レミリア「.....はい?嫌だけど?」
とレミリアは言う。その顔には少し苛立ちもあるのが見て取れる。そんな様子に紫は、
八雲紫「貴方もさっきの話を聞いたでしょう?その男について何にもわからないって言ってるの。だからその男について調べる為にその男を私の方に渡してって言ったの。」
と言う。その言葉にレミリアは
レミリア「紫、何を言われようともさっき言った通りよ。私は、この男を気に入ったから従者にしてるの。で、従者にしたって事は主人である私の大事な所有物なの。貴方はその私の大事な所有物を渡せって言うわけ?」
と答える。その様子に紫は
八雲紫「その男がもしかしたら幻想郷全体を混乱に陥れるかもしれないやつかもしれないのよ?それでも貴方は...」
と紫がそこまで言うと、
レミリア「くどいわね!貴方が何から何を言われようとも凪斗は渡さないって言ってるの!凪斗の主人としてここは譲れないわ!わかったわね紫!」
と言い返す。その様子を見ていた狛枝は、
狛枝「....ごめんね、八雲さん。ボクとしても今の自分自身について調べて欲しいところはあるよ。でも、主人であるスカーレットさんがこう言ってるのであれば僕は君の方へは行けないな。」
とレミリアの側に寄り添い言う。それを見た紫は
八雲紫「.....まぁ、大体こうなるってことくらい分かってたからいたからいいわ。でもレミリア。そう言ったのであれば、その子はちゃんと制御するのよ?」
と少し微笑を浮かべながら言う。それにレミリアは
レミリア「当然でしょ。何か問題を起こす様であれば引っ叩いてでも止めるわ」
と答える。それを見ていた狛枝は
狛枝(....問題、ね。八雲さんはボクが何か事件を起こそうと考えているのを見透かしてるって事かな?まぁ、まだ行動していないから疑惑止まりとは言え少し気をつけた方が良さそうだ。......それにしても僕の主人として、か。ボクが怒らせた事以外で僕の事で怒ってる人を見たのはいつ振りだろうな.....)
と狛枝がそう思っていると、
レミリア「それと紫。後一つ何か伝えたい事があるんじゃなかった?」
とレミリアは思い出した様に言う。それに紫は
八雲紫「ええ、そうよ。断るのが分かりきっていたから違うプランを用意していたの。と言ってもそうややこしい事をするつもりはないわ。幻想郷の実力者達を呼んで宴会をするだけだから。」
と答える。それに二人は
レミリア「宴会?それまたどうして?」
狛枝「そうだよ。何か幻想郷の実力者全体で報告しないといけないことでもあるのかい?」
と問いかける。それに紫は
八雲紫「開く理由は狛枝、貴方への警戒を解くためよ。幻想郷の実力者達は基本的に外来人は気にしない。でも、貴方は別。貴方は自分が何故来たのかもわからない状態で今幻想郷にいる。実力者達の中には貴方を警戒するやつらも現れるでしょう。下手したら貴方に刺客を送り込んでくる可能性もある。だからそう言った警戒を解く為に貴方の歓迎会を開こうと思うの。外から来た八雲紫ですら正体がわからない謎の青年、これだけで興味は惹かれるはずだしどう言った人間かを知ろうとくるやつもいるでしょう。貴方にやって欲しいのは自己紹介と警戒されない様にする事よ。」
と答える。それを聞いたレミリアは
レミリア「なるほどね。宴会を開く理由はわかったわ。でも、何処で宴会を開催する気なの?」
とまた質問する。それに紫は
八雲紫「博麗神社でいいでしょう。あそこなら間違っても暴れるやつもいないし、本当にただの宴会を楽しめるはずよ。」
と言う。それらの話を聞いた狛枝は、
狛枝(宴会ね.....確かに幻想郷での実力者達には会って起きたかったらそれはいいし、博麗神社にも興味がある。でも気をつけないとな。おそらく宴会に参加する人の中には古明地さとりさんがいるはず.....能力は、心を読む程度の能力。下手な事を考えると警戒を解くどころか疑いが強くなるだけだ。そして疑われてる状態だととてもじゃないけど自由に動くとかそう言う事が出来ない。それだと、事件を起こすにしても起きた事件を解決するにしても支障が出る。その事態だけは回避しないと)
と考える。その様子を見た紫は
八雲紫「二人とも賛成みたいね。ならこれは決定って事にしましょう。宴会をするのは2日後の昼から早朝まで。参加自体はいつでもいいけど、あまり遅くならない事。じゃあ、2日後にまた会いましょう。ああ、支払いは済ませておくから。」
と言い、紫はでていく。それを見送った二人は、注文していた団子を食べた後、紅魔館に戻るのであった....