命蓮寺から紅魔館への帰路を辿っている途中狛枝は、
狛枝「最近は不幸が起きないって言ったけど.....あれは訂正した方がいいかもな。」
と一人呟く。そう今現在狛枝は、運悪く野良妖怪6匹と出会ってしまったのだ。周りは暗い森で囲まれており空中に逃げようにも木々が生い茂っており今の狛枝の練度では木の枝にぶつかってしまう可能性がある。それらを考慮した後狛枝は、
狛枝「面倒だけど、やるしかないみたいだね。」
と腹を括ったその瞬間6匹の妖怪が一斉に襲いかかってくる。その攻撃を狛枝は自身の体を一点の方向へ引き寄せる事で軽々と回避しながら様子を見る。
狛枝(まだ帰り道まで結構距離があるしあんまり精神力を消費したくない.....一つの攻撃で全員を巻き込める隙を見つけないと。)
と狛枝が思考している間にも野良妖怪は襲いかかる。その攻撃を狛枝は自身の体を後ろに引っ張りながら避けある事を狙う。しかし野良妖怪はそれぞれがバラバラに動き統率も何もない。故に法則性がなく狙っているタイミングを見つけ出せずにいるのだ。そんな状況が続いていくと結局消耗は激しくなってしまう。そう結論づけた狛枝は、
狛枝(.....仕方ないか。)
と思いながら小さな球体を作り出す。その球体を作り出してから野良妖怪達は警戒してか狛枝に近づき過ぎないない様になる。その様子を見た狛枝は特に何か特殊な事をするわけでもなく魔法をまっすぐ放つ。その魔法に野良妖怪達は後ろに飛び軽々とよけそのまま全員が狛枝に襲いかかってくる。しかし
狛枝「やっと隙を見せたね。」
と呟く。そう今彼は待ち続けたタイミングを自分で作り出したのだ。野良妖怪達の現在の位置は狛枝から見て前45度に並んでいる。そう、狛枝はこの状況を待ち続けたのだ。この状況ならそれなりの大きさの魔法でも6匹全てに直撃させることができる。そしてこのタイミングを逃さまいと狛枝が魔法を放とうとしたその瞬間、狛枝の視界が揺らぐ。そして次の瞬間には、
—ゴツン!—
と言う音と共に狛枝は後頭部にとてつもない痛みが走るのを感じる。そして狛枝の視界は落下している事を映し出す。それを確認した狛枝は、
狛枝(これは....運悪く偶然そこにあった落とし穴の様な物に引っかかってしまったのか.....まぁ死ぬことはないだろうが帰るに少し手間取るかもしれないな.....)
と薄れゆく意識の中あまり危機感を持たない思考を最後にした後そのまま狛枝はその穴の中を落ち続けるのであった....