさん、この方は?」

「初めまして。クオンの父親のハクオロだ。よろしく」

「こらぁ!普通に自己紹介してるんじゃない!」

「クオンちゃんのお父さん!?」

「言いにくいのでおじゃるが、ハクオロ殿は以前より時折この場所に顔を出しているでおじゃるよ」

「は!?」

「うむ、時折酒を持ち込んで来られる。さすがはトゥスクルの酒———毎回なかなかの逸品であった」

 

 だが、今回ハクオロさんが倒れたのは、元々クオンを連れ出したシワ寄せでもあるんだよな

「わかった。一度そちらに戻ります」

 

「だがまあ、丁度良い」

「何かあるんですか?」

「それは、こちらに来てからのお楽しみ、という事で」

 

 一度トゥスクルへ行くことになった一同。

 

「向こうにあるものは持ち出さない!こちらにあるものは持ち込まない!記録も取るな!他言もするな!」

「以上のことを厳守してもらう」

 特にクオン。背負っているものは置いていくように。

「正確には、これから自分がすることから、だな」

 仮面…?

 

「ウルゥル、サラァナ」

「「御心のままに」」

「では、参ろうか」

 

 

 

 

 

考察と補足:

 

3.

・回想シーン。事の発端。ここもほぼセリフのまま。

・理が狂っているので落ち着かなくなっているハクさんが、原因を探るべくハクオロさんに相談に来た。

・きっとベナウィは見るヒトが見ればとてもいい笑顔だったに違いない。

 

4.

・某迷探偵のヘリというか飛行機?嫌いからオマージュ。なんかハクさんは空飛ぶ乗り物嫌いなイメージがある。しかしネタが古い。

・最後のセリフはおそらくなのはさんです。

・この後本庁舎に着いてはやてさんと交渉、というか異世界にやってきた目的を話す。協力も申し出る。

 

5.

・タイトル通り夢?の世界。

・懐かしい姿に少し花を咲かせるかもしれない。

・この後オシュトルとマロロと仲良くなる。

・最終的にハクさんが迎えに来るかなんかするんじゃないかな?

 

6.

・冒頭のセリフはオシュトル。書類仕事するならこっちの方が身が引き締まるゆえ。文字は眷属効果で読めるし書ける。

・場面飛んでアグスタのロビー。正装のオシュトル様登場。多分ハクさん共々シグナムたちとかと先に来てた。

・はやてが驚いていたのはもちろん夢に出てきていたから。

・場面変わって襲撃。長距離で狙われたところをオシュトルが防ぐ。

・アクルカ使用時くらいの威力。斬撃が飛ぶ。

・ジャケットの上着を脱いだ姿です。

・オシュトルの背後を守ったはいいが、腕が痺れてうずくまったハクさん。

 

7.

・ティアナに肩入れするクオンと、なのはの方針を汲むウコンで対立。

・そら当人いなくなった後にそんなことやってたらハクさんも間に入るよ。

・もしかしたらこの後ハクさんが『何故か』倒れるかもしれん。

 

8.

・この章のタイトルは次の章のものですね。訂正していなかったようです。

・タイトルつけるんなら『夢幻、ふたたび』かな。

・ここのフェイトさんサラッと言ってるけど、実際に書くならもっと言いにくそうにするでしょう。母君よ……。

・ハクオロさんはハクさんより古い時代の人のようだから、確実にもっと丈夫なはず。考古学のご専門は何ですか。

・ベナウィもそうだったけど、ちょいちょい言い回し訂正した方が良さそうね。

・そういや、ウルゥルとサラァナっていつあの外套脱いだのか記述が無いな?

 




多分ウコンは合流した時、クオンから重い一撃をもらってる。何ならシメられてる。
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