混沌学園(一時凍結)   作:ぷろとうぃんぐ

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颯「ん?最近私の出番多くない?気のせい?」

笑美「それはあれじゃない?メインヒロインだからとか?」

颯「……………あのぉ、すみません。どちら様でしょう………」

笑美「あ、そういえば会ったことなかったね」

颯「あ、私西園寺蓮人の妹の颯です」

笑美「あ、蓮人君の。やっぱり噂通り人形みたいな……」

颯「人形じゃないよ!ついでに日本人形でも足並み揃えて繰り出す人形でもないよ!」

笑美「おとと、それは失敬。やっぱり第一印象がねぇ」

颯「………ところで足は…………」

笑美「あぁこれ?昔事故ってちょっと下半身から下を切り落としたっていうか………」

颯「えぇっ!?」

笑美「大丈夫大丈夫。何かもう慣れてきた」

颯「慣れとかあるの!?」

笑美「そうだよ〜。一応これでも陸上部だからね。むしろ義足の方が走りやすいよ。公道廊下最速は私のもの!」

颯「廊下は走っちゃ駄目だよ!特に貴女の場合!」

笑美「あはは。それじゃ、本編。始まるよ」


第14話 罠と仕掛けとアヴァロンの目的!!

アシュタロス「……まさに噂をすれば何とやら、って奴だな」

蓮人「おいおい、俺たちの噂って何を話してたんだよ。噂されるようなことは何もやってないぞ?」

アシュタロス「お前らの目的は分かっている……コイツだろう?」

 

アヴァロンのリーダー、アシュタロス・ゲオルグはリリスを指差しながら不敵に笑う。

 

刀哉「分かってるなら話は早い。リリスを返せ。」

アシュタロス「おいおい、アネラはお前らのものじゃないだろう?アヴァロンのメンバーだ」

蓮人「そんなものは分かってる。俺たちの我儘だってこともな。だが………」

 

俺はリリスを一見して、それからアシュタロスを見る。

 

蓮人「----------活動内容も公にしてない奴らに、友達(・・)を渡そうって気にはならねえよ」

アシュタロス「ふん……人間風情が面白いことを……」

蓮人「お前も人間だろ?」

アシュタロス「ふん、もはや俺は人間ではないかもな。何の能力もない人類にとっては兵器に近い」

アネラ「…………………何で、私を助けるために、こんなところまで……」

 

リリスは小さく呟いた。確かに、そんな人間というか兵器寄りのリーダーのいる集団に攻めるメリットがまるでない。

だけど、俺たちは、その僅かなメリットのためにここに来てるんだ。

危険を承知で。

 

刀哉「……俺は、お前と会わなければ孤立していた。だが、お前が居たから、こうしてクラスにも馴染めている、そんな風に思う。」

蓮人「…まぁ、それにアヴァロンにわざわざ攻めてきたのは、ただリリスを連れ戻しに来たって理由だけじゃない。お前らの…目的は何だ?」

 

リリスの救出と共に、恭介から命じられていたこと。

それは、アヴァロンの目的だった。

蓮が言うには、かなり奥の方のサイトに密かに置いてある程度で、メンバーや拠点は明かされていたらしいが、目的は書かれていなかったそうだ。

公表されていないアヴァロンの目的。確認するには、リーダーに直接聞くしかない。

 

アシュタロス「……目的、か。いいだろう。冥土の土産に教えてやろうじゃないか」

蓮人(あ、死亡フラグ………)

 

俺はそう思ったが、声には出さなかった。

殺される。結構タメ口だけど、かなりの威圧を感じる。

つまり、今の俺は空元気だ、と。

そんなド緊張しているのに気付いていないのか、アシュタロスはそのまま話し始める。

 

アシュタロス「まぁ、一言では言い切れないが……『上には上がいる』ってことだな」

蓮人「どういうことだ?」

アシュタロス「アヴァロンも、アヴァロンだけの価値観で動いている訳ではない、ということだ」

 

上には上がいる。つまり、アヴァロンにも上があるのか。

じゃあアヴァロンは、孤立ではなく、他のグループから派閥として存在している、ということなのか?

 

アシュタロス「元は、俺たちも『フラグメント・アビス』にいたんだが……意見が食い違ってな。仕方ないからアビスの派閥として、『アヴァロン』というものを作ったのだ」

蓮人「でもまだそのフラグメント・アビスとか言うグループとは連絡取ってるんだろ?」

アシュタロス「あぁ。完全に縁を切ったわけじゃない。俺もアビスに世話になってるからな」

刀哉「………………。」

アシュタロス「と、そうだったな。肝心の目的だが……『世界を混沌に変える』…といって分かるか?」

蓮人「混沌……だと?」

 

俺は衝撃の目的に思わず聞き返した。この町だけじゃなく、世界だ。規模が違いすぎる。

言ってはなんだが、こんな小さい、所詮は派閥のような組織に、世界という大きいものを動かせれるのか。

 

アシュタロス「そうだ混沌だ。具体的には、『混沌の種』という種子を世界各国に埋めるだけだがな…だが、そんな策略もまもなく頓挫だ」

蓮人「……何でだ?」

アシュタロス「………予算がない」

 

現実的だな、おい。

 

アシュタロス「あとは俺のきまぐれで破壊活動とか、ネクロが兵器開発したりそんなところだな」

蓮人「……酷い組織だな。上からの圧力ときまぐれで行動してるなんて」

アシュタロス「リーダーなんてそんなものだ。結局圧力に負ける。お前も大人になれば分かることだ……」

刀哉「…フラグメント・アビスは、よほど大きい集団なんだな。」

アシュタロス「そりゃあな。超巨大組織、ついでに鋼の要塞ってところか」

 

アシュタロスは1度言葉を切って、刀哉を嘲笑うかのように見た。

 

アシュタロス「……そして俺は、神谷刀哉。お前と同じ『人工強化プロジェクト』によって生まれた最高傑作第2号だ」

 

刀哉「!!」

蓮人「何、だと!?」

 

ヘレネ「うぅ………私を散々コケにするなんて…やってくれるじゃない……」

妖夢「………思ったより、ダメージ大きそうです……」

美咲「そりゃ、まぁ、スルーしましたからね………」

 

身体面もボロボロ、精神面もボロボロと化しているヘレネ。その表情は憤怒が篭っているようだった。

 

魔理沙「これだけいればゲリラ作戦でも倒せそうだぜ」

霊夢「ゴリ押し?別にいいけど」

ヘレネ「タイム!それだと私が勝ち目がないわよ!」

翼「じゃあどうするの?どの道この人数差を埋めることなんて………」

ヘレネ「出来るわよ」

翼「?」

 

翼は首を傾けた。人数差は多対1。それにヘレネに何か策があるのか、その時ヘレネが呟いた。

 

ヘレネ「………アベム、バロン」

 

何かの呪文のように言うと、天井に時空ゲートのような穴が空き、小サイズの使い魔らしいものが2人現れた。

 

バロン「やっと呼んでくれましたか。もう退屈で退屈で仕方なかったんですよ?」

ミコノ「……!あれは、使い魔!?」

蓮「しかも……2体……!」

ヘレネ「別に驚くことでもないでしょ?私の権威と猛威があれば使い魔の1体や2体………」

ヴィント「……それでも人数差は全く埋められてないですよ……?」

『『『…………………………』』』

 

確かにヴィントの指摘通り、使い魔が2体追加されただけで、人数の差は縮んでいない気がする。当然、指摘されたヘレネたちは黙まりしてしまう。

が、いつまでも凹んでいるような相手ではなかった。

 

アベム、バロン「「F×Fツインバーストォォォォ!!!!」」

 

バロンの手には炎、アベムの手には氷。生み出したと同時、瞬間投げるように放った。まさに『ツイン(2重)』である。

そんな怒涛の攻撃は、霊夢たちを貫くかの如く爆散した。

 

ヘレネ「ファイアとフリーズの二重奏………果たして耐えられる人なんているのかしらね?」

アベム「いや、今までに何人破られてると思っているんですか。アビスの連中に当たったことありました?あれ」

バロン「フラグですよ、それ」

早苗「そうですよ。……でも、フラグ回収はさせてもらいます!」

 

爆煙の中に居たのは、傷1つすらついていないメンバーだった。それだけではなく、響はシンフォギアを纏い、弾幕メンバーはスペルカードを握り、アクエリオンEVOLも攻撃準備完了の状態だった。

むしろ、あの攻撃はこちらに準備の期間を与えてしまった、とも伺える。

そして、

 

翼「…………こうだったよね?」

 

翼は両腕を前に突き出す。刹那、手からは先ほどアベムとバロンが放ったように炎と氷が出現する。

 

ヘレネ「!!まさか、貴女」

小林「『F×Fツインバースト』っ!!」

 

まさにツインバーストを『コピー』したように、お返しとして撃った。

 

 

 

幽香「花符『幻想郷の開花』!!」

トゥルース「……!くっ……ディム・フォレスターV2!!」

文「まだまだ行きますよっ!疾風『風神少女』!!」

萃香「鬼符『ミッシングパワー』!!」

トゥルース「ぐおおっ!?」

 

一方、分断された幽香たちは、『真実の王』トゥルース・マスターと戦っていた。だが、やはり多対一だからか、かなり押されている。

いくら実力差があっても、人数で押されると勝ち目がない。

 

トゥルース「くぅ………人数で攻めてくるとは………卑劣な………」

ニャル子「真剣勝負に卑劣も何もないですよ!」

フィア「作者の都合だ。諦めろ」

 

フィアが残酷な結論を言う。正直、人数という壁は分厚いものだった。

さらに、トゥルースにとって災難なことはまだまだ続く。

 

レミリア「フラン!」

フラン「……え、お姉様!?」

クー子「……ニャル子。会いたかった」

ニャル子「ぐえっ!クー子!?」

天子「何で皆がここにいるのよ!」

木山「全ては棗から聞いた。仲間を助けるためとはいえ……私のクラスながら、恐ろしい程の行動力だな」

トゥルース「……………(これじゃあアギネウスも使うことも出来ないだろうな。勝ち目もない……詰んだな)」

上条「で、あいつがラスボスか?」

幽香「いえ、中ボスくらいよ」

 

総勢約50人に達し、完全に勝ち目がなくなったトゥルース。はぁ、と溜息をついてカードキーを幽香に放り投げた。

 

幽香「?これ、あの電子ロックのキーよね」

トゥルース「ああ。俺は損な戦いはしないからな………勝負を投げさせてもらった。とっとと助けに行くんだな」

咲夜「やけに往生際がいいわね」

幽香「………ま、ロック解除してみるわ」

 

幽香はゆっくり電子ロックの元へ向かい、四角いコードにあてがった。

しかし、その扉は「ビーー」という警告音を鳴らすだけで開くことはなかった。

 

神楽「………あれ?」

幽香「開かないわよ?………何か書いてあるわね………『エラーコード5,緊急装置発動中……速ヤカニ扉カラ離レ』……え?」

トゥルース「………っ!?まさか、アシュタロス…!」

 

トゥルースが何かに気付き、歯噛みする。その時、部屋の電気がバツン、と音を立てて切れ、暗い世界が広がった。

 

ヘレネ「く………まさか私たちがツインバーストを受けるなんて………」

妖夢「すごい威力ですね………」

アマタ「こんなの正面から受けてたら…間違いなく死んでたかも………」

 

何とか攻撃をかわしたヘレネたちだったが、全てかわすことは出来なかったようだ。

 

ヘレネ「こうなったら………炎の刀『獄星』!!」

 

ヘレネは何もない空間から赤く染まった極星という刀を取り出した。その刀は煌びやかに光を帯びている。

 

妖夢「刀なら………私が行きます!」

美咲「じゃあ私も………戦ってやるんだからっ!」

響「私も行きます!」

バロン「じゃあ俺は………」

霊夢「私たちが相手よ」

魔理沙「弾幕パワーを見せてやるぜ」

早苗「絶対に負けません!」

 

ヘレネには妖夢と美咲、翼、響があたり、バロンには霊夢、魔理沙、早苗。アベムには蓮、ヴィント、アマタ・ミコノ・ゼシカが総当たり。

これで戦力は均等だ。

 

ヘレネ「じゃあ私のターンね………『獄星・ヒートブレード』!!」

妖夢「だったら、私も行きますっ!!獄炎剣『業風閃影斬』っ!」

美咲「多重連斬(デュアルスラッシュ)!!」

ヘレネ「!!」

 

美咲の飛び能力であるデュアルスラッシュ。獄星で何とかかわしたヘレネだが、しっかり傷が残っていた。

 

ヘレネ「…………中々の力ね」

美咲「……ありがとうございます。私の多重連斬(デュアルスラッシュ)は障壁があってもどこまでも切り進む風圧です。でも、もっと強い人がいるんですよ?」

ヘレネ「強い、人?誰よそれ」

翼「…………『覚えた』」

 

ヘレネが周りを見渡す。すると翼はヘレネを睨むように、そう小声で言い放ったのだ。

 

ヘレネ「この子……っ!!」

翼「……ヒートブレードォォォ!!」

 

やはり、これも先ほどヘレネが撃った技をそのまま返した。

それこそが翼の能力である「記憶能力(メモリー・ゼロ)」の能力だった。

 

ヘレネ「くっ………貴女の能力は、人の力を覚える能力ね………っ!」

翼「正解。でも、能力を使わないと私たちには勝てないよ?」

響「はぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」

 

響も負けじと『ガングニール』をまといながら攻撃を放つ。通常の武器を彩る『アームド・ギア』が手に入らないため、力を増幅させたものだ。威力は筋金入りの破壊力である。

当然、壁が凹むくらいの底しれない、馬鹿げた徒手空拳。それをかわすには、左右に避けるしかない。

 

ヘレネ「くっ……!……危ないわね、今の受けてたらっ………」

妖夢「まだ終わらせない!断命剣『冥想斬』っ!!」

ヘレネ「まだ続くの!?」

 

ヘレネには休憩する時間を与えない、とばかりに襲いかかる妖夢の刀。

事実上、妖夢のスピードに美咲の能力発動時の素早さ、翼の覚える能力に響の破壊力抜群のパワー………

 

ヘレネ(普通こんなところでコンビネーションなんて発動するのかしら……!)

 

ちなみに、呼び出されたアベムとバロンもアクエリオンEVOLや霊夢&魔理沙の強力スペカ。そして何より……

 

蓮「勉学物質(カリキュレータ)空気圧縮(エアープレス)!!!」

 

地面ごと凹ます威力を誇る霧島蓮。アベムは小さな体を利用してかわしているものの、食らえば潰されてしまうのは目に見えていた。

蓮の能力は勉学物質(カリキュレータ)。室温・気温・湿度・空気量・気候などありとあらゆる人体に異常をきたす攻撃が得意であり、死角すらないが、その分戦える時間がかなり短いのが難点だ。

しかし、短期戦となればお手の物である。

 

ヘレネ(多彩な戦闘能力を持つ人がいるのはいいけど………こんなに、しかも強力な人ばかり私の方に流れても対応しきれないわよっ!!)

 

元々アヴァロンという組織は、巨大組織だというフラグメント・アビスの派閥……それがアヴァロンだけでなく、他の派閥もあるのだろう。人員がこちらに回って来るはずもない。

確かに、かなり強力だが人数で押してしまえば勝つことは出来ない。

 

ヘレネ「仕方ないわね………雷の刀『光麓』っ!!」

美咲「……!まだ剣を隠してたの!?」

妖夢「二刀流………ですか………!だったら私も………っ!」

 

妖夢は自身の刀である『楼観剣』をもう1本取り出して構えた。

 

ヘレネ「行くわよ!『獄星×光麓・爆烈雷光』-----!!!」

美咲「十字重斬(クロススラッシュ)!!」

 

ヘレネの二刀流の必殺技。何とか対抗しようと美咲も技を出すが、当然威力負けしてしまう。

 

美咲「くぅ………きゃぁっ!!」

響「青本さんっ!?」

翼「……覚えたっ!『爆烈雷光』っ!!」

 

何とか一発目で覚えることが出来た翼は一息すら付かずに技を発動させた。

翼は剣というものを持ってはいないが、手刀という武器なら持っていた。ただ空気を斬るだけで発動出来るこの能力。まさにチートであった。

その間10秒も無かったはずだが、ヘレネは早くも動いていた。

 

ヘレネ「氷の刀『冷閨』!!!」

翼「うぇっ!?3本目!?」

ヘレネ「喰らいなさいっ!!『獄星×冷閨×光麓・ライトコールドインフェルノ』ォォォォ!!!」

響「うわぁぁぁ!?」

妖夢「天神剣『三魂七魄』っ!!!」

翼「うわっ!?」

 

3つの刀。しかも1つの剣は空中に浮きながら放つ光線のような攻撃。

その激しい斬撃に耐えきれなかった翼と妖夢は壁に打ち付けられた。

 

響「妖夢さんっ!翼さん!?」

小林「ぅ………なんて攻撃………!」

ヘレネ「ふふ、どう?これが私の切りh

魔理沙「魔砲『ファイナルスパーク』!!」

霊夢「夢想天生・改!!」

アマタ、ミコノ、ゼシカ「「「超時空無限拳!!」」」

ヴィント「ぶっ、ブラストストームインパクト!!」

ヘレネ「」

 

人の話の途中で攻撃する空気の読めない第一学園1年B組選抜メンバー。地面を擦りながら何とかダメージを軽減することが出来た。

 

ヘレネ「ちょっと!人の話は最後まで聞けって道徳の授業で習わなかったの!?」

魔理沙「幻想郷の世界の道徳は『悪人だと思えば弾幕を発射』だぜ」

霊夢「違うわよ。『見境なく弾幕発射』よ」

早苗「違いますよ、『サングラスかけてる人には弾幕発射』です」

ヘレネ「そんなことどうでもいいのよ!しかもそれだとサングラスかけた人は問答無用でお陀仏じゃない!」

魔理沙「だから幻想郷にはサングラスかけた人がいないんだぜ」

ヘレネ「幻想郷の話はもういいわよ!」

 

いつの間にかツッコミに回っているヘレネ。ツッコミ入れる人はいるにはいるのだが、ヘレネに全投げしたのか、ただ苦笑する翼と妖夢。

 

ヘレネ「そんなことより、何で貴方たちが……!アベムとバロンはどこに行ったの!?」

蓮「そこで埋まってるわよ」

ヘレネ「は、えぇっ!?」

 

霊夢たちの相手をしていたはずの使い魔2体は、何故か2体とも地面に叩きつけられるように頭から埋まっていた。大方、アクエリオンEVOLの最大火力の攻撃や、スペカをかわしきれなかったのだろう。既にピクリとも動かない。

流石のこれにはヘレネも怒る。

 

ヘレネ「く…………よくもやったわね……だったら私がこの子たちの分までたたk

 

バツン!、とこの部屋も電気が切れた。明らかに停電、というより故意的に落ちたものだった。

 

ヘレネ「…………………あれ?何なの?」

 

その理由を一切掴めていないヘレネだった。

 

 

蓮人「…………お前が、刀哉と同じ、改造人間なのか………?」

アシュタロス「あぁそうだ。そしてお前は、フラグメント・アビスのメンバーでもあった」

刀哉「……………何?俺が、アビスのメンバー………?」

アシュタロス「そうだ。……まぁ、最も今は記憶を無くしているようだがな。そもそも、お前はフラグメント・アビスにて改造された身だ」

 

アシュタロスはフンと鼻をならしながら、事実『だろうと思われる』ことを話し始めた。

 

アシュタロス「フラグメント・アビスの改造手術を重ねたお前は、アビス最高峰であり最強の存在となった。……だが、任務遂行中に行方不明となり、今も行方不明扱いだ」

蓮人「……!まさか、学園長が刀哉を拾った時って……」

刀哉「……コイツの話が本当なら、そうだろう。任務遂行中にて『アクシデント』があり記憶を無くし、途方を彷徨っていた俺を、あの人は助けてくれた。」

 

全てが、繋がった。元々刀哉はフラグメント・アビスの一員だったのか。しかし考えてみれば当然のことだった。フラグメント・アビスに改造されたのに、入っていないなど、考えにくかった。

訪れる両者の沈黙。尚あって刀哉が口を開いた。

 

刀哉「…………….、例えその話を聞いたところで、俺はアビスには戻らない。」

アシュタロス「だろうな。だが、何故戻らない?」

刀哉「俺はまだ、あの人に恩を返していない。路頭を彷徨って俺を助けてくれたのは…………あの人だ。だから俺は戻らない。」

アネラ「………刀哉君……」

 

刀哉の決意は、固かった。助けてもらった、という小さな恩を返そうとしていたのだ。

刀哉の決意を見たリリスは小さく、刀哉の名前をつぶやいた。

そして、アシュタロスも…………

 

アシュタロス「………そうか。恩を仇で返すわけにはいかない、そういうことか。……ならば、俺も全力で相手になってやろうじゃねえか。おいネクロ」

ネクロ『どうしたアシュタロス』

アシュタロス「………アヴァロン基地内の電力を、管制室以外全て落とせ。あと、防御シェルターも起動だ」

ネクロ『お前!ヘレネとトゥルースもいるんだぞ!?』

アシュタロス「大丈夫だ。同時に奴らの動きも止めることが出来る。たかが普通の攻撃じゃ、破ることは出来ねえ」

ネクロ『………分かった』

 

俺らからすれば何か連絡を取っている、その程度しか聞き取ることが出来なかったが、連絡を切ったあと、俺たちが入ってきたはずの廊下に無数のシェルターが下りてきていた。

それだけではなく、電源ごと断ち切られたようだ。

 

蓮人「………………何をした?」

アシュタロス「アヴァロンの最終防衛機能だ。あのシェルターは摂氏1000度でも溶かすことは出来ないようになっているんでな。これで誰にも邪魔されず戦えるというものだ」

刀哉「………………。」

アシュタロス「さて………これで存分に戦える、というわけだな」

 

最終決戦(パーティー)を始めようか………」

 

 

 

 

<本日の出演キャラクターの皆様>

 

『オリジナルキャラクター』

西園寺 蓮人……………梶 裕貴

ヴィント・ギルディギア=エスカフローネ…………田村 ゆかり

神谷 刀哉………………神谷 浩史

 

『とある記憶のマリアート』

小林 翼…………………戸松 遥

霧島 蓮…………………白石 涼子

青本 美咲………………植田 佳奈

 

『東方project』

博麗 霊夢………………平田 由季

霧雨 魔理沙……………持田 更紗

フランドール・スカーレット…………………有瀬 雛奈

風見 幽香………………堀江 由衣

伊吹 萃香………………伊藤 サラ

魂魄 妖夢………………さわたり 由衣

東風谷 早苗………………米澤 円

十六夜 咲夜……………天見 透子

西行寺 幽々子……………佐藤 聡美

射命丸 文………………市原 志奈乃

レミリア・スカーレット……………………白鳥 風華

上白沢 慧音………たかはし ひとみ

 

『アクエリオンEVOL』

アマタ・ソラ……………梶 裕貴

ミコノ・スズシロ………茅野 愛衣

ゼシカ・ウォン…………花澤 香菜

 

『C3-シーキューブ-』

フィア・キューブリック………………………田村 ゆかり

 

『這いよれ!ニャル子さん』

ニャル子…………………阿澄 佳奈

クー子…………………松来 未祐

 

『戦姫絶唱シンフォギア』

立花 響……………………悠木 碧

 

『とある魔術の禁書目録』

上条 当麻…………………阿部 敦

 

『喰霊』

土宮 神楽…………………茅原 実里

 

『とある科学の超電磁砲』

木山 春美………………田中 敦子

 

 

『アヴァロンメンバー』

アシュタロス・ゲオルグ…………………杉田 智和

ヘレネ・イーリス………折笠 愛

アネラ=篠宮=ヴィルデンブルク…………………沢城 みゆき

ネクロ・ベリアール……立木 元彦

トゥルース・マスター…三木 眞一郎

 

 




あけみ「あれ!?私また出番なし!?」

美菜「それに、1話更新するだけにどれだけの期間を費やしてるの!?」

羽田『出る場面がないんだからしょうがないでしょー!?何の能力もないんだから、数話くらい待機しててもいいじゃないですかー!』

あけみ「そうだよ、何の能力もないヒロインだからこそ、出る幕があるんだよ!」

羽田『分かった!分かったから!つか、次の話は出してあげるから!』

蓮人「お前ら、何やってるんだ?」

美菜「私たちの出番が皆無だから、お願いしに来たんだけど」

蓮人「お願いっていうか…………脅迫じゃねえ?いやむしろ文句じゃねえ?」

あけみ「む。人聞き悪いこと言わないでよ。何の能力もないからこそ、出してくれてもいいんじゃないかという抗議だよ、抗議」

蓮人「むしろデモだよな。2人しかいないけど、デモだよな」

美菜「平成デモクラシーだよ」

蓮人「規模が違えよ………デモってもっと人数多いだろうが」

美菜「それじゃ、そろそろ次回予告をお願い」

あけみ「うぃっす。次回はついに蓮人君、刀哉君の2人がアヴァロンボスであるアシュタロスに挑む!しかし、その多種多様の攻撃にノックアウト寸前!?しかも、第一学園に謎の兵器が襲いかかる………新たな展開を迎える14話、お楽しみに!」
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