蓮人「と、いうことで後編だ。ゲストには再び棗恭介が来ております」
ヴィント「えぇ、と。今回は2通お手紙が届いていますので紹介していきたいといきたいと思います」
蓮人「紹介しちゃってくれ」
ヴィント「ペンネーム………え、えぇ?『フルーツジュースちゅうちゅっ…!…………//」
蓮人「ペンネームを早口言葉にしないでくれ………俺たちはパーソナリティーとかじゃなくて、普通の高校生なんだから」
ヴィント「す、すみません……!『フルーツジュース抽出中、嫡出手術』さんから頂きました。ありがとうございます」
恭介「なんだその名前」
蓮人「m◯xiにいそうな名前だな」
ヴィント「『恭介さんは、今1番どこに行きたいですか?』」
蓮人「中は意外と普通の質問だったな」
恭介「俺か?リトバスメンバーで海外でも行ってみたいな。ハワイwithリトルバスターズみたいな」
ヴィント「次の質問は『匿名希望』さんから頂きました」
蓮人「匿名希望という名前か、面倒だな」
ヴィント「しっ!………『恭介はショタコンなんですか?』」
恭介「ちげぇ!!」
蓮人「何度言わせるんだ。恭介はロリコンだろ!ロリロリハンターズ作るんだろ!」
恭介「あれはネタだぁぁぁ!!」
ヴィント「あぁ………行っちゃいました。次回はFクラス副代表の丹生谷森夏さんです。では、本編。始まります」
☆
アシュタロス「さて…………どうするんだ?アネラを煮るなり何なり好きにしていいんだが」
アネラ「煮られるのっ!?」
蓮人「いや、煮ないから安心しろ………おい、刀哉」
刀哉「……ヘルデ・リリス。」
話が脇道にそれかけたので、慌てて軌道に戻す。あちこち衝突痕が残る中、刀哉はリリスに向かい、一歩踏み出した。
アネラ「…………刀哉君」
刀哉「……強制は出来ない。お前がアヴァロンに残るか、第一学園に戻るかはお前次第だが………俺としては、戻って来て欲しい。」
アネラ「あ、う…………」
響「(告白みたいな言い回しだねぇ〜)」
蓮人「(言うな。刀哉は口下手だから上手く言えないだけなんだ)」
美咲「(ロマンスですっ!ロマンチックですっ!!)」
ドラマのような世界に入っている2人をみながら、聞こえないように意思疎通をする俺たち。
アネラ「でも………私、両方を裏切った……学園も、アヴァロンも、両方。私に、行くところなんて………」
刀哉「お前の居場所は、俺が作ってやる。」
アネラ「〜〜〜〜っ///!!!」
刀哉「だから………戻って来てくれるか、リリス?」
うわぁ、見てるこっちまでこっぱずかしくなってきた………アシュタロスなんて「どんな顔すればいいかわかんねえ」って表情だし。
刀哉のやけにプロポーズを彷彿とさせる台詞に、リリスは少し顔を赤く染めながら、小さい声で、言った。
リリス「……………うん……!」
霊夢「………何か、解決したわね…」
蓮人「あぁ………」
響と美咲は2人を茶化しているが、俺たちはあの2人を見守ることにした。何より、リリスが戻ってきてくれたのが、嬉しかったからだ。
そんな時、破壊されていないスピーカーから、低い男の声がした。
『盛り上がっているところ悪いんだが』
アシュタロス「どうした、ネクロ。今感動の1シーンなんだぞ。空気読め」
『本当お前恋愛ドラマ好きだな。……じゃなくて、今施設の自爆スイッチを稼働した』
言い終わる前に、管制室全体が、赤い文字で『WORNING』に囲まれ、部屋の灯りも紅に染まる。
『あと30分だ。それより前にここにいる人間を助けるんだな。そうしないと死ぬぞ』
アシュタロス「お前マイペースすぎるだろうがァァァ!!」
翼「とにかく、早く行かないと巻き込まれるよ!」
刀哉「……行くぞ、リリス!」
リリス「………うんっ!!」
長い廊下を走ること20分。あと10分でこの施設は爆発する。本当に感動の再会を邪魔する、空気の読めない奴だな……!!
翼「私は他の人を探すよ!蓮人君たちは早く脱出して!」
ヴィント「1人で大丈夫ですか!?」
翼「大丈夫!!」
刹那、翼はどこにそんな力があるのか、目の見えない速度で弾丸のごとく分かれ道を突っ切った。
アシュタロス「おそらくシステムは全て復旧している。電力も同様に、だ」
そう言って、入り口の扉を開けるアシュタロス。
その扉の向こう側には、身動きが取れなかったのだろう見覚えのある顔が数人。
幽香「あ、霊夢!これどういう状態よ!」
霊夢「とにかく今は早く逃げないと、この基地が爆発するのよ!!」
ニャル子「爆発!?いつの間にそんなSFになってるんですかぁ!?」
急いでおよそ50人いようかという軍勢を率いて外へ逃げ込む。
トゥルース「アシュタロス………」
アシュタロス「………ご察しの通りだ。あいつらには勝てなかった」
トゥルース「………仕方ないだろうな。これも運命だろう……」
☆
翼「はぁっ………はぁっ………!!多分この辺に………!!」
翼はあとの人を見つけにあちこち彷徨っていた。上から落ちてきたらしい天井や針棘をよけながら、大きな落とし穴の前に出る。
翼「………ここだよね。……おーーいっ!!誰かいるーーっ!?」
妖夢『こ、この声は翼さん!?居ます!ここに居ますっ!!』
ゼシカ『詰まっちゃって動けないのよ!助けてくれる!?』
ヘレネ『それよりこの不穏な音、なんの警報よ!?』
翼「あと10分でこの施設が爆発する警報の音!!」
ミコノ『えええええっ!?』
ヘレネ『ちょっ、待っ!!動くとまた変な態勢になるっ!!』
翼「私が
言うが早いか翼は彼女らを外へ飛ばした。そして穴を飛び越えて残りの人の散策を続ける。
そして奥の扉を見つけ、勢いよく蹴り飛ばした。
魔理沙「翼!!よくここが分かったんだぜ!」
翼「やっぱりまだ居たんだ………」
アベム『もう飢え死にするしかないかと思った…………』
バロン『誰だ!こんな罠を仕掛けたのは!』
ちなみに、使い魔2匹は既に涙目である。
魔理沙「今何が起こってるんだ?」
翼「そ、そうだ。話してる時間はない!………!
☆
近くの山場から、アヴァロンの基地が爆発するのを見守る俺たち。
翼が魔理沙とアベム、バロンを連れて逃げてきた丁度その時、基地が爆発した。
山なので、当然市街には及ぶことはなかったものの、その土地は大きくめくれあがった。
ヘレネ「また新しい所を見つけないといけないかしらね?」
アシュタロス「いや、1回俺たちはアビスに戻る。また1からスタートしないとな……」
木山「……決着は、着いたんだよな?」
蓮人「はい。一応は」
まさか木山先生までいるとは思わなかったが、とにかく全員無事で何よりだ。アヴァロンの敷地を見下ろしながら、アシュタロスは言う。
アシュタロス「第一学園諸君。俺たちに喧嘩を売った、ということは、この上のアビスとの全面戦争の日が近い、ということだ。………覚悟は、出来ているのか?」
蓮人「そこがどんな集団か分からない………けど」
文「全力で向かい撃つだけっ!」
アシュタロス「………ふん。まあいい。………アネラ、いやリリス」
リリス「アシュ………」
アシュタロス「今度会う時は敵同士だ。また腕を磨いておくんだな」
リリス「当然っ」
笑顔を浮かべるリリスに、アシュタロスも思わず鼻をならす。
しかし、こんな感動的なシーンにも、ネクロ・ベリアールは歪まない。
ネクロ「おい、お前ら。急いで戻った方がいいかもしれないぞ……」
トゥルース「どうした、ネクロ」
ネクロ「お前らの学校が何者かに襲われている。…これは、B.O.W.か?」
アマタ「何だって!?襲われてる!?」
ヘレネ「………ネクロ、アンタの有機生命体兵器なら今すぐ殴り飛ばすわよ?」
ネクロ「俺はこんな攻撃型の悪趣味なもんは作らん」
ネクロはカタカタと基地から持ってきたパソコンを叩く。そこに映っていたのは、あちこちに破壊された第一学園だった。
フィア「誰がこんな…………!!」
ネクロ「……恐らく、アビスの集団か。チッ、相変わらず下衆な趣味してるな。俺たちは囮かよ」
ネクロも気に入らないのか舌を鳴らす。
アシュタロス「そういうわけだ。早く、戻った方がいいぞ」
蓮人「あぁ……!翼!!」
翼「行くよ………!!『
俺たちは最後の勝負をするために、第一学園へと戻った。……くそ、無事だよな、あけみたちは……!!