少しの間レミリアが食堂で待っていると扉が開かれる。その手には皿を持っており蓋がされている。大きさ的には6人用のケーキくらいだとレミリアは思う。そんな事をレミリアが考えていると、
狛枝「待たせちゃってごめんね。」
と言いながらテーブルにその皿を置く。その言葉にレミリアは、
レミリア「別にそこまで待ってないしいいわよ。料理に時間がかかるのは当然だしそこに文句をつける気にはならないわ。」
と返す。その言葉に狛枝は、
狛枝「ありがとう。期待に応えれるといいんだけど....」
と言いながら皿の蓋を取る。そして皿に乗っていた料理を見たレミリアは、
レミリア「.........アップルパイ?」
と数秒のフリーズの後そう言葉にする。その言葉に狛枝は、
狛枝「うん、アップルパイ。以前アップルパイの作り方自体は知ってるんだけど作ったことはないんだよね〜って話したら前に教えた料理の上手な人が、『ボクが手取り足取り教えてあげるからね!』とノリノリでそう言ってくれたんだ。せっかくの提案だしそのまま教えてもらってその流れのままボクの得意料理として定着した、って感じかな。」
とそう答える。その言葉にレミリアは、
レミリア「なるほどね.....匂いもいい香り.....」
と言いながらアップルパイを嗅いだり見たりして観察している。その様子に狛枝は、
狛枝「もう食べていいんだよ?十六夜さんに頼んでもう6等分に切ってあるし。ここの住人に一人一つづつのつもりで作ったからレミリアさんが食べ終わったら十六夜さんに頼んで他の人のところに届けてもらうつもりだよ。もちろん、美味しくなかったらボクが責任を持って全部食べるから安心してね。」
とそう説明する。その言葉を聞いたレミリアは切り分けられたアップルパイを一つフォークで取り、一口サイズに分けてから口に入れる。そしてゆっくりと咀嚼し味わい呑み込む。その様子に狛枝は、
狛枝「.....気に入ってもらえたかな?」
とレミリアに感想を聞く。その質問にレミリアは、
レミリア「......美味しいわよ、本当に。咲夜ほどとは言うつもりはないけど明確に劣っているとも感じない。アップルパイに関しては勝るとも劣らないって感じかしら。もちろんかかる時間とかその他含めたら咲夜の方が上だけどね。」
と言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「それはよかったよ。気に入ったのならまたいつでも作るから言ってくれて構わないよ。さて、ボクは少し出かけるところがあるから少し紅魔館を離れるけど.....」
とそこまで言うと、
レミリア「待ちなさい、何処へ行くつもりなの?」
とレミリアが言葉を遮ってそう聞く。その言葉に狛枝は、
狛枝「......問題を起こすつもりはないさ。ただ、以前宴会である人物に招待されたからそろそろ行かないと失礼だな、とそう思っただけさ。」
と答える。その言葉にレミリアは、
レミリア「.....誰に会いに行くつもり?」
とそう問う。その問いに狛枝は、
狛枝「....蓬莱山さんだよ。」
とそう答えるのであった.....