妖夢に寝室まで案内された狛枝は布団で横になっていた。そして、
狛枝(.....情けないな。妖夢さんと西行寺さんに迷惑をかけてしまった。次宴会を開く時に何か謝礼の品を準備しないと....)
と狛枝が考えていると、
妖夢「ご気分はいかがでしょうか?」
と妖夢が部屋へ入ってくる。その言葉に狛枝は、
狛枝「多少マシになったかな.....」
と答えながら体を上げる。その答えに妖夢は、
妖夢「それはよかったです。でもまだ顔色が悪いですし寝ててください。冷たいものとかご用意しましょうか?」
とまだ心配している様でそう言ってくる。その言葉に狛枝は、
狛枝「いや、そこまでしてもらわなくてもいいよ。このくらいなら少し横になってれば大丈夫だし。そうだね....物は必要ないんだけど昼の12時くらいに起こしに来てくれると助かるな。」
と答える。その答えに妖夢は、
妖夢「分かりました。では私はこれで。」
と言い部屋を出て襖を閉める。そして再び一人になった狛枝は目を瞑り眠りへとつくのであった.....
—これはコロシアイ修学旅行での出来事
狛枝「七海さん、急に呼び出してどうしたんだい?」
二つ目の学級裁判が終わった直後、狛枝は七海にビーチに呼び出されていた。特に断る理由もなかった狛枝は言われた通りビーチに行くとそこにはすでに七海の姿があった。七海は狛枝の質問に対して、
七海「こんな時間にごめんね。ちょっと大事な話をしたくて呼んだんだ。」
と真面目な表情でそう言う。その表情を見た狛枝は何か重要な事だろうと言う事を察して、
狛枝「大事な話、ね。それならボクなんかじゃなくて日向くんあたりを誘った方が良かったんじゃないかな?」
と自身も大真面目に会話をする事にした。狛枝の質問に七海は、
七海「この件は狛枝くんじゃないとダメなんだよ。」
と答える。その答えに狛枝は、
狛枝「.....ボクじゃないといけない?一体どう言う要件なのかな?」
と七海に問う。その問いに七海は、
七海「.....狛枝くんはさ。絶望が嫌いなんだよね?」
と七海はそう言葉を紡ぎ始める。七海のその言葉に狛枝は小首を傾げながら、
狛枝「まぁそうだけど....それがどうかしたのかい?」
と七海に問う。その問いに七海は、
七海「....もしもの話なんだけど、一度絶望に堕ちてしまった人がもう一度希望に戻ろうとする事って狛枝くんからしたら許せない事かな?」
とその様な質問をしてくる。その質問に狛枝は少し考えた後、
狛枝「.....難しい質問だけど、絶対に許せないとは思わないかな。一度絶望に堕ちてしまったのは残念だけどそこからもう一度希望に舞い戻ってくれるならそれは光り輝く希望って言えそうだしね。」
と答える。その言葉に七海は少し表情を和らげた後何かを言おうとするが、
狛枝「ただ。」
と言う言葉にその言おうとしていた言葉は遮られてしまう。そして狛枝は、
狛枝「希望から絶望に堕ちてしまったって事はそれはとても罪深い事だ。しかもその人が希望から堕ちたって言うのは普通の人が絶望に堕ちるのとはわけが違う。普通の人が絶望に堕ちたところで他の人への影響はあまり出ないけど、希望の象徴と言われる人たちが絶望に堕ちてしまうと他の一般人にもその絶望は伝染する。そして一般の人とは言え友人や恋人、家族などのコミュティがあるからそのコミュニティ内の人間に絶望が感染していって....とこれが続いていくんだ。一般の人数人がが絶望に堕ちただけならまだどうにかなるだろうけど仮に一般の人じゃなく希望の象徴である、「超高校級」の才能を持つ者たちだったのであれば....その人たちの絶望堕ちは許してはいけないと思う。」
と付け加える。その言葉を使う聞いた七海は少し表情を曇らせ、
七海「....そっか。」
と困った様な顔でそう言う。その七海の様子に狛枝は、
狛枝「.....ところで一体どうしてそんな質問をしたんだい?」
と問い詰める事にした。その狛枝の問いに七海は、
七海「一応の確認....って感じかな。」
と答える。その答えに狛枝は、
狛枝「なんでそんな確認を?」
とさらに問い詰める。その問いに七海は、
七海「.....ごめん。それは言えない。」
と申し訳なさそうに言う。その言葉を聞いた狛枝は、
狛枝「.....わかった。」
と言う。その言葉に七海は、
七海「....聞きださなくていいの?」
と少し意外そうに言う。その言葉に狛枝は、
狛枝「七海さんが一体何を知ってるかは知らないよ。ただ七海さんのことだからみんなの害になる事はしないだろうし、ボクにした質問もきっと君目線では意味のある事だったんだろう。それならこれ以上はプライベートだし聞く必要なんてないし、失礼でしょ?」
と答える。その答えに七海は、
七海「....狛枝くんって変だね。」
と少し笑顔を浮かべる。その言葉に狛枝は、
狛枝「え、なんでボク急に貶されたの?」
と心外そうにしている。その狛枝の様子を見た七海は、
七海「ああ、ごめんね。悪い意味で言ったわけじゃないんだ。言い方を変えるね。.....変なところで真面目で優しいって感じ。」
と言い方を変える。その言葉に狛枝は、
狛枝「結局貶してないそれ?」
とつっこむと七海は、
七海「ふふ.....あはは、よく考えたらそうだね。」
と楽しそうに笑いながらそう言う。その七海の様子に狛枝は疑問を持ちながらも、
狛枝(まぁ七海さんが楽しそうだしいいか....)
と、そう結論づけるのであった....