虚実の方舟:Re   作:Oh my PC

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三章以前の設定集です。


番外編
設定・用語集


【国家・勢力】

 

《キヴォトス》

 

◎連邦生徒会

シャーレに次ぐ今作の不憫枠の一つ。

ゲート開通当初は日本と何とか友好な関係を構築出来ていたが、次いでゲートが開通した米露欧の『地球流』な外交に振り回され、無事に胃に穴が。それだけに留まらず、アメリカによるカイザーと共同での工作により組織単位での政治的分断が深刻化し、シャレにならない事態となってしまっている。

 

◎連邦捜査部S.C.H.A.L.E

今作最大の不憫枠。

日本とのゲート開通後は日本と連邦生徒会との間柄を取り持ち、なんとか異文化の中での分断を避けようと尽力する。

米露欧とのゲート開通後は各国の及ぼす影響や紛争・衝突や陰謀に引っ搔き回され、先生の業務量が激増。シャーレ側も何とかしようと部員の増員や当番生徒の拡張を行っているものの、効果は今一つであり、その現状を受けて先生を慕う生徒からの地球国家へのヘイトが凄い事になっている。

 

◎カイザー・コーポレーション

今作のキヴォトス側の悪役。

原作でもアビドス編やカルバノグの兎編で暴れ散らかしているが、今作でもその悪役っぷりは健在。

更に、アメリカとの協力関係構築で戦力や経済力が大きく強化されており、既にカイザーPMCでは固定翼機や長距離誘導弾の運用が試験的に始まっているなど、原作よりも厄介な勢力となっている。

また、原作ではゲヘナがアリウスと接触していたものの、今作ではカイザーがアリウスと接触している。

 

◎アビドス高等学校

アビドス自治区に存在する学園。

アビドス廃校対策委員会を実質的な生徒会とし、同委員会がこれを統治している。現在はアビドス自治区に影響を広げようとする米軍・カイザーPMCと敵対しており、同委員会が米軍と衝突を起こした。

 

・アビドス廃校対策委員会

アビドス高校の実質的な生徒会。

先生の尽力によりカイザーとの全面衝突にもひと区切り着き、日常が取り戻された……と思った矢先に、アビドス自治区に米軍が進駐する。その後、アメリカとカイザーがアビドス合意を締結した事でアメリカとの対立が決定的なものとなり、本格的に武力衝突が発生。先生の尽力で何とか和解したものの、完全な反米に。

 

◎ゲヘナ学園

「自由と混沌」を掲げる治安が終わっているでお馴染みの学園。

万魔殿を生徒会とし、ゲヘナ風紀委員会が治安維持を行っている。

アビドスで暴れ散らかすアメリカとカイザーに警戒感を抱き、同学園内にロシアと開通したゲートを通じて、地球でアメリカと対立する同国に協力を持ち掛ける。エデン条約ではロシアの影響力を全面的に行使し、半ば冷戦の構図である。

この世界では万魔殿はアリウスとは接触していない為、完全に万魔殿は襲撃を知らない状態で調印式に臨む事となってしまう。

 

◎トリニティ総合学園

『パテル』『フィリウス』『サンクトゥス』の3派閥により構成される連合学園。

所謂“お嬢様学園”であり、ゲヘナとは真反対の学園である。

EUとは積極的な交流を行っており、各地に駐留軍の駐屯許可やヨーロッパ系企業の全面的な参入許可など、保守的な姿勢を貫いてきた同学園にしては異例の措置となった。

これはトリニティはゲヘナを、EUはロシアを警戒しての事であり、両者はエデン条約を通じて、恒久的な友好関係と対ゲヘナ・ロシア政策を行う事で合意している。

 

◎ミレニアムサイエンススクール

ゲヘナ・トリニティに次ぐ三大学園の一つであり、圧倒的な科学力を誇る。ミレニアム自体にゲートは開いていないものの、ミレニアムの科学力に圧倒された地球国家の多くが交流を求めて訪れる事となった。

原則、地球国家の企業や軍隊を学園内に入れるのは良しとしない方針ではいるものの、北方圏の調査の為として、特例で国連の北海調査委員会隷下の3隻の砕氷艦の駐留を認めている。

 

◎百鬼夜行連合学院

数百の分校が集まって構成される連合学園。

現状はどこともゲートでは繋がっておらず、保守的な政策により地球国家との交流は限定的だが、文化に於いての高い類似点を持つ日本とは積極的な交流を行なっている。

 

◎ヴァルキューレ警察学校

特定の領土を持たない特殊な学園の一つ。

ゲート開通当初から日本とは深い関係を持ち、現在もその関係は続いている。内部がカイザーと汚職関係にあり、それは即ちアメリカの手が入っている事を意味しており、これを受けてシャーレと公安はヴァルキューレの動向を強く監視している。

 

◎レッドウィンター連邦学園

高頻度でクーデターが起きる僻地の学園。

クーデターが起きまくる特性のせいで、殆ど地球国家との交流は無いが、赤い星などを掲げる同学園に対してロシアは興味を示している。

 

◎山海経高級中学校

特に伝統を重んじ、観光業と飲食業が盛んな学園。

極めて強い保守政策により、地球国家との交流は無い。

しかし、中国との文化の類似点には興味があるようで、同国に対するコンタクトの試みは何度か行われているようである。

 

◎アリウス分校

トリニティ総合学園の成立時、最後まで統合に反対したとされる分派。

地球国家を含め、殆どの勢力がアリウスの動向については不明なままである。

 

《地球国家》

 

◎日本国

キヴォトスと最初に繋がった国家。

連邦生徒会と日キ友好条約を締結し、キヴォトス側とは地球国家の中で最も関係が良好な状態で国交の正常化に成功した。その後は米国とカイザーのアビドス合意やロシア軍と万魔殿の協力関係構築、トリニティとEUの経済協力促進機構の発足などを経て国際関係に振り回される不憫な立場となってしまう。エデン条約調印式までは表面上、露骨にキヴォトス経済を裏から牛耳ろうと立ち回る米国・カイザーに対抗する為に利害の一致で露欧と協力関係を築いていた。

 

・日本国自衛隊

恐らくキヴォトス内で地球国家の武装組織としては最も印象が良い組織。

日キ友好条約締結後からはずっとヴァルキューレ警察学校と共にD.U. シラトリ区の治安維持活動に徹する。その際にはキヴォトスの学生や市民と多く交流し、日本文化や地球の情報が多く各学園に知れ渡る事となった。他国とは違い日本はあくまで新しい経済市場の獲得を目的としてキヴォトスに進出している為裏で暗躍する事は殆どなく、自衛隊も特殊作戦群などが軍事行動として投入された例は今のところはない。キヴォトスと云う銃火器が安価で流通している軍事市場を手に入れた事で幾つかの武器弾薬の予算が大幅に削られて、防衛省はウハウハ。

 

・日本国内閣府

恐らくシャーレに次ぐ本作の苦労人枠。

公安や政府が設立した機関『銀座異常事象対策・調査本部(後に特地経済協力機構に改名)』を駆使して連邦生徒会の統治体制と秩序を保とうとするも、余りにも容赦ない米国やトリッキーな外交を展開する露欧に振り回されてしまう。

 

◎アメリカ合衆国

本作最大の問題児にして悪役。

テキサス州とアビドス砂漠にワームホールが開通し、偶然それに迷い込んだデカグラマトンの預言者『ビナー』を撃退し、アビドス砂漠に進駐した。その後は多少のいざこざがあったものの、カイザー・コーポレーションとアビドス合意を経て協力関係の構築に成功し、キヴォトスの経済を牛耳らんとサンクトゥムタワーを掌握し、学園都市を企業都市へと変貌させんとするカイザーで共に連邦生徒会を主体とする統治体制を破綻させようとする。無論その動きはシャーレの先生によって暴かれるも関係ないとばかりに経済進出を推し進め、結果的にキヴォトスの学園のみならず地球国家の反発も招いた。エデン条約調印式では裏で若干の暗躍を見せながらもロシア・EUとの表立った衝突を避ける為に傍観を決め込むが…

 

・アメリカ合衆国軍

世界最強無敵の軍隊……の筈が、ワームホール開通によって無敵ではなくなってしまった。

デカグラマトンの預言者『ビナー』の撃退やアビドス自治区のヘルメット団などの不良生徒の制圧及び人道支援等、連邦生徒会が成しえなかった事を直ぐに成し遂げた。だがこれらの行為は全て事実上のアビドス自治区への主権侵害であり、対策委員会と衝突を起こしてしまう。カイザー・コーポレーションと協力関係を構築したことで新たな軍事市場を獲得し、カイザーへ旧型の兵器を輸出、米軍はカイザーからパワーローダーやレールガンを輸入し、戦力が大きく拡張された。

 

・アメリカ合衆国連邦政府

諸悪の根源その2。

当初はカイザーをぶっ潰してキヴォトスの経済を圧巻しようと模索するが、国務長官などの説得によりカイザーと協力関係を築く。CIAやUSASOCを裏で暗躍させ、連邦生徒会を主体とする統治体制を破綻させようと様々な工作活動を行っている。現在は共和党政権であるが、キヴォトスに対して強硬策を執る共和党政権に民主党政権が大きく反発し、政治的分断が深刻化している。

 

◎ロシア連邦

アメリカ合衆国に次ぐ問題児兼悪役。

モスクワとゲヘナがワームホールで繋がった事でキヴォトスと関係を持つようになる。

制限付きではあるが万魔殿とロシア資本のキヴォトス進出の足掛かりを取り付け、対価として多くのロシア製兵器がゲヘナへ流通した。また、ロシア国内で多く産出される石油や天然ガスをゲヘナ独占で輸出すると云う条約を締結し、多くの一次産業系企業がゲヘナから撤退し、ロシア系企業の独壇場となってしまう。エデン条約に対しては相手たるティーパーティーの出方を鑑み、万魔殿の要請に応じて全面的に関わっていく事になる。

 

・ロシア連邦軍

人は畑から採れるでお馴染み人海戦術軍。

ワームホール開通をきっかけにウクライナ国境以外にキヴォトス方面にも兵力を割かなければならなくなり、追加で数十万人を徴兵した。ゲヘナにはシリアと同じノリでロシア軍が派遣され、万魔殿の私兵部隊と積極的に交流や演習を行っている。エデン条約編ではトリニティ及び欧州連合軍の動向に対抗して調印式会場にロシア軍を派遣するが…

 

・ロシア連邦政府

アメリカにキヴォトスを掛っ攫われて溜まるかと奮闘中。

当初は万魔殿と協力関係を構築しつつ他の自治区や地球国家には敵愾的な姿勢を取る予定であったが、予想以上にアメリカの動向が危険であった為、一時的にではあるが日本政府・連邦生徒会・EUと共闘関係を築く。また、マコトの情報収集能力を危険視しており、ロシア対外情報庁(CBP)を通じてマコトの情報網を詮索している。

 

◎ヨーロッパ連合(EU)

(イギリス以外の)西側欧州諸国の連合組織。

元々はイギリスの離脱やウクライナ危機の勃発などを機に内部での分断が深刻化していたが、ワームホール開通をきっかけに団結。アメリカの暴走やロシアの進出を鑑みて実質的な集団安全保障条約機構へと変化する。ティーパーティーと協力関係を築き、キヴォトスで勢力を拡大させる米露へ警戒心を強めていく。一応ロシアとは対米で共闘する事に合意するが、EU諜報部やトリニティ情報部を駆使してロシアの動向を伺っている。エデン条約編ではロシア軍及び万魔殿の活動が活発になっている事に警戒し、調印式会場に部隊を派遣する。

 

・ベルギー王国

恐らくEU内で最もファインプレーな国。

自国でのワームホール開通で崩壊仕掛けたEUを『EU加盟国内でワームホールの通行・利用権を共有する。てかそもそも、米露がやべーからいがみ合ってる場合ちゃうやろ』と声明を出しまとめ上げた。

 

・ドイツ連邦共和国

キヴォトス進出で最も経済的恩恵を受けた国。

一般的な企業は勿論、大手自動車メーカーや重工業がトリニティへ進出し、絶大な利益を上げた。ゲヘナとはロシアの事情抜きで私的に交流を持っており、しばしばゲヘナのドイツは文化的に類似点が多いと言われている。

 

・フランス共和国

欧州連合軍(EU軍)設立のきっかけ。

キヴォトスへ米軍に次ぐ勢いでロシア軍を派遣するロシアへ警戒心を抱き、EU議会で加盟国が戦力を出し合い編成される統合軍の設立を提唱した。トリニティの食文化に関わりが深く、しばしば老店スイーツ店やフランス料理店がトリニティで話題となっている。

 

◎中華人民共和国

米露に代わって一転、大国の不憫枠。

日米露欧にゲートが開通した事を受け、自国にもゲートが開通する事を願ったが、惜しくもそれは叶わず。しかしながら、もう一つのゲートが北太平洋に開通。それを狙い人民解放軍海軍を派遣するが、そこで米海軍と睨み合いとなる。

事件後はロシア経由で参入を図るも、僅かな企業の進出のみとなってしまい、政治的・軍事的な影響力をキヴォトスに持つことは叶わなくなってしまった。

 

◎グレートブリテン及び北アイルランド連合王国

大国の不憫枠その2。

数年前にEUを離脱したことが仇となり、ゲートの恩恵を受けることが出来なくなってしまった。

泣く泣くイギリスは北太平洋に開いた国連管轄下のゲートのみを利用し、細々とキヴォトスと交易を続けている。

 

◎その他諸国家

大国の都合に振り回される不憫枠達。

大抵はどこかの陣営にくっ付いているか、諦めて傍観を決め込んでいるかの二択である。

 

・大韓民国

日米中の対立に巻き込まれたうえ、世界情勢の混乱に乗じて虎視眈々と半島統一を狙う北朝鮮に睨まれてしまっている不憫な国。最終的にはエデン条約にてより苛烈になると思われた大国の対立を見越した日本による宥和政策のおかげで中立的な立場を保持する。

 

・朝鮮民主主義人民共和国

中露と組み、半島統一を狙う狂犬。

ロシアがゲートから受けた恩恵で豊かとなり、それに伴った軍事支援の増加を受け、本格的な戦争の準備を始める。しかし、エデン条約を控えたロシア政府から制止を受けたうえ、日韓の連携強化により野望は先延ばしとなる。

 

・インド共和国

今までは米露どっち付かずの政策を取っていたが、国連管轄下の太平洋のゲート以外の恩恵を受けようと、ロシアへ擦り寄り始めている。

(アメリカのゲートはアビドスに開いている為、連邦生徒会とコンタクトを取ることが厳しい)

 

・ASEAN諸国

インド同じく太平洋に接し、殆どの国がキヴォトスと国交を樹立。

最初はキヴォトスによってアメリカの目がキヴォトスに寄り、中国が南海への進出を強めることを警戒していたが、杞憂に終わる。

 

・中東諸国

キヴォトスという新しい石油市場を手に入れたものの、石油自体がキヴォトスでも産出している為、結果的には市場を手に入れるどころか逆に中東算出の石油の価格が下がってしまった。

イスラエルとパレスチナでは紛争が継続中。

 

・アフリカ諸国

特に変化なし。

強いて言えば、エジプトと南アフリカ、ナイジェリアが国連管轄下のゲートを通じてキヴォトスと交易路を確保したくらいであり、大きな変化をもたらす程の出来事は起きていない。

 

【用語集】

 

・ワームホール

突如として出現した、異世界(キヴォトス)と通ずる空間の歪み。

銀座で最初に開通したのを機に、アメリカ合衆国テキサス州・ロシア連邦サンクトペテルブルク・ベルギー王国ブリュッセル・太平洋公海にも開通した。

世界中の研究者が原理の解明に挑むも、成果は出ず。

サイズも様々で、銀座のアパート一軒分ほどの大きさからテキサスの空母が丸々一隻通るほどの大きさまで存在する。

異世界と繋がるという魅力が故、太平洋の公海に出現したワームホールは『持たざる国』に狙われるようになり、アビドス合意の数週間後に中国人民解放海軍とアメリカ合衆国海軍の間で睨み合いが発生することとなった。

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