狛枝は体にレミリアがくっついた状態のまま永遠亭の中を歩き鈴仙の姿を探す。そして数分間もすれば鈴仙の姿を見つけることができ、
狛枝「あ、いたいた。鈴仙さん、ちょっとお願いしたい事があるんだけど....」
と狛枝は話しかける。その声に鈴仙は振り向き、
鈴仙「おや、お話は終わった様ですね.....と言う事は帰る為の案内が欲しいから私に声をかけたと言う事ですか?」
と聞く。その言葉に狛枝は、
狛枝「うん、お願いしてもいいかな?」
と返す。その言葉に鈴仙は、
鈴仙「ええ、分かりました。......あれ、レミリアさんは何処に.....?」
と疑問を口にする。その言葉に狛枝は、
狛枝「.......」
と無言で返しながらもちらっと自身のコートを内側を見せる。そこには顔を真っ赤にしながら狛枝にしがみついているレミリアがいた。その様子に鈴仙は、
鈴仙「......え?......いや、はい?」
と状況が理解できずかなり錯乱してしまう。その様子に狛枝は、
狛枝「......ツッコミたい気持ちはとても分かるんだけどできればなんでこうなったかは聞かないで欲しいな。」
と少しいつもとは違う様子でそう声をかける。その言葉でハッとした鈴仙は、
鈴仙「ああ、すみません!少し理解に苦しむ状況だったもので.....それより迷いの竹林の案内ですよね?私は今からでも大丈夫ですが狛枝さんはもう出て大丈夫な感じですか?」
と狛枝に聞く。その言葉に狛枝は、
狛枝「うん、大丈夫だよ。」
と簡潔に答える。それを聞いた鈴仙は永遠亭の玄関の方へ向かう。その背中を歩いて追いかけながら狛枝は、
狛枝(.....なんでだろう、凄く心臓の鼓動が速くなってる。何処か体に異常が.....と思ったけど鼓動以外に異常は見られないな.....そういえばさっきから背中に少し柔らかいものが......ってまさか!?そうだ、なんで気づかなかった!?レミリアさんがボクの胴体に手と足で固定してくっつくって事はそれ即ち.....)
とある事に気づき大きな動揺を見せる。するとコートの中から、
レミリア「....凪斗、心臓の鼓動が速くなってるけど大丈夫.....?もしかして私の体重が重くて支えるのに体力を使っちゃって体温が上がってるとかそんな感じ.....?」
と心配をしているのであろうレミリアの声が聞こえてくる。その言葉に狛枝は、
狛枝「いや、レミリアさんはとても軽いから大丈夫だよ。ただ少し深夜テンション的なやつになっていて少し興奮しているのかもしれないね。」
と平然を装いながらそう返す。その言葉にレミリアは、
レミリア「......ならいいけど。」
と少し嬉しそうな声色になりながらそう返す。そして狛枝は、
狛枝(心を無にして気にしない様にしないとな.....)
と内心その様な事を考えながら鈴仙について行くのであった......