狛枝「......続けていいかな?」
急に黙ったレミリアに狛枝はそう問う。その言葉でレミリアはハッとし、
レミリア「ああ、ごめんなさい。続けてくれていいわよ。」
と返す。その言葉を聞いた狛枝は、
狛枝「そっか.....まぁいいや、続けるよ。」
と少し引っ掛かりを覚えながらも気を取り直して解説を再開させる。
狛枝「次は....そうだな、男女交互に紹介しよう。となれば....日向くんがいいか。本名を日向創と言う彼は少し特殊でね。彼は自分の持つ才能を忘れてしまった様なんだ。だから彼がどんな才能を持っていたのかは分からないよ。ただ彼はみんなと仲良くしていたし、みんなも彼を信用している様に見えた。学級裁判で発言するのも基本的には彼とさっき紹介した七海さん、そしてボクが多かったんだけどその中でも日向くんは全体の推理を進める役割....言うなれば進行役だね。その役割をこなしながら自分も推理して犯人を追い詰めていた。ただ.....メンタルが不安定なところが少しあったかな。良くも悪くも価値観が一般人と同じだったから他の人とのギャップに苦戦している様だった。まぁそれは持ち前のコミュ力でどうにかしてたみたいだけど。ボクが島にいる時に一番話した人だったからある程度お互いのことは理解できたんだろうけど仲のいい友人、と言う関係にはなれてなかったよ。彼がボクに抱く印象は良くて苦手だけど話すのはそこまで苦痛ではないやつ、くらいのものだろうね。」
その狛枝の解説を聞き終えた輝夜は、
輝夜「ふ〜ん....貴方はその日向ってやつの才能はなんだと思ってるの?」
と狛枝に聞く。その言葉に狛枝は、
狛枝「う〜ん.....正直に言うと彼からは才能を持つ人が持つ独特なオーラの様なものを感じなかったんだよね....だから何の才能を持っていたか、は見当もつかないよ。」
と返す。するとレミリアが、
レミリア「ふ〜ん....じゃあ凪斗はそいつに対してどんな印象を持ったの?」
と狛枝に質問する。その言葉に狛枝は、
狛枝「どう言った印象ね....単純に優しい人なのはそうだけどそれ以上に、『理解できそうにないものでも理解しようと努力する。』みたいな行動していたのが印象的だったな。それがいい事なのか悪い事なのかはわからないけどね。」
と答える。その答えにレミリアは、
レミリア「....貴方、その日向ってやつのこと気に入ってるのね。」
と微笑を浮かべながらそう狛枝に言う。そのこと言葉に狛枝は少し驚いた様な表情を浮かべた後、
狛枝「....気に入っている、ね。確かに今思うとそうなのかもしれないね。」
と懐かしむ様な表情を浮かべながらそう返す。そして数秒目をつぶった後、
狛枝「さて、この調子で解説していくといつ終わるか分かったもんじゃないしどんどん行こうか。」
と改めて気合を入れ直すのであった....