星を追う子に春の祝福を   作:ロドリゲウス666

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評価、感想、誤字報告ありがとうございます。

今回は短めです。


16

 

『選定の杖』を盗まれてしまった。

 経緯は、昼頃。

 

 日々の日課である魔術の練習を、自身の師であるマーリンと行っていた時。

 

 草むらから大きな影が現れた、かと思えば目にも留まらぬ速さでアルトリアの手に握られていた『選定の杖』を奪い取り、そのまま森の奥に姿を眩ませてしまった。

 

 突然の事態に、思わず呆然としてしまうアルトリア。

 数秒経過して、ようやく『選定の杖』を盗まれてしまった、という事実に気が付いたアルトリア。

 

 普通であれば、急いで森の奥へと向かい『選定の杖』を取り戻しに向かう所だが、アルトリアは家にいたユーリを頼った。

 諸々の事情を聞いた後、ユーリは一言。

 

 赤色の瞳でアルトリアを見つめながら言う。

 

「どうしてぶん殴らなかったのかしら?」

 

「発想が暴力的すぎない!? もう少し、平和的に解決しようとする意志を持とうよ!」

 

「不要よ」

 

「いや、不要じゃないから!」

 

 ユーリのとんでも過ぎる発言に、思わずツッコミを入れてしまうアルトリア。しかし、こんな茶番に時間を取られている暇はない。

 追いかける時間が遅れれば遅れる程、『選定の杖』がアルトリアの手に戻って来る確率は低くなってしまう。

 

 そんな、アルトリアの内心の焦りが見えたのか。

 

「安心しなさい。ここら一帯の森は、何度も訪れた事がある。いわば、私の庭のようなものよ。多少時間が経過した程度で、私から逃れる事は不可能よ」

 

「おお。とても頼もしい」

 

「森に行くなら、最低限の準備は必要よ。準備を終えた後に、早速向かうわよ」

 

 ユーリの言う事に従い、森へ向かう為の準備を済ませるアルトリア。

 早速、ユーリと共に森の中へと足を踏み入れる。

 一見すれば、普段と何も変わらない。

 

 只の森。

 しかし、幾度となく森を訪れた事のあるユーリにとっては、別の景色に見えるらしい。

 地面に刻まれた足跡。踏みしめられた草や、先端が折れ曲がってしまった枝。

 

 細かな手掛かり一つ一つを集め、簒奪者の足取りを追っていく。

 暫く森を歩く。

『選定の杖』を盗んだ犯人を見つけた。

 

 場所は、崖の下。

 地面との高さはそこまで高くはない。が、着地の仕方をミスしてしまえば、傷を負ってしまう。最悪の場合、足が折れてしまうだろう。

 

 崖の縁の部分から足跡は途切れている。

 下を見れば、そこには『選定の杖』を抱えたまま、隅に追い込まれている妖精の姿が。

 

 足を怪我してしまったのか、引きずりながら逃げる。

 その背後から追いかけて来るのは無数の獣。

 本来であれば、魔法を使えば撃退できる。

 

 しかし、足を怪我している事。そして、獣の数が多い事も相まって、絶対絶命の状況だった。

 

「あれ?」

 

 選定の杖を盗んだ犯人に、アルトリアは見覚えがあった。

 誰だっただろう? と自身の記憶を漁り、思い出す。

 

「確かティンタジェルに住んでた、私に友達になろうって言ってた子だ」

 

 尤も、友人関係はあくまでも表面上。向こうは友人関係にかこつけて、アルトリアを奴隷として扱う気が満々だった訳だが。

 そんな彼女がどうして?

 

『妖精眼』で彼女の心の中を見た時、アルトリアを見下していると同時に『予言の子』に対する羨望や嫉妬が混ざっていた。

 恐らく、そこら辺がアルトリアの『選定の杖』を盗んだ動機なのだろう。

 

「助けに行かないと!」

 

「どうしてかしら?」

 

 崖を降りて、助けに行こうとするアルトリアとは反対に、助けに行く素振りを見せないユーリ。それ所か、何故? と質問して来る。

 母親の返答に、思わずアルトリアは自身の耳を疑った。

 

 思わずユーリの顔を見てしまう。

 無表情。

 今まさに、獣に襲われて人が死んでしまうかもしれない状況にも関わらず、ユーリの表情からは一切の感情を伺う事が出来ない。

 

「ど、どうしてって、助けるのが普通で……」

 

「アレは貴方の物を盗んだのよ? その挙句、自身の不注意によって崖から落ちて、怪我をした。おまけに獣達に襲われつつある。自業自得でしょ? 自分の行いが招いた結果だもの」

 

「…………ッ」

 

 アルトリアの言葉に対して、正論をぶつけて来るユーリ。

 全て正しい。

 逆に、アルトリアの方が間違っているのかもしれない。

 

「そもそも、あれだけの数の獣を相手にするのは手間よ。下手を打てば、私たちだって死んでしまう可能性はゼロじゃないわ。あの杖が獣に食べられてしまう可能性は否めないけど、釘打ちに使用した時でさえ壊れなかったんだもの。ほとぼりが冷めるまで待っていても問題ないわ」

 

 そう言って、目の前の光景から背を向けて元来た道を戻ろうとするユーリ。

 興味を失った、とばかりに視線を外す。

 

 きっと、数秒後にはあの光景など忘れてしまう事だろう。獣に襲われた挙句、死んでしまった妖精の事さえも。

 

(……私は、私は『予言の子』だから。だから、助けに行きたいの?)

 

『選定の杖』を盗んだあの子は『予言の子』に憧れていた。でも『予言の子』なんてそんなにいい物じゃない。

 

 何時か果たさなければいけない使命は難しい上に、自分一人の力では届かない程に遠い。それでも『予言の子』としての務めを、何時かは果たさなければいけない。

 

 出来るかも分からないのに。

 何の根拠も、理由もないのに。

『予言の子』だから、って言う下らない理由で重荷を背負わされてしまう。

 

 逃げてしまえば良い。忘れてしまえば良い。

 そうすれば、重荷を感じる事は無くなる筈だ。

 

 だけど、だけど、だけど。

 瞼を閉じれば嫌でも目の前に現れる。荒れ狂う吹雪。そして、そんな中でも道しるべのように輝く、青色に輝く星。

 

 誰にも期待なんかされなくても良い。失望されたって構わない。でも、あの星を追う事を止めるのだけは嫌だ。

 届かないと分かっていても、それでも届きたいから手を伸ばす。

 

「そうだよ。私は『予言の子』だ」

 

 追いかけ続ける。

 だから、最初から足を止めるなんて選択肢は存在しない。

 

「ごめん。お母さん。でも、私、助けに行ってくるね」

 

 ユーリの返答は待たない。

 彼女が振り返るよりも先に、アルトリアは崖から飛び降りる。

 飛び降りた後、せめて崖の壁面を伝って降りるべきだったという事に気付く。しかし、時すでに遅し。

 

 彼女を助ける、という目的に集中する余り、他の事が一切見えなくなってしまっていた。アホである。

 

「これは、流石に不味い!」

 

 幸か不幸か、無理のない姿勢で着地。地面に着地すると同時に、膝を勢いよく沈ませる事によって衝撃を緩和。

 しかし、痛い事には変わりがない。

 

 着地の衝撃が両足に伝わって来る。頑張って我慢しようとするが、我慢できるレベルじゃない。

 結局、アルトリアはその場で悶絶してしまう。

 

「……な、何? なんなの? い、一体」

 

 獣に襲われる恐怖とは、また別ベクトルの恐怖を抱く妖精。

 当然だ。

 

 命に危機に見舞われている、と思えば突然空からアルトリアが降って来たのだ。おまけに着地に失敗してしまい、その場で悶絶し始める。

 恐怖以外のなにものでもない。

 

 その証拠に、追い詰めた妖精に嬉々として襲い掛かろうとしていた獣も、一瞬足を止めて事態の行方を見守っていた。

 

「貴方を、助けに来たの。取り敢えず、その杖を返して」

 

「は? え? いや、ちょっ……!」

 

 獣と妖精。

 両者は混乱しているが、アルトリアは自分が何をすべきなのか分かっている。

 

 未だ、痺れの引かない両足で踏ん張る。

 返して貰った『選定の杖』を使い、魔術を行使する。

 アルトリアの周囲に現れる、燃え盛る複数の火球。「行け!」と彼女が念じると同時に、火球が勢いよく放たれる。

 

 狙いは獣だが、倒す事が目的ではない。

 逃げ道を塞ぐように展開されていた獣達の包囲網。

 全体。万遍なくいきわたるように、火球が飛んで着弾。

 

 カッ! と目も眩むような紅蓮と共に、爆発。獣と言う存在は、炎を嫌う。火球による攻撃によって、隊列が乱れる。

 

「早く! 急いで逃げるよ!」

 

 チャンスは今しかない。

 アルトリアは妖精の手を取って、急いで逃げる。妖精の体調が万全なら、何とか逃げ切る事も出来たかもしれない。

 

 しかし、妖精は崖から落ちてしまった時、足をくじいてしまった。引きずるように歩いているせいで思ったよりも速度が出ない。

 行き止まりだった崖を抜け、入り組んだ森まで逃げ込む事は出来た。

 

 だが、獣達の追跡が終わる事はない。

 耳を澄ませば、獣達の唸り声が聞こえて来る。

 

 このままでは追いつかれてしまうと判断したアルトリアは、妖精2人が隠れられそうな草むらに身を寄せている。

 が、見つかるのは時間の問題だろう。

 

「……どうして? ……どうして、私を助けてくれる訳? 私は、貴方に対して酷い事をしようとしたのに。なのに、どうして?」

 

 隠れている最中、妖精が聞いて来る。

 きっと、『選定の杖』を奪った事や、あの時の事を負い目に感じているのだろう。

 

 同時に、こんな自分を助けてくれたアルトリアに対する感謝と、得体のしれない物と出会った恐怖も感じられた。

 当然だ。

 

 ユーリも言っていた通り、彼女はアルトリアに対して危害しか加えていない。一ミリの優しさだって与える事はなく、それ所か見下してしまう始末。

 

 見捨てるのが普通だ。

 襲われる様を見て、いい気味だとほくそ笑むのが自然。

 だけど、アルトリアはそんな事は御免だ。

 

 普通だとか、自然だとか、そんなものは知らない。

『予言の子』だから、を助ける為に言い訳に使った。しかし、自身の根底にある物は酷く単純。

 誰もが持っているかもしれない当たり前。

 

「見捨てたくなかった。只、それだけの話」

 

「…………」

 

 声も、足音も近づいてくる。

 バレてしまった、と考えた方が良いだろう。

 身を隠していた草むらから、アルトリアは姿を現す。

 

「単に私が好きでやってる、ってだけの話だから」

 

 意図的に獣と目を合わせる。

 獣にだって知性は存在する。ここで余裕綽々と言った態度を見せれば、自身が囮だという事に気付かれてしまう。

 

 精一杯、うっかりバレてしまったという演技を行いながら、アルトリアは急いで逃げる。次々と獣がアルトリアの背を追いかけて来る。

 目論見は成功。

 実は、草むらの中にもう1人隠れていた事には気付いていない。

 

「……とは、言っても! 流石に、この数を一人で捌くのは、キツイ!」

 

 アルトリアだって成長している。

 かつては、一対一でギリギリ負けてしまう相手だった獣達も、今では数体を相手取ったとしても勝利を収められる程度の実力を持っている。

 

 魔術さまさまだ。

 しかし、あくまでも普通の獣のみ。他とは一線をかす、強力な獣が相手では勝負の行方は分からない。ましてや、取り巻きとして幾体もの獣を引き連れているのだ。

 

 無論、ただでやられるつもりはないが、アルトリアが勝利をもぎ取るのはかなり難しくなるだろう。

 

「でも、諦める理由にはならない!」

 

 このままではいずれ追いつかれてしまう。

 既に、妖精が隠れていた草むらとはかなり距離が離れている。逃げから一転。方向転換を行い、自身を追っていた獣達と相対する。

 

 魔術を行使。

 アルトリアの周りに浮かぶ火球、だけではない。膨大な量を内包している水球に、無数の土塊で構成された岩の球。

 

 足を取られてしまうぬかるみに、鋭い切れ味を持つ光輪。

 基本的に魔術を行使するが、物理攻撃だって不得意と言う訳じゃない。自分自身を鼓舞する為に『選定の杖』を強く握り締める。

 

 怖い。

 けれど、余り怖くはない。

 胸中に湧き上がる恐怖心を隠し通しながら、アルトリアは余裕綽々に笑みを浮かべる。

 

「返り討ちにしてやる!」

 

 獣の群れがアルトリアに向かって飛び掛かる。

 魔術が放たれ、周囲一帯が爆発した。

 

 

 

 

 

 

 森は大きな変わり様を見せていた。

 木は折れ、地面は抉れ、草は焼きつくされている。

 地面に倒れ伏す、無数の獣達。

 

「……何とか倒す事が出来た、けど!」

 

『選定の杖』を地面に突き立て、体重を預けるアルトリア。

 疲労感が凄まじい。

 全力疾走に加えて、自身が持つほぼ全ての魔力をつぎ込んでの攻撃。それで大部分の敵を倒す事は出来た。

 

 だが、倒せていない獣も存在する。

 立ち篭もる砂埃。

 姿を現すのは、他の獣よりも一回りも二回りも大きい獣。毛が焼け、所々に決して浅くない傷を覗かせているが、その闘志には一片の曇りも存在しない。

 

 取り巻きを全員倒されても尚、目の前の獣は自身の勝利を疑っていない。自分自身を鼓舞する様に、雄叫びを上げる。

 ――ムカつく。

 

 自身満々な表情を見ていると、どこぞのピンク髪がアルトリアの脳裏を過る。何なら「こんなの相手に苦戦している訳? 全くもって無様よね!」と高笑いしながら、アルトリアを馬鹿にしてくる始末だ。

 

 もしもまた出会う事があれば、ぎゃふんと言わせてやる。

 心の中で強く決意しながら、相手の出方を見る。

 その巨体とは裏腹に、俊敏な動きでアルトリアとの距離を詰めて来る。

 

「っ!」

 

 気付けば、自身の目の前に巨大な咢が。鋭い無数の牙は、アルトリアを食い千切らんと襲い掛かって来る。

 咄嗟に『選定の杖』をストッパーとして使い、獣の攻撃を退ける。

 

 流石はユーリが釘打ち変わりにしようとしても尚、傷付かなかった杖。

 しかし、このままではジリ貧だ。

 

 獣の武器は、鋭い牙を持つ咢のみでは無い。アルトリアよりも数倍は巨大な体躯に、細い木ならあっさりと切り裂いてしまいそうな爪。

 攻撃を一つ防ぐ事が出来たとしても、アルトリアが不利な状況には変わりない。

 

(多分、魔術を使うとしても残り一発。コレを外してしまえば、間違いなく私は終わり。タイミングを見極めないと……!)

 

 咢での攻撃を諦め、爪を使ってアルトリアを仕留めようとする獣。

 蓄積された疲労のせいか、反応が僅かに遅れる。

 凶悪な爪が、アルトリアの体を切り裂かんとする。

 

 このままでは直撃してしまう。

 その時、獣の頭上目掛けて石が降って来た。

 否、それは石と呼ぶには余りにも巨大だった。

 

 降り注ぐそれは、見事獣の頭部に命中。

 まさか、頭上から攻撃されるなんて思っていなかったのだろう。

 獣が攻撃を止めてしまう。

 

 同時に、軽い脳震盪を引き起こしたのか、焦点が定まっていない。

 チャンスだ。

 

「うぉぉぉぉぉ!」

 

 この機会を逃すのは駄目だ。

 アルトリアは獣へと肉薄し『選定の杖』を獣の口の中に突っ込む。

 

「私の魔術に対して耐性があるみたいだけど、流石に体の内側にはないよね?」

 

 コレから行うえげつなさに内心で戦慄を覚えながらも、躊躇い無く引き金を引く。

 放たれた魔術は、獣の体内で炸裂。

 

 予想通り有効的なダメージを与える事に成功。

 悲鳴をあげると共に、獣は倒れる。

 アルトリアは見事獣達を撃退した。

 と同時に、草むらから物音が聞こえた。

 

 まさか、新たな獣が!? と、獣の唾液で汚れてしまった『選定の杖』を構えるアルトリア。しかし、草むらから現れたのは獣では無くユーリだった。

 

 赤色の瞳は余す事無くアルトリアに注がれている。

 

「お母、さん?」

 

「よく頑張ったわね。あの規模の群れを一人で倒してしまうなんて、正直予想外よ。顔には出ていないけれど、私はそれなりに誇らしいわ」

 

 本人の言っている通り、表情は相変わらずの無。真白のように白い髪と、人形のように無機質な表情が際立っているように見える。

 

「……いや、見てたなら助けてよ」

 

 獣の群れと戦っていたが、幾度か危ない場面は存在していた。

 ユーリが手を貸してくれれば、もっと楽に対処できただろう。

 

「大丈夫だと判断しただけよ。…………後、何時出てくればいいのか。機会を見失ってしまっていた、と言った所かしら」

 

 アルトリアに聞こえたのは前半だけで、後半は聞こえない。

 

「でも、最後に石を投げてくれたのはありがとう。多分、アレが無かったらとても危なかったと思う」

 

「? 私は一切手出ししてないわよ」

 

「へ? じゃあ、さっきの石って……」

 

 何となく、誰が投げたのか分かった。

 

 良い一日とは言えない。

『選定の杖』を盗まれてしまうし、崖から飛び降りてしまうし、獣の群れに襲われてしまうし。

 

 それでも気付きを得る事は出来た。

 自分が何をしたいのか。そして、何をするべきなのか。

 

「お母さん。話があるんだけど」

 

 体の疲労はピークに達している。

 けれど、この機会を逃してしまえば、きっと自分の思いを伝える事は出来なくなってしまう。

 気を抜けば倒れてしまいそうになりながらも、必死になって堪える。

 

「何かしら? 夕食に希望でもあるのかしら?」

 

「ううん。違う。そう言う話じゃなくて、真剣な話」

 

 軽く深呼吸をした後、堂々と言い切る。

 

「私、16歳になったら旅に出ようと思う」

 

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