レミリアとの会話の後狛枝は本を見る気にもならずそのまま睡眠をとる事にした。そして狛枝は朝4時の頃に起床する。
狛枝「....少し早めに目が覚めたか。お腹もまだ空いていない.....本を読んでもいいけど、その前に紅魔館の間取りを把握しておく方がいいかな....」
と呟きベットから降りて部屋を出る。廊下ではいつもと比べるとメイドは少なく、静かな印象を受ける。その廊下を狛枝は一人で歩いていく。
狛枝(紅魔館は全3階....僕が今いるのは2階で、3階はスカーレットさんの寝室とかがあると以前スカーレットさんが教えてくれたね。2階と1階は1日過ごして大体理解できたけど、地下は図書館がある事しかわかっていない。少し気になるし行ってみようかな。)
と考えながら狛枝は地下への道を進んでいく。地下に着くと狛枝は探索していく。
狛枝(ふぅん....図書館の近くは魔法の研究所と魔道書の管理場所。そしてノーレッジさんと小悪魔さんの部屋があるのか。二人の自室がここなのは恐らく図書館にいることが多いから部屋を近くに設置したんだろうね。他には倉庫と水質管理室やガス調節室。思ってたより現代に近いシステムもあるんだね....お、ワインセラーなんかもあるのか。種類もいっぱいある.....うん?)
と狛枝はワインセラーの奥に扉がある事に気づく。扉を開けるとさらに下へと続く階段があった。
狛枝(さらに下があるのか......奥からは異質な雰囲気を感じる....僕の本能がこれ以上進むのは危険だと警告している。こんな事は久しぶりだ。.....おそらくこの先にある、いや居るのは..,.)
と狛枝が考えていると、
??「それ以上進むのはやめなさい。」
と後ろから声を掛けられる。狛枝が後ろを振り向くとそこにはレミリアがいた。
狛枝「わあ、びっくりした。スカーレットさんがこんな時間に起きていることなんてあるんだ。それになんでここに来たの?」
と狛枝は言う。その言葉にレミリアは
レミリア「特に驚いてもない癖によく言うわね。それと起きていた理由は、少し考え事をしていたからよ。ここに来た理由は....何かワインを飲んで寝ようかと考えていたの。そこで貴方がそこを降りようとしていたところを見たの。....凪斗、そこを降りるのはやめなさい。これは命令よ。」
と答える。その様子に狛枝は、
狛枝(......嘘だね。起きていた理由は本当かもしれないけど、ここに来た理由はおそらく違う。だって明らかに顔色が悪いし、顔に心配の表情が浮かんでいる。そして理由を話す時も少し間があった。おそらくはボクがこの下に行こうとしたのを何かしらの方法で感知して急いで止めに来たってところかな。となると入るのは無理そうだ.....それに、スカーレットさんの心配そうな顔を見ておいて下への階段を降りるのは、少し罪悪感を覚えるし....)
と内心思う。そして狛枝は、
狛枝「命令なら仕方ないね。」
と言う。それを聞いたレミリアは安堵の表情を浮かべた。その様子を見た狛枝は、
狛枝「じゃあボクはスカーレットさんの部屋までついて行こうかな。」
と言う。それを聞いたレミリアは今度は困惑の表情をしながら口を開く。
レミリア「......?別に一人で戻れるわよ?なんなら貴方より紅魔館の構造は知っているし、貴方がついてくる必要なんて....」
とそこまで言うと狛枝は、
狛枝「単純に主人を一人で戻らせるのはどうかと思っただけだよ。それにワインも持っていくなら荷物持ちくらいは出来るし。」
と割り込んで答える。それを聞いたレミリアは、
レミリア「.....じゃあお願いしようかしら。持っていくワインは貴方の横にあるやつを持っていくわ。......それと凪斗。一つ命令をするわ。」
と言う。それに狛枝は
狛枝「何かな?ボクが出来るのであればなんでもやるけど。」
と答える。それを聞いたレミリアは、
レミリア「私と一緒にワインを飲みなさい。」
と言うのであった....