狛枝凪斗の幻想入り   作:通りすがりの希望厨

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ちょっと書き溜めが少なくなってきたね....そろそろ一気に描き始めるとするか....


208話 咄嗟な行動で自分の首を絞める

—そしてそれから数分経った頃

 

レミリア(....やっぱり恥ずかしいわね。)

 

とレミリアは今現在の状況に対してそう思う。今の状況はと言うと狛枝はレミリアを極力視線に入れないようにしながら体と髪を洗い湯船に浸かっている。そしてレミリアはと言うと一旦湯船から上がり元々置いてあった椅子にちょこんと座っている。

 

レミリア(話すのは気恥ずかしいけど、それはそれとして一緒の空間にいるのに喋らないって言うのは少し残念ね....でも今の状態で私がまともに話せるのかは疑問だけど....)

 

などと考えていると、急に肌に何か塗られた感覚を覚える。それにレミリアは、

 

レミリア「っ!?」

 

とびくっと体を動かす。そして手にメモの様な物が握られてる事に気付きその内容を見る。そこには、

 

 『パチュリー様特製の吸血鬼用の耐水オイルを勝手ながらお嬢様に塗らせていただきました。これでお嬢様でも問題なくお湯に浸かれます。では心置きなく狛枝といちゃいちゃ.....」

 

とそこまで読んだところでレミリアはその紙を破り捨てる。そして、

 

レミリア「するわけないでしょ!?」

 

とそう言うと、

 

狛枝「レミリアさんどうかしたのかい?」

 

とあまりこちらを見ない様にしながら狛枝が話しかけてくる。その言葉で冷静になったレミリアは、

 

レミリア「ああ、ごめんなさい。少し取り乱しちゃったわ。(落ち着け私.....平常心、平常心....)」

 

と平静を装いながらそう返す。その返しに狛枝は、

 

狛枝「そっか。それならいいんだけどね。」

 

と言い再び二人の間に沈黙が流れる。沈黙から約数分経った頃、

 

レミリア(....ちょっと肌寒くなってきたわね。咲夜が耐水オイルとやらを私に塗ったらしいからお湯には浸かれるんだろうけど....それだと凪斗との距離が縮んでしまうと言う事に他ならない。それはちょっと心の準備ができていないと言うか.....)

 

とそうレミリアがどうしようか考えていると、

 

狛枝「....ああ、レミリアさんお湯に浸かりたいんだね?ごめんね気が利かなくて。ボクと一緒に入るのは嫌だよね。ボクは適当に端っこの方で座ってるからレミリアさんは自由に浸かってくれていいよ。」

 

と言いながらお湯からあがろうとしている。その狛枝の行動にレミリアは、

 

レミリア「あ、待って!」

 

とそう静止の言葉を言ってしまう。その言葉を言ったレミリア本人もなぜ自分がその言葉を口にしたのかは理解しておらず、俗に言う頭より先に行動していたと言う状態に陥っていた。しかしそんなことは狛枝が知る由もないため、

 

狛枝「?どうかしたかい?」

 

とそうレミリアに問う。その問いにレミリアは、

 

レミリア(どうしよう....咄嗟に言っただけだから止めた理由が全くない....)

 

と内心どう答えようかと悩んでいると、

 

狛枝「レミリアさん?」

 

とそう狛枝が心配そうにしながら言う。その言葉を聞いたレミリアは、

 

レミリア「(.....えぇい、ままよ!)一緒に浸かりたいから....上がらないで欲しいの....」

 

と意を決してそう言うのであった....

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