扉を開けるとそこは次の部屋の景色が広がっていた。その部屋はまるで教室の様なところになっており窓もある。窓から外を見るとここはかなり高い部屋だとわかる。狛枝の記憶ではここに見覚えはない。しかし狛枝はこの景色に何処か懐かしさを感じていた。
狛枝(何故だろう.....この景色に見覚えはないはずなのに何処か懐かしさを感じている.....)
と狛枝がその様な事を考えながら七海の方を向くと、
七海「......え?」
としばらく呆然とした後にその様な事をぽつりと言う。その様子に狛枝は、
狛枝「七海さんはここが何処かわかる?」
と七海が何か知っているのを理解しその様な質問をする。その質問に七海はハッとし、
七海「あ、ごめん.....もう一回言ってくれない?」
と聞こえていなかった様でその様な言葉を返す。その言葉に狛枝は、
狛枝「いや、七海さんの様子からしてこの景色に何か覚えがあるのかなって。」
ともう一度同じ質問をする。その質問に七海は、
七海「う〜ん.....見覚えはあるんだけどちょっと覚えてない.....かも。」
と言う。その答えに狛枝は、
狛枝「.....そっか。それなら仕方ないね。」
と内心嘘だと知りながらもそう七海に言う。その狛枝の思考を知ってか知らずか、
七海「教室みたいだけど扉に鍵がかかってて外に出れないね。」
と教室の扉をガチャガチャさせながら言う。その事に狛枝は、
狛枝「となるとここも何か特定のことをして扉を開けるのかな?とはいえそれらしいものは見当たらないけど.....」
と言いながら教室内を見渡すが特に変わったものはない。その事に七海は、
七海「脱出ゲームで謎解きが見当たらないって状況の時はチャイスタイムか何かイベントが起きる前ってイメージがあるけど.....」
と呟く。その言葉に狛枝は、
狛枝「その二つも起こりそうにないね。一応前の部屋に戻るって言う手もあるけどどうしようか?」
と七海に聞く。その質問に七海は、
七海「う〜ん....」
と少し悩んでいると、
??「その必要はないよ、狛枝くんに七海さん。」
ともはや聞き馴染んだ能天気な声が教室内に響き渡る。その声を聞いた二人は声のした方向を向くと、いつものようにモノクマが現れる。その姿を見た狛枝は、
狛枝「これもお前の仕業か。」
と呆れ気味にそう言う。そして七海は、
七海「モノクマ.....ここにもいたんだね。」
とここでは初めて遭遇したらしくその様な事を言う。するとモノクマはゆっくりと七海の方を向き、
モノクマ「.....まったく、ボクと狛枝くんだけじゃなくて七海さんまでいるなんてね。流石のボクでも君がいるって気づいた時は驚いちゃったよ。」
とその様な事を言うのであった.....