レミリア達が探索を始めた頃、狛枝と七海は入力する答えを見つけるために資料に目を通していた。
狛枝(人類史上最悪の絶望的事件......少なくとも今のボクの記憶にはない単語だ。となると考えられる可能性は捏造か或いは失われた記憶に関するものってところか。でも本当にこの資料の通りの事が起きていたとするとモノクマは最初から無人島でコロシアイなんてさせる必要もなくみんなを絶望させられたはず。それをしなかったって事は嘘.....或いはする必要がなかった、または出来なかったのどれかって事かな。.....いや、待ておかしい。仮にこの資料の通りのことが本当にあったとしたら元々ウサミが予定していたのであろう楽しい無人島生活とやらをやってる暇がない。いやそれ以前にジャバウォック島に絶望の残党達が追ってこないのがおかしいんだ。だって奴らからしたら超高校級の才能を持つみんななんて憎むべき怨敵ってところだろう。それなのになんで...)
と狛枝が一人その様な事を考えていると、
七海「あった。」
と七海の声が聞こえてくる。その声を聞いた狛枝は、
狛枝「答えを見つけたのかい?」
と七海の方を向く。その言葉に七海は、
七海「ここに書いてあった。」
と言いながら一つの資料を渡してくる。その開かれたページの一文に、
—3つ目の事件を起こすためにモノクマが用意した動機は、「100億円」であった。この動機に参加者のほとんどは「そんな同期で動くやつはいない」と言い、超高校級の御曹司である十神白夜は「くだらない」と切り捨てだが唯一いずれは自身の夢を叶えるため外に出る計画を練っていたセレスティアルーデンベルクのみはその夢に大金が必要だったため犯行に及んだ。しかし外の世界は壊滅しているため彼女が黒として勝つことができても結局その100億円は紙切れ同然であった。そうなったら彼女はおそらく絶望しきってしまうだろう。そう思うと彼女の行動は絶望的に滑稽である。
と書かれている。その文に狛枝は、
狛枝「.....仮にも夢(希望)を追いかけて最後まで足掻いたのであろう人をこんな風に書くのはいただけないね。」
と内心ガチギレ一歩手前の怒りを抑えながらその様な事を言う。その言葉に七海は、
七海「.....狛枝くん、怒るのは理解できるけど今は脱出するのが最優先だから抑えて。それにこんな風に書く人なんてあいつ以外いないんだから怒るだけ無駄だよ。」
と狛枝を嗜める。その言葉とは裏腹に七海も少し怒っているのを隠しきれてはいなかった。しかし狛枝がその事を追求するわけもなく、
狛枝「.....そうだね、さっさと脱出してしまおうか。」
と言いながらタッチパネルに、
「お金」
と入力する。すると、
—ガチャ....
と鍵が開いた様な音がなる。それを確認した七海は、
七海「開いたみたいだね。後何個こう言うのがあるのかわかんないけど早く脱出出来るといいんだけど.....」
とその様な事を言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「そうだね。まぁここで話していても意味はないし早く次の部屋へ行こうか。」
と返しながら扉を開けるのであった.....