そのようなことがありながらもそれからは特に変わったことは起きず、そのまま宴会の前日まで日は過ぎていった。そして、
レミリア「ふぁ....まだ19時か....。」
と起きたレミリアがそのような事を言う。あれからレミリアは狛枝と特に話すことはなく、レミリアからも話しかけることはなかった。その理由は、レミリア自身が「あんなことがあったのにすぐに話しかけるものどうだろう....」と感じ....簡潔に言えば気まずくなったからである。しかしそう狛枝との会話から逃げ続けるのは今日までが限界である。なぜなら....
レミリア「一緒に手伝いに行くって言っちゃったからね.....」
とそう過去の自分の発言を忌々しく思いながらそうレミリアは呟く。別に狛枝と会うこと自体が嫌と言うわけではない。しかし乙女心的にはまだ少し恥ずかしいと言うだけである。500年生きていると言うのにそのような事を思ってしまう自分に思わず、
レミリア「我ながらうぶなことね。」
とそう自嘲しながら言う。しかし一人こうして考えていても堂々巡りなのはレミリア本人も理解していたので、
レミリア「.....とりあえず、水を取りにいきましょうか。」
とそう言い自身の部屋から出るのであった....
—食堂
一人食堂に来たレミリアはとりあえず席に座る。すると、
咲夜「おはようございます、お嬢様。お食事は何になさいますか?」
と何処からともなく現れた咲夜がそうレミリアに聞く。その質問にレミリアは、
レミリア「そうね....とりあえず水だけでいいわ。」
とそう答える。そしてレミリアがそう答えた次の瞬間には、
咲夜「どうぞ。」
と言う声と共に机にはコップに注がれた水が置かれてある。それを確認したレミリアはそのコップを手に取り半分ほど飲んだ後、
レミリア「はぁ.....」
とそうため息をつく。そのレミリアの様子に咲夜は、
咲夜「...お嬢様、そろそろ狛枝と話してみては?お嬢様のそのご様子からして何があったのかは大体予想がつきますがあれはお嬢様の気持ちがわかったところで少なくとも表面的には以前と同じように話してくれるはずですよ?」
とそう助言をする。その助言にレミリアは、
レミリア「それは分かっているのだけど....まだ心の準備が出来ていないのよ。」
とそう答える。その答えに咲夜は、
咲夜「ですが明日はもう宴会が開催されます。以前の予定通りお嬢様と狛枝、そして私が宴会の用意の手伝いをすることになりますがそうなれば嫌でも遭遇してしまいますよ?それと、最近のお嬢様は狛枝を避けすぎです。気持ちは理解できますがいつまでもその様子だと彼も勘違いを起こしてしまうのでは?」
とそう警戒する。その警告を聞いたレミリアは再びため息をつきながら、
レミリア「それはわかってるのだけどね....」
とまだ決心がつかない様子だ。その様なレミリアの様子を見ていた咲夜は、
咲夜(お嬢様がここまで誰かについて悩むのは珍しい。それだけ狛枝の事が好きだと言う事なのでしょうが....この様子だとその好意が成就するかは怪しいですね。)
と内心主人の恋愛の行く末を心配するのであった....