舞鯖が完全に生き絶えた事を確認したモノクマは少しの沈黙の後、舞鯖の体に触れる。すると舞鯖の死体は毒々しい泥の物体になり、そしてその泥から光が溢れ出しそのままその泥は消えていく。その光景を見た狛枝は、
狛枝(....やっぱり人間ではなかったのか。)
などと思っていると、
モノクマ「.....はぁ、やれやれ。柄にもなく最後に希望を与える様なマネしちゃったな。」
とモノクマは言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「.....お前らしくもないね、モノクマ。お前のことなら最後に絶望的な真実を告げて絶望させた状態で自分で手を下す、そのくらいはやるやつのはずだ。」
とモノクマに言う。その言葉にモノクマは、
モノクマ「そうだね。そこは認めるよ、狛枝クン。もしかしたらボクもここに来て少しは心境の変化があったのかもしれないね。」
と返す。その言葉に狛枝は、
狛枝「思ってもない戯言をよくペラペラ言えるな。お前の本質は絶望的な程、『どうしようもないクズ』だ。そこに改心の余地なんてあるわけがない。」
と断言する。その言葉にモノクマは、
モノクマ「うぷぷぷ.....やっぱりそう思う?うん、多分それは正解だよ。ボクだってそう思うもん。」
と言いながら狛枝達に背を向ける。そして、
モノクマ「じゃボクはこの辺で消えさせてもらうよ。そろそろ他の実力者達もここに来る。そうなったら面倒だからね。」
とモノクマは言った直後にあたりに霧の様な物が発生する。その霧は一瞬の内で収まるが、もうそこにはモノクマの姿はなかった。それを確認したレミリアは、
レミリア「......とっ捕まえて情報を聞き出したかったわね。」
と呟く。その呟きに狛枝は、
狛枝「まぁ、今は仕方ないさ。そう悲観せずともあいつは必ずまた現れるだろうし、その時を待てばいいだけだよ。」
と返しながら偽狛枝の方を向く。だが偽狛枝は先ほどまで立っていた場所にはおらず、狛枝は辺りを見渡す。すると奥にあった鏡の前に立っているのに気づく。それを見た狛枝は、
狛枝「......その鏡を壊すつもりかい?」
と偽狛枝に問う。その言葉に偽狛枝は、
偽狛枝「問うまでもなくわかっていただろう?こんな物はあってはいけないし、ボクと言う存在も許されてはならないからね。」
と返す。レミリアは少し複雑そうな顔をしながらもドッペルゲンガーが幻想郷に残り続けると何が起きるかもわからないし止める事はしなかった。そしてその言葉を聞いた狛枝は、
狛枝「そうかい。ま、ボクが君の立場だったら同じ事をしただろうし止めはしないよ。」
と偽狛枝の背中を押す。その言葉に偽狛枝は、
偽狛枝「流石、考える事は一緒だね.....でも消えるその前に最後に一つだけ助言をしておこうかな。」
と返しながらそう言う。そして、
偽狛枝「君の記憶は必ず戻る。だけどその記憶は君にとって絶望的なものかもしれない。でも忘れないで。君には今も昔も希望に溢れた仲間がいたってことはさ。」
と最後にそう言い、鏡に向かって銃を放つ。すると鏡はビビが入り、そしてそのままバラバラに壊れる。壊れた瞬間、偽狛枝の体もガラスの様にバラバラと砕け散る。それを確認した狛枝は、
狛枝「......さて、レミリアさん。一つお願いしてもいいかな?」
とレミリアの方を向きそう言う。その言葉にレミリアは、
レミリア「....?何?」
と首を傾げながらそう返す。すると狛枝は、
狛枝「ボク、さっきの戦いで無茶しすぎたらからもう意識を失う数秒前なんだ。だからボクの体を安全なところまで運んで欲しい。」
と笑顔で言う。それにレミリアは、
レミリア「.....は?」
と困惑の声を出す。そして次の瞬間、狛枝は先ほどの言葉通り意識をなくしレミリアに向かって倒れ込む。レミリアは、倒れ込む狛枝をなんとか支え、
レミリア「......よく頑張ってくれたわね。」
と優しく抱き抱える。すると、背後から足跡が聞こえてくる。その足跡を聞いたレミリアは、
レミリア「遅かったわね、霊夢。」
と背後にいる人物に話しかける。その言葉に背後にいた人物は、
霊夢「あんたたちが早すぎるのよ.....まったく、あの槍が人里の住人にあたったらどうするつもりだったの?」
と返す。その返しにレミリアは、
レミリア「流石に当たらない様に考慮してたわよ.....無駄な犠牲者は出したくないしね。」
と言いながら狛枝の頭を撫でる。その様子を見た霊夢は、
霊夢「.....ま、その様子からして異変は解決したみたいね。出来ればカチコミに行くなら私に一声かけて欲しかったけど.....まぁいいわ。」
と言いながらこの場を去ろうと後ろを向く。するとレミリアは、
レミリア「後で実力者達を集めてちょうだい。少し話しておかないといけないことが出来たから。」
と霊夢に言う。その言葉に霊夢は、
霊夢「.....なんでかは知らないけど、貴方が言うって事は大事な要件なんでしょうね。わかったわ、皆に声を掛けておく。」
と返し、この場を去って行く。それを確認したレミリアは、
レミリア「私たちも帰るとしましょうか。」
と呟き狛枝を抱えて紅魔館への帰路に着くのであった.....
さてここまで見てくれてありがとう.....これにてChapter2完とさせてもらうよ....多分だけど1Chapterの長さはこれくらいが平均になるだろう。(多分)そのペースだと終わるのいつだよと言われそうだが、そこはまぁ....私にもわからないで....気長に待ってくれると嬉しいな。