輝夜の様子に狛枝は少し疑問を覚えながらも解説を再開する。
狛枝「さて次は.....超高校級の軽音部と言われていた澪田唯吹さんと、超高校級の保健委員と言われた罪木蜜柑さんだ。まず澪田さんだけど....彼女はいつもハイテンションで参加者の中でムードメーカー的な立ち位置だったね。少しズレてるところもあったけど基本的には友達や知り合いをを大切にする騒がしくも優しい人って認識だったな。そして罪木さんだけど.....彼女に対しては少しよくわからないんだ。彼女の事はボクなりにちゃんと理解しているはずだったのに急に人が変わったようになってしまってね....どっちが本当の罪木さんか分からないからあまり強くは言えないけど、とりあえず変わる前の彼女を説明しようと思う。無人島に来た当初の彼女は極度の怖がりで話しかけられたりしただけで泣き始めるくらい情緒不安定な人だったね。でも少し話せばその怖がりも多少はマシになって.....いや、もっと酷くなってたかも....まぁそこは少し面倒な人だったけど決して悪人というわけではなかった....と、思っていたよ。」
と最後は少し残念そうに言う。その様子にレミリアは、
レミリア「.....澪田ってやつはともかく罪木ってやつには貴方少し負目があるみたいね。」
と狛枝にそう話しかける。その言葉に狛枝は、
狛枝「負目、ね....」
と目を瞑り少し思考をしたのち、少し間を空けて、
狛枝「....それはないね。」
とそのレミリアの言葉を否定する。その否定にレミリアは、
レミリア「....断言する理由を聞いてもいいかしら?」
と狛枝に質問する。その言葉に狛枝は、
狛枝「単純に彼女が凶変するのを止めれたとしてもボクは違う事件を起こそうと動こうとしたはずだからだよ。それに彼女の素がボクのよく知る彼女の方だったとして、ボクより優れた彼女が外部的要因で凶変したとしたらボクごときが止めれるとも思えないからね。」
と断言する。その言葉に輝夜は、
輝夜「ふ〜ん...貴方、自分の感情に疎いところがあるのね。」
とぽろっと口にする。その言葉に狛枝は、
狛枝「....どう言う意味でそれを言っているかはわからないけど確かにそう言う部分もあるだろうね。」
と返す。その会話を聞いていたレミリアは、
レミリア(....凪斗自身ははああ言っているけど恐らくそれは輝夜の言う通り自分の感情に疎いだけ....考えてみればそりゃそうよね....自分の考えをしっかりと理解できるなら凪斗はここまで狂う前に誰かに助けを求めたはず....それが出来なかったのは、自分の感情に疎いのと並外れた精神力があって廃人になる気配がなかったせい.....その精神力はいい方向に作用することも多いでしょうけどそれと同時に凪斗の性格だと自分を犠牲にする姿勢を積極的に取ってしまう....残念だけど今はその歪みを治してあげることは出来ないわね....でもいつかは必ず凪斗を普通の青年に戻してみせる....)
と内心改めてそう決心するのであった....