混沌学園(一時凍結)   作:ぷろとうぃんぐ

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颯「皆様、お久しぶりです。私です。西園寺颯です。

ここで少し作者さんからの言伝を言いますよ。よく聞いてていて下さいね?

『バカテスTASについては未だ先が未完成で、早くて今月の下旬の中頃になりそう、そして、混沌学園においては既にpixivで書いていたのをそのまま移行するために、クラスが違うキャラクターが紛れ込んでいるので気にしないで下さい。更新速度においては変わらず1週間に1度を目指して行く』………とのことです。

それでは、お知らせでした。本編始まります」


第11話 遂に本陣へ!争奪戦争勃発!!

OP3(11話〜15話)

♪色は匂へど 散りぬるを

 

サークル:幽閉サテライト

ボーカル:senya

アルバム:色は匂へど 散りぬるを

原曲:神々が恋した幻想郷(東方風神録)

原作:幻想万華鏡 OP

 

 

1

山を切り開いて強引に作ったとある研究所のような場所。

元々は自然があったようだが、そんな景色はすでになく、木を全て削り山を開いたところに位置する。

そんなアヴァロン基地内部、『指令室』に続く先の見えない廊下。2人の女子が歩いていた。

アネラ=篠宮=ヴィルデンブルクとヘレネ・イーリス。

アネラはキョロキョロと周りを見渡しながら、鼻歌を歌うヘレネに話し掛けた。

 

アネラ「いやぁ、ここの廊下歩くの、何か月ぶりだろ」

ヘレネ「1か月ぶりよ。私はもう毎日のように歩いてるわ。でも妙に遠いのよね、指令室」

 

ヘレネは呆れたように言った。

確かに、これまで彼此10分くらいは歩いているのにその指令室が見えてこないのだ。

遠いと感じて当然である。

 

アネラ「エスカレーター式にすればいいのにね」

ヘレネ「……………アネラ。あのね、世の中にはね、何事もね、お金というものがかかるのよ………」

アネラ「……………………………」

ヘレネ「大体7割くらいネクロの研究で持ってかれるわ」

アネラ「……………………いや、あのね。これ、往復30分も毎回歩くの大変だと思うんだよ。便利そうなそういうの欲しくない?」

 

アネラはヘレネに賛同を求めた。エスカレーター式ならば移動手段もとことん楽になる。

しばし思案した後、

 

ヘレネ「そうね………有りかもしれないわね。そもそもアナログすぎるのよ、この基地」

アネラ「でしょ?今度アシュに言っておいてよ」

ヘレネ「……わ、分かったわよ………」

 

ヘレネの意見というか、一方的にアネラに押され、しぶしぶ了承する。リーダーであるアシュタロスは、果たしてあっさり了承印をくれるのか、そんな答えは既にヘレネの中で完結していた。

気分がいい時にもよるが、大抵は間違いなく『NO。』だろう。

 

何を求めてこんな通路を長くしたのかは知らないが、不便であることは確かであった。

 

廊下の突き当たり、左側のドアが指令室、つまりアシュタロスの部屋であった。

つい2日ほど前は魔導人形のせいでドアごと吹っ飛んだはずだったが、しっかり修復されていた。

ヘレネはドアをノックする。

 

ヘレネ「アシュ〜?アネラを連れて来たわよ〜?」

アシュタロス『お、そうか。入ってくれ』

 

今回は爆発も起きず、素直に応じた。部屋の様子といえば真ん中に巨大なモニターと、小型のモニターが数台置かれていて、またも大きな回転式の椅子に腰掛けているアシュタロスは、くるりと椅子ごと振り返る。

 

アネラ「任務先から久しぶりに戻ってきました!元気だった?」

アシュタロス「……相変わらずだな。お前のいない間に『時空混沌計画』は着々と進んでいるぞ」

ヘレネ「前に話したわよね。時空を歪ませるって話」

アネラ「あ、うん。聞いた気がする。でもあの話って私たちには何のメリットもないんだよね…」

アシュタロス「“上”からの指示でな。特にデメリットもないから承諾した」

 

アネラが頭を掻きながらそう聞くと、アシュタロスは腕を組んで返した。

その『時空混沌計画』というのは、一体何なのだろうか。

アシュタロスは言葉を続ける。

 

アシュタロス「1箇所目はヒマラヤ山脈東側。今や中国とインドが影響を受けている。2箇所目が………」

ヘレネ「---------------ロンドン塔、よね?」

アネラ「ロンドン塔……ヨーロッパかぁ……」

アシュタロス「今トゥルースに向かわせている。じきに時空も狂うだろう」

 

アシュタロスは口の端を吊り上げた。慣れていない人にとってはかなり狂気の沙汰なのだが、アネラでさえ身体を震わせた。

アシュタロスの笑顔は、『恐怖を逆撫でするもの』ととっていいのかもしれない。

 

アシュタロス「ま、この件は俺とトゥルースに任せておいて、お前らは休んでおくといいだろう」

ヘレネ「え、ええ。じゃあお言葉に甘えるわ……」

 

ヘレネはアネラを連れて部屋から出た。

 

ヘレネ「…………機嫌、良かったのかしら?」

アネラ「さぁ?でも悪くはないんじゃないのかなー………」

 

先の見えない廊下は、まだまだ終わらない。

 

2

そして、アヴァロンの本拠地へ乗り込むことになった本日。

 

恭介「さて……1日で大分復活したな」

大和「死ぬかと思うほど頭が痛かったけど、その分長くは続かなかったから良かった……」

瑛里華「そしたら棗さんから『お前らを苦しめた奴らと戦争だ!』って文面が来たのよ」

フラン「正直まだ体は重いけど、この恨み晴らさずにおくべきか、と集合したってわけだよ」

 

1日で約15人ほどの人が復活して、これから戦争をするにあたって重要なフランや文、アマタ達も来てくれた。本調子ではなさそうだが、これはかなり助かる。

 

雄二「……まだ来てない奴が心配だな」

春亮「それでもまだ半数の人が休んでる。体張ってまで行きたいって言ってた人も居たけど、そんな状態で来ても……」

恭介「それに、だ。相手は恐らく全員能力持ち。一応『召喚獣』は全生徒が持っているが、今回は使えないだろう……」

 

学園長が作り出した『試験召喚システム』。試験の点数によって召喚獣の力が上がるというものだが、人間に干渉することが出来ないために、使用が出来ない。

つまり、今攻撃タイプしか攻めることが出来ないのだった。

恭介は言う。

 

恭介「何かあったらメールか電話をする。未知の敵だ……倒すことは難しい。だが、リリスを説得するくらいは出来るはずだ」

蓮人「あぁ。分かってるさ。必ず連れて帰ると断言は出来ないが、無事に戻ってくる」

 

リリスは元々アヴァロンのメンバーだった。そんな彼女を引き戻すことは難しいだろうと思う。

目的が果たせなくても、無事に帰ってくる。それだけは何が何でも守り通してやる。

しかし……もし。万が一。全滅したら。これが最後になるかもしれない。

悲嘆を抱える俺の気持ちを知ってか知らずか、あけみと美菜が声を掛ける。

 

高地「蓮人君。……頑張ってね」

蓮人「美菜……やれることはやってくるつもりだ。……もし戻らなかったら、毎年墓参りを頼むな」

高地「………大丈夫だよ。根拠はないけど、大丈夫だよ」

ヴィント「そうですよ、蓮人さん。リリスさんを……連れて帰って来ましょう」

鈴長「それに主人公がたった10話ほどで死ぬ訳がないよ。まだ主人公補正かかってるよ?」

蓮人「幽○白書はどうなるんだよ……」

 

確か幽遊白○は1話で--------ってそんな話してる場合じゃないな。しかし考えてみると、この小説はオリジナルキャラクターが主人公だ。作者が必死に考えた主人公オリキャラを殺すわけにはいかないだろうし…………

すると、校内アナウンスが『ピンポンパンポーン』と流れ、聞いたことがあるような声の人が、はっきりと告げた。

 

『これより、主人公補正を切らせて頂きます。頑張って生き残ってね♡』

 

蓮人「………………………………………はい?」

鈴長「あーあ…………」

 

ピンポンパンポン、と終わる放送と無慈悲な死亡フラグとも取れる通告。しばらく愕然とするしかなかった。

それを一字一句聞いていた翼は、左肩に手を置いた。

 

小林「作者からの直接死亡通告……死亡フラグ直行だよ………」

刀哉「死んでも……忘れるなよ。」

霊夢「楽しかったわ………また、博麗神社に遊びに来なさいよ……」

蓮人「え、ねぇ。何このお別れムード。俺死ぬの?死んじゃうの?パトラッ○ュがお迎えに来るの?」

 

『まだ』死んでないのにこの弔事みたいな空気、何とかして欲しいんだけど。

こうなったら意地でも生きてやる、と気合いを入れる。

 

幽香「貴方が死んだら………私の花畑の菊の花を入れておいてあげるわ」

蓮人「待て!俺はまだやり残したことがあるんだ!このまま死んだら成仏出来ねぇよ!」

佳奈「死亡フラグをひっくり返してこそ、真の主人公というものですよ!頑張って下さい!」

葉留佳「でも蓮人君がいなくなったら、誰が主人公になるんだろね?」

『『『………………………………』』』

 

クラス内が一気に静まった。……あの、だんだん話が変わって来てません?

いつの間にか俺が死ぬことになってるんだけど。

 

恭介「そういう場合、大抵の如くヒロインか、登場度が高い人だろうな………」

ゼシカ「ヒロインっていうと………」

鈴長「?………あ」

 

そしてクラス中(俺除く)の視線があけみに集まる。あけみは首を傾けていたが、やがて意図に気づいたらしく、堂々と宣言をする。

 

鈴長「つ、ついに私の出番がっ!!来週からは『鈴長あけみと愉快な仲間たち』が始まるよっ!皆、見逃さないでね!」

蓮人「誰に言ってるんだよ!あんまり調子乗るなよ!?」

鈴長「い、いや。やだなぁ。私に1人称なんて出来ると思ってるの?無理無理」

魔理沙「シリアス展開にも入らなさそうだぜ」

文「まさに『D○北斗の○』みたいに「特に何も起きませんでした」って感じで強引にギャグに持って行きそうですね………」

鈴長「その通りだけど、他の人に言われると何か腹立つなぁ………」

蓮人「お前はヒロインなんだから、ヒロインを演じてくれ………」

 

シリアスダメ、感動ダメ、ホラーダメの3本柱が揃う主人公に、あと何が残るんだよ。ギャグしか出来ないじゃん。

すると他の人もワイワイ話し始めた。

 

蓮人「……はぁ。今の時間は7時32分か……8時には行くのに、こんな話してて大丈夫なのか……?」

響「……蓮人。これでいいと思うよ。私たちにシリアスなんて、似合わないよ」

未来「それに………」

 

俺が1人呟くと、響と未来が隣に来た。未来は、1年B組を見回しながら、言う。

 

未来「今まで話さなかった人とも、大分馴染めるようになってきたよね」

 

未来に言葉にはっとした。あけみは美菜や大和と話しているようだし、恭介はアマタとミコノ、六花と深夏と見守るようにしてクラスを見ている。黙りとしていた未散も佳奈やフランと会話をしているようだった。

5月。晴れ渡る青空。クラスの雰囲気も良いものへ変わっていっていた。

それに、と響。

 

響「……あり得ないけど、最後かもしれない。皆、やっぱり言いたい事をぶつけてるんだと思うよ」

 

最後………か。

 

俺は本当にこのクラスで良かった。

 

今ならそう、言える。

そんな最後になるかもしれない駄弁りは、8時の鐘が鳴るまで続いたという。

 

3

明久「そろそろ時間だね……」

近次郎「そうだな。出来たら俺も加わりたかったが、素手だと駄目だろ?」

姫乃「生身の人間ですからね………」

 

校門の前。あの燃料気化爆弾の影響か、学校に来る人もいないようだった。

今更やり直すことも出来ない。

 

学園長「任せたよ。必ず連れ戻す必要はないだろうが、命が最優先さね。危なくなったら帰ってきな」

ミコノ「分かってますよ」

学園長「神谷も、無理はするんじゃないよ。戻ってきたら、何か奢ってあげようじゃないか」

刀哉「………………ありがとうございます。」

明久「あ、刀哉だけずるいですよ!昨日の夕食は塩とパン粉だったんです僕」

学園長「………上手く生活費を使うんだねクソジャリ」

明久「酷い扱いっ!」

 

相変わらず学園長は刀哉に甘かった。まるで孫とおばあちゃんみたいな……いや、そんな年でもないのか?

 

蓮人「それじゃ、迷わないように行きますか」

恭介「よし。それじゃ、お前らにミッションを与える。『リリスを連れて無事に戻って来い』……ミッション」

 

『『『スタートだっ!!!』』』

 

こうして、1年B組による命を懸けたリリス争奪戦が幕を開けようとしていた。

 

 

ED3(11話〜15話)

♪やっぱり世界はあたし☆れじぇんど!!

ボーカル:fripside NAO project

作詞:MAO/八木沼哲志/山下慎一郎

作曲:八木沼哲志

編曲:八木沼哲志

原作:恋姫†無双 ED

 




蓮人「というわけで………前回から何日経ってる?」

あけみ「18日くらいだね。こりゃサボりすぎじゃない?」

美菜「お年玉であれやこれや買うから積みゲー化したのが原因かと思われるね。TASの方も進んでないし」

蓮人「……まぁ、良くないけど、いいや。それよりも、OPEDが変わったな」

あけみ「うん。『ゆゆゆ』『GF』と迷ったらしいんだけどね」

蓮人「前者はまだしも、後者はバトルには合わないぞ」

美菜「EDでほのぼのしてって下さいwww」

蓮人「ほのぼのってか電波じゃね?」

あけみ「それじゃーまた次回!」
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