そしてその会話の後に狛枝は殴りやすい様な構えを取る。その狛枝らしくない行動を見た舞鯖は、
舞鯖(.....何か仕掛けてくるな。)
と思考し警戒を強める。そしてレミリアも、
レミリア(.....もういつも使う時に比べて何倍もエネルギーは貯まった.....後は凪斗が隙を作る瞬間を待つだけね....)
と顕現させた槍をいつでも放てる様に構える。その様子を横目で見た舞鯖は、
舞鯖(.....あんなのをくらったらひとたまりもないな......)
と思考した瞬間、舞鯖でも反応できないほどのスピードで狛枝が構えた状態のまま接近する。その予想外のスピードに舞鯖は上手く対応できず狛枝の拳を顔に受ける。その拳には蒼いオーラの様なものが纏っており、その打撃は顔がぐちゃぐちゃになると思ったほどの威力があった。だが舞鯖は致命的な隙にならない様になんとか受け身を取る。だが次の瞬間には偽狛枝が舞鯖に向けて銃を放つ。だがその銃には特にオーラなどは纏っておらず舞鯖は普通に素手でその銃弾を弾く。だがその次の瞬間には蒼いエネルギーを纏った銃弾が舞鯖の顔面の前まで接近していた。その攻撃を舞鯖は体をブリッヂの体制になりながら避けそしてそのまま体制を立て直す。そして、
舞鯖(.....不覚をとった.....でも次はない。)
と狛枝達を強敵と認め狛枝2人への警戒を強める。そして3人は同時に動き出す。狛枝は地面を横に蹴りそこから銃弾を放つ。その銃弾に舞鯖は大きく回避行動を取り、そのまま偽狛枝の方へ向かう。その舞鯖の行動に偽狛枝はあえて逃げるのではなく迎え撃つ様に地面を蹴り、勢いをつける。そしてその行動に舞鯖は冷静に分析し、普通に関節技を偽狛枝に仕掛ける。その仕掛ける速度は速いが、偽狛枝はそれを予測していたかの様に受け流しそして銃弾を胸に打ち込もうとする。だが引き金を引く前に舞鯖は銃を持っている手に蹴り上げを入れる。その速さと威力に偽狛枝は驚愕しながら手から銃を手離してしまう。腕は折れてしまったなと偽狛枝は考えながら仕方なしに舞鯖との距離を取る。そして次の瞬間にはもう狛枝は舞鯖に向かって再び速い銃弾を放つ。だが、
舞鯖「もう君の攻撃は喰らわない。」
と舞鯖は言い放ち軽々とその銃弾を避け狛枝の懐に入る。その瞬間狛枝は咄嗟に銃を空中へ投げる。そして次の瞬間狛枝の腹部に舞鯖の拳が入る。その威力は絶大で狛枝は吹き飛ばられ、壁に激突する。それを見た舞鯖は残りの2人を始末しよう狛枝に背を向けようとして.....その行動をするのをやめる。壁に激突した狛枝はもう立てないと判断したのに狛枝は立ち上がったのだ。狛枝は今内臓が飛び出る様な痛みが走っているはずなのに狛枝の目は全く戦意を失っておらず、真っ直ぐと舞鯖を見つめる。その目に少し恐怖を覚えた舞鯖は、
舞鯖(.....完全に息の根を止めるべきだ。)
と判断し、狛枝の方へ歩き出す。しかしその一瞬の思考が舞鯖の敗北を決定的なものへとした。舞鯖が狛枝へ止めを刺そうと判断したその瞬間、背中に銃弾が命中する。舞鯖はそれに驚き後ろを向く。するとそこには銃を撃った後の偽狛枝が立っていた。そして、
偽狛枝「さっきまでの速度だったら君には通用しなかっただろうね。君の敗因はボク達を実力者と認めていながらも自分よりは下と位置付けていたある種当然の驕りによるものだろうね。」
と偽狛枝はそう言う。その言葉を聞いた舞鯖は偽狛枝に一気に距離を詰め、殺そうと首に手を伸ばす。しかし、
偽狛枝「それともう一つ敗因が今出来た。それはボクに集中してしまった事かな。」
と偽狛枝は余裕の表情のままそう告げる。その言葉を聞いた舞鯖は、
舞鯖(.....まさか!)
と思い狛枝の方を向く。後ろを向くと赫いエネルギー弾がもうすぐそばに接近していた。それを見た舞鯖は咄嗟に飛び上がる。だが次の瞬間、舞鯖は急にある方向に吸い寄せられる。舞鯖がそちらの方を見るとそこには蒼いエネルギー体があった。舞鯖は咄嗟に状況を判断しようとするとそこには魔法を撃った後の偽狛枝がいた。それを確認した舞鯖は、
舞鯖(.....これは....負けたかな.....)
と内心そう悟る。その方向とはレミリアが槍を構えている斜め上の位置に向かって吸い寄せられていたのだ。そして次の瞬間、
レミリア「神槍『スピア・ザ・グングニル』!」
とレミリアの声と共に先端にエネルギーを集中させた槍を放たれる。その槍は舞鯖の体の中央を容易に貫き、そのまま天井も貫き地上へ赤い閃光となって突き抜ける。そして体を貫かれた舞鯖は、
舞鯖「......負けちゃった。ごめんね、盾子ちゃん。」
とそう呟く。その呟きにずっと先頭に参加しなかったモノクマが、
モノクマ「....もう充分役割を果たしてくれたからいいわよ、むくろお姉ちゃん。」
とそう舞鯖に言う。その言葉を聞いた舞鯖は驚きの表情を浮かべた後、
舞鯖「.....あはは、どうしたの?盾子ちゃんらしくもないよ?......でも、嬉しい。ありがとう、盾子ちゃん。」
と笑顔を浮かべる。そしてその笑顔のまま舞鯖は倒れ込むのであった.....