色々な感情が渦巻く中狛枝は何とかシュークリームを完食する。そしてレミリアの方を見るとレミリアも食べ終わっている様で満足げな表情を浮かべている。狛枝はあることに気づくが敢えて黙ってレミリアの顔を見つめる。その視線に気がついたレミリアは、
レミリア「.....?どうかした?」
と不思議そうにしながら狛枝に問う。その問いに狛枝は黙って自身のほっぺの辺りをちょんちょんと指している。その行動の意図に一瞬遅れて気づいたレミリアは、
レミリア「.....!?そういうこと!?」
と言いながら顔全体を手で拭う。すると手にはクリームを拭いた後が付いていた。そしてそれを確認したレミリアは、
レミリア「ぅぅ.....」
と恥ずかしそうにしながら蹲る。その様子を狛枝は微笑ましく見守りながらも、
狛枝「.....レミリアさん、ほっぺたに食べ残しがついてたことくらいは別に落ち込むことじゃないと思うよ?ほら、ボク以外は誰も見てないしさ?」
と慰める様に聞かせる。だがレミリアは、
レミリア「.....よりにもよって貴方に見られたから余計恥ずかしいのよ.....」
と本当に小さい声でそう言う。その言葉は狛枝には聞こえておらず、
狛枝「?レミリアさん、今何か言ったかい?」
と聞こうとするが、
レミリア「何でも無い!」
と言いながらレミリアはそっぽをむく。そのレミリアの様子に狛枝は困惑しながらも、
狛枝「ならいいけど.....実は一つレミリアさんにお願いしたい事があるんだけど.....」
と少し間を開けてそう言葉にする。その言葉を聞いたレミリアは少しだけ狛枝に視線を向け、
レミリア「何?」
とその内容について聞いてくる。レミリアが聞く姿勢を見せたのを確認した狛枝は、
狛枝「.....ボクは今起きてる異変を解決しようと動こうと思ってるんだ。」
と言う。その言葉にレミリアは真面目な話だと理解し、狛枝の方に体を向ける。そして、
レミリア「ふ〜ん.....それで?私に何をして欲しいわけ?」
と明らかに先ほどとは違う、紅魔館の主人としての風格を見せる雰囲気でそう狛枝に問う。そして狛枝は、
狛枝「.......ボクが異変を解決するまでの間、ボクの身の安全を守って欲しいんだ。」
とレミリアに言う。その言葉にレミリアは、
レミリア「.....貴方は主人である私を護衛につかせるきなのね。」
と少し愉快そうにしながらそう言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「このお願いは不快なものかい?」
といつもの余裕綽々な表情でそうレミリアに問う。その問いにレミリアは、
レミリア「いいえ?むしろ面白いわね。でも私でいいの?昼の間は襲われた時ロクに何もできないから霊夢とかに頼んだ方がいいと思うけど?」
と答えながら狛枝に疑問を投げかける。その疑問に狛枝は、
狛枝「確かにそれも考えたけど.....もしこの異変がボクの考えている通りの物なら博麗さんじゃなくてレミリアさんに頼んだ方がいいと思っただけだよ。」
と答える。その答えにレミリアは、
レミリア「へぇ?その様子からするにもう主犯の目星はついてるってわけ?」
とより愉快そうな顔になりながら狛枝に聞く。その質問に狛枝は、
狛枝「まぁね。とは言え、まだ分からない情報もあるから明日人里に出向いて色々調査した方がいいね。その内容次第ではこの異変の元凶を直接叩きに行ける。」
と久しぶりに推理をすると言う感覚を覚えながら答える。そしてそれを確認したレミリアは、
レミリア「そう.....なら犯人探しは貴方に任せていいわね?」
と信頼の目を向けながら狛枝に確認する。その言葉に狛枝は、
狛枝「.....もちろん、任せてよ。」
とその信頼に応える決意をしながらそう返すのであった.....